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ラグビー コラム 2023年6月16日

東海大学vs.帝京大学、リーグ戦と対抗戦の王者が小田原で激突。ラグビー関東大学春季交流大会

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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東海大学vs.帝京大学

今季のラグビー関東大学春季交流大会も終盤戦に突入した。6月18日(日)、神奈川・小田原市の城山陸上競技場で、ホームの東海大学(昨季関東リーグ戦1位)が、大学選手権覇者の帝京大学(関東対抗戦1位)を迎える。昨季のリーグ戦&対抗戦の王者同士の激突だ。

東海大学は今季から春季大会のホーム戦を「小田原合戦」と銘打って大学に近い小田原で開催しており、5月7日は早稲田大学(対抗戦3位)を迎えたが、19-33で敗戦した。なお、昨年の春季大会では対決は帝京大学が東海大学に59-21で快勝している。

2勝2敗で4位(勝ち点10)につけている東海大学は、この試合が春季大会の最終戦で、しかも小田原で行うホーム2試合目が王者・帝京大学ということで、今季の力を図る絶好の相手となろう。

一方の帝京大学は前節の明治大学戦が台風の影響で中止、引き分け扱いとなり2勝1分で、暫定3位(勝ち点12)につけている。この試合を含めて、残り2試合を勝利すれば優勝の可能性も十分ある。

まずはホームの東海大学のメンバーから見ていこう。4年生が教育実習中ということで、FB(フルバック)谷口宜顕主将、BK(バックス)リーダーの1人、SO(スタンドオフ)武藤ゆらぎらが不在のため、ゲームキャプテンはNO8(ナンバーエイト)アフ・オフィナ(4年)が務める。

東海大学

FW(フォワード)はPR(プロップ)にシアレ・オトゥホウマ、本田啓(ともに3年)、HO(フッカー)下江康輔(4年)で第1列を構成。LO(ロック)も中山竜太朗、今井郁太の3コンビ、バックローはNO8オフィナに加えて、FL佐々木浩祐(4年)、薄田周希(2年)の2人だ。

BKはSH(スクラムハーフ)竹田怜央、SO本山嵐士の4年コンビ、CTB(センター)は何松健太郎(4年)と近藤翔耶(3年)、バックスリーは不動の両翼WTB(ウイング)岡村優太中川湧眞3年の2人、FBには田代諒介(3年)が入った。

控えにはHO菊谷蒼波(3年)、PR奥田玲大、佐藤颯人(ともに4年)、LO川瀬悠河(3年)FL/NO8ヴィリアミ・マフィ(2年)、SH辻時羽(3年)、SO/CTB廣田真士(2年)、新人のCTBウェスリー・トンガ(東海大大福岡)、FL弓部蒼生(4年)、明治大学戦では先発した南アフリカ出身のルーキーSO/FBコンラッド・セブンスター、CTB古屋健太朗(2年)が名を連ねた。

春からFW、BK一体となってボールを動かす練習を重ねているという東海大学としては、やはりアタックから主導権を握りたい。そして、春の課題に上がっているスクラム、ラインアウトは王者相手にどこまで通用するかチャレンジとなるだろう。いずれにせよ春季大会のラストゲームだけに、春にやってきたことを出し切りたい。

帝京大学

続いて帝京大学フィフティーン。FWはキャプテンHO(フッカー)江良颯(4年)を筆頭に、今季伸びているPR平井半次郎(3年)とPR上杉太郎(4年)が第1列に入った。LOは本橋拓馬(3年)と尹礼温(4年)のコンビ、バックローはFL青木恵斗(3年)、副将の1人、FL奥井章仁(4年)、NO8延原秀飛(4年)と不動の3人だ。

BKはSH李錦寿(3年)とハーフ団を組むのはSO井上陽公(4年)、SOもできる小村真也(3年)はFBに入った。CTBは久木野太一(3年)と戒田慶都(4年)のコンビ、両翼はエースのWTB高本とむ(4年)と、1年生で唯一先発する青柳潤之介(國學院栃木)が務める。

ベンチには突破力に長けたHO當眞蓮(3年)PR梅田海星(3年)、1年のPR森山飛翔(京都成章)、LOシミオネ・シュミット(4年)、FL/NO8ダアンジャロ・アスイ(4年)、SH上村樹輝(3年)、CTB上田倭士(1年/大阪桐蔭)、WTB神田陸斗(2年)FL倉橋歓太(3年)、FL森元一気(3年)、CTB/FB松澤駿平(3年)が入った。

相馬朋和監督が率いて2シーズン目を迎えている帝京大学としては、武器である接点とセットプレーを軸に戦い、隙があればBKでも取り切りたいところ。HO江良キャプテンを筆頭に、FL奥井、NO8延原ら昨季の優勝メンバーが揃うFWで優位に立ち、無敗のまま、6月25日に行われる早稲田大学(対抗戦3位)との最終戦に臨みたい。

「シーゲイルズ」こと、東海大学がホームでリーグ戦王者の意地を見せるのか。それとも大学チャンピオンの「紅き旋風」帝京大学がその強さを発揮するのか。6月18日(日)、小田原市の城山陸上競技場でのリーグ戦と対抗戦の王者同士の激突はどちらに軍配が上がるだろうか。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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