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ラグビー コラム 2023年5月26日

日本大学、開幕3連勝なるか。昨季敗戦の法政大学と激突。第12回関東大学春季交流大会

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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日本大学 vs. 法政大学

第12回関東大学春季交流大会のBグループで、5月28日(日)、2勝の日本大学と、1勝2敗の法政大学が相まみえる。

日大には、昨季の雪辱を期する者もいるだろう。

昨季4位だった関東大学リーグ戦1部、同6位になった法大戦に14-30で敗戦。リーグ序盤戦で初黒星を喫し、勢いを削がれた。

迎えた春季大会Bグループでは、ここまで無傷の2連勝。

立正大学に52-19で大勝して初戦白星。ただインパクトのある勝利は、2週間前の慶應義塾大学戦の勝利だろう。

序盤に大分東明出身、CTBジョアペ・ナコ、LOセコナイア・ブルの3年生コンビで先制トライ。その後はスクラム戦で終始圧倒。前半23分にはST(スクラム・トライ)でチーム3本目。盤石の土台を築き、48-26で2勝目を飾った。

日本大学スターティングメンバー

大会3戦目となる法大戦へ向けては、先発5人が変わり、フォワードではリザーブだったPR依藤和史(4年・東海大福岡)、両FLには共に京都成章出身の3年生である小池勇斗、四宮勇斗が入った。果たして今週のスクラムバトルの行方はどうか。

ハーフ団は変わらず、佐賀工業出身コンビ。守備にも優れるSH齋藤史哉(4年)、トライも獲れる好ランナーのSO徳永優太(3年)だ。スピードとパワー、好判断を備えたハーフ団の指揮に注目したい。

バックスの変更はCTB中山仁(2年・青森山田)、先発唯一のルーキーであるWTB浦川直輝(大分東明)の2人だ。攻防の主軸であるCTBジョアペ・ナコは、先週の13番から12番に変わっている。

一方、法大は大会初戦の慶大戦には31-65で敗れたが、WTB/FB石岡玲英キャプテン(御所実業)らが戻ってきて復調モードだ。

第2戦では主力を複数欠きながら立教大学に27-17で大会初勝利。しかし大会3戦目は筑波大学に15-28で敗れている。

法政大学スターティングメンバー

勝ち負けを五分に戻したい4戦目は、フロントローではPR渡辺明志(3年・佐賀工業)が3番に入った。

ロックには昨季主力のLO細川幹太(2年・國學院久我山)、FL山下武準(4年・法政二)、187cmのサイズがあるNO8高城喜一(4年・金光藤蔭)が先発入り。

さらに3年生FL森達喜がスタメンとなり、これで日大と合わせ、両軍の先発フランカー4人中3人が、2020年度の花園で準優勝を達成した京都成章メンバーとなった。

さらにバックスではルーキーのSO鈴木颯太(1年・秋田工業)が10番を託され、昨季より起用されてきたCTB田中大誠(2年・國學院栃木)も入った。

やはり1年生から主軸だったWTB石岡キャプテンのランは必見。ルーキーでは、1年生らしからぬフィジカリティでゲインを連発するCTB炭竈柚斗(報徳学園)にも注目したい。

因縁めく両軍の対決は、日曜日のお昼、午後0時55分からJ SPORTSオンデマンド限定でLIVE配信される。

焦点の一つは、やはりスクラム戦だろう。

慶大戦でのスクラムは圧倒的だった。スクラムで相手FWを破壊すれば、確実にエリアを前進できる。ミスを恐れずに果敢なアタックもできる。ノックオンをしてもスクラムで取り返せる可能性があるからだ。

法大としてもスクラムにはこだわりがあり、プライドを懸けたバトルになるだろう。もちろんラインアウトも重要なセットピースであり、ハイレベルな空中戦の攻防にも期待したい。

秋の関東リーグ戦、本番へ向けた前哨戦。果たして自信を深めるのはどちらか。

文:多羅 正崇
多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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