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ボールが滑るコンディション、反則によって、序盤はエリアを一進一退。ホームグラウンドで大会2勝目を挙げたい法政大も、立正大CTBキニ・ヴィエダタのハイパント攻撃に対処。ハイパントに苦戦した昨季対戦と同じ轍は踏まなかった。
先制点はそんな法政大だった。
HO仙波陸のジャッカルなどで失点を防ぐと、相手反則から左コーナーへ。肉弾戦となり、ショートサイドにポジショニングしたWTB松田陸空にSH山脇一真が反応。目の前のインゴールに飛び込み、5点を先取した。
フィジカルバトルにおいてもゲームキャプテンのLO竹部力が奮闘。ペネトレーターで司令塔もできるCTBキニ・ヴィエダタのキャリーも防ぎ、存在感を示す。
しかし立正大はモールに光明。
相手がラックで反則(ノット・ロール・アウェイ)。法政陣に侵入すると、まずは堅固なモールでこの日1本目。さらに2分後(前半34分)にも「相手ノットロールアウェイ→モール」というパターンで2連続トライ。12-5と逆転に成功した。
しかし粘る法政大も、相手反則からのモールによるトライで反転攻勢。2点差(10-12)に迫った。ところが前半終了直前だった。
立正大はFB清永修太郎がキック「50:22」を成功。ここからフェーズ攻撃を仕掛けると、序盤から鋭いタックル、ランでエナジーを与えていたSH三原大河が、防御裏へグラバーキック。
ここで法政大WTB松田が手を掛けてトライを防いだとして、ペナルティトライ。瞬間的な反則を見逃さなかった、清水建設江東ブルーシャークスのチームレフリーでもある新藤遼太郎レフリーの判断が光った。
法政大は前半を10点ビハインド(10-19)で折り返すことになり、さらに後半開始10分間は14人で戦うことに。
すると後半開始直後にWTBハインリッヒ・フルックスにインターセプト・トライを許し、ビハインドは14点(10-24)に。
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