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ラグビー コラム 2023年8月18日

ラグビー日本代表、4人の追加メンバーを発表。ラピースは「できることはすべてやり切る」と語る

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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ピーター・ラブスカフニ

8月18日、ラグビー日本代表の取材対応が行われ、併せて残りのラグビーワールドカップメンバーが発表になった。先日の壮行会も欠席していたLOジェームス・ムーア(浦安D-Rocks)が、コンディション不良のため、メンバーから離脱となった。そのため、今回の追加発表は以下の4名となった。

LO ヘル ウヴェ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
LO サウマキ アマナキ(コベルコ神戸スティーラーズ)
LO ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)
FL ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)

FL(フランカー)ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)

「日本を代表できることは名誉であり、光栄なこと。本当に興奮し、この機会に感謝している。これからの旅が楽しみ。ケガで長く離脱して、チャンスを掴むために準備をしてきたが、レッドカードをもらってまた難しい状況になってしまった。しかし、何が起こっても落ち着いていたと思う。

自分の思いを胸に、やるべきことは全てやろうとした。何の保証もないことはわかっていたが、とにかく自分のすべきことをまっとうして、今は非常にうれしい気持ち。どんな形であれ貢献したい。1人の選手としてチームの一員となってワールドカップへ行くことはとても大きなこと。できることはすべてやり切るつもり」

ワーナー・ディアンズ

LO(ロック)ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)

「15日の発表の前に、ジェイミーから話があって、ケガ治して戻ってきてと言われた。ワールドカップでは自分の身長を活かして空中戦に勝ちたい。高校から日本に来て、いろんな人に助けてもらって、いろんなチャンスをもらって、桜のジャージーを着ることはすごくうれしい。ワールドカップの試合に出て、チームに貢献できるようにがんばりたい。イタリア戦は厳しいが、チリ戦には間に合いたいと思う。ベスト8に行きたい」

LO ヘル ウヴェ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)

「ワールドカップに行きたいと思っていて、2回目なのですごくうれしい。(メンバー入りを聞いたのは)今日。家族はビックリしたと思う。3人だったから、わからなかったしケガもあった。ケガが良くなって、今日の練習からフルコンタクトした。ワールドカップまでには100%だと思う。

(拓殖大学で一緒だった具智元と再びワールドカップに出場)めちゃめちゃうれしい。大きな舞台に2回立てることになり、誇りに思う。今でも夢の舞台。ワールドカップはベストな選手が集まって優勝を目指す。その一部にいられるのがうれしくてたまらないので、ベストを尽くす。

LO サウマキ アマナキ(コベルコ神戸スティーラーズ)

「ちょっとフランスまでは見えなかったが、自分のベストを毎日出していた。(ワールドカップのメンバー入りを言われたのは)今日の朝。まだ驚いている。今日、忙しかったので、終わったら家族に電話する。試合に出たらボールキャリーとか、フィールドの中でがんばる」

PR(プロップ)シオネ・ハラシリ(横浜キヤノンイーグルス)

「メンバーに入ってびっくりした。最初に伝えたのは親。『メンバーに入ったよ!』と言ったら、お父さんは泣いていた。PRとしてはテクニックとしてはまだまだ。長谷川慎コーチに毎日教わっている」

PR クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)

「すごく誇りに思うし、素晴らしいチャンスを得たと思っている。メンバー入りが決まって、最初に父に電話をした。『何年ものハードワークが報われたね』と言って喜んでくれた。本当に最高の瞬間だった。週を追うごとに勝つために何が必要かをチームとして理解していったし、とにかく正しい時にピークを持っていくことが何より重要だと感じている。

(埼玉パナソニックワイルドナイツの選手が多く選ばれた)すごくやりやすい。特にフロントローはたくさんいるので、今までずっとやってきていることが大きい。バックラインにも仲間がたくさんいるので、その点も心強い。長田や福井もメンバーに入るに値する働きをする選手だし、日本ラグビーの未来」

LO/FL ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)

「非常にワクワクしている。ワールドカップはラグビー選手であれば、誰しもが出場を目指す頂点の舞台。コーチ陣は選手たちにオン・オフ切り替えのタイミングを与えるのがうまい。自分はあまりうまくないが、ゴルフを楽しんでいる」

FL ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)

「とても幸運だと思っている。今年はケガもあったし、素晴らしい選手もいっぱいいたので選ばれるチャンスはないと思っていた。だから、非常に興奮している。リハビリをしながらの合宿参加だったが、代表でプレーするレベルに戻ること、今回がダメでも次のワールドカップでチャンスを掴めるように、というモチベーションでトレーニングをしていた」

SH(スクラムハーフ)齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)

「素直にうれしかった。すごく光栄だと思う。4年前から本気で目指していたので、そう考えると確かにうれしい。今年で代表入って3年だが、速いラグビーやるためのテンポやキックが大事になってきて、自分の強みとも重なると思う」

SH 福田健太(トヨタヴェルブリッツ)

「どこかで来たチャンスをものにするようがんばりたい。いつでも大丈夫。もし、代表に入ってなかったら、ワールドカップのスコッドに明治大学卒が途切れてしまうと思っていた。100周年ですし、明治のOB・ファンの方も期待していると思うので、いい報告ができるようにがんばりたい」

SO(スタンドオフ)李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)

「一緒に戦ってきた仲間のために責任と覚悟を持って、ワールドカップに挑みたい気持ちでいっぱい。山中さんは発表の直後に僕のところに来て、「ゴールキックもキックも自信を持ってやってこいよ」と言ってくれた。山中さんのためにも頑張りたいと思った」

CTB(センター)ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)

「メンバーに選ばれてすごくうれしい気持ちと誇らしい気持ちになった。自分もそうだが、全員がベストを尽くして、良い大会にしなければいけないと言う気持ちだと思う。13番は一番好きだし、長くやっているポジションだが、チームのためならどのポジションを任されても構わない。

選ばれて、まず家族に連絡した。すごく喜んでくれたけど、まだ離れているので正直、実感があまり湧かないと思う。多分、両親が全試合を見にきてくれるが、僕が日本代表のジャージーを着た試合を見るのは初めてだからね」

CTB 中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)

「光栄なことだと思うし、やっぱりうれしいが責任は感じる。(浦安合宿ではBチームが多かったが)焦らないでピーキングをワールドカップに持っていこうと言い聞かせていたが、まずセレクションに選ばれないといけない。気持ちが動いたときもあったが、比較的自分をしっかり持ちながら整えていった。決まったことなので、自分のパフォーマンス、チームのパフォーマンスに準備していきたい」

WTB(ウィング)セミシ・マシレワ(花園近鉄ライナーズ)

「まず、妻と子供に伝え、そしてフィジーにいる両親と兄弟に電話をしました。みんな喜んでいたし、私の成し遂げたことを誇りに思ってくれていた。特に妻は、私が長くケガで苦しんでいる時期に、いつもそばで見守って支えてきてくれただけでなく、私が前に進めるように背中をずっと押し続けてくれた。

(ワールドカップに持っていくものは)このブレスレット。6歳の長男が作ってくれた。長男のフレッチャー、次男のマイルズ、妻のララの名前と、私はクリスチャンなので『GOD』と入っている。これを身につけて行く。それから卓上に飾れる家族の写真をもらったので、それを持って行く」

FB(フルバック)/WTB 松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)

「(3度目だが)もちろんうれしい。今回は集大成となるくらいの意気込みでいく。自分の気持ちがどこまで続くかわからないので、最後のような気持ちでやりたい。フランスでやっていた分、あっちで応援してくれていた人に会うのも楽しみだし、思い切ったプレーでワクワクさせるようなプレーがしたい」

取材/文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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