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ラグビー コラム 2023年5月22日

【ハイライト動画あり】新戦力躍動の筑波大学。地力証明の立正大学。ラグビー関東大学春季交流大会

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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前半36分にはルーキーの増山将(東海大大阪仰星)が、巧みなボディコントロールで防御戦を裂いた。4分後、スクラムからの一次攻撃で、2年生のCTB永山がふたたび突破。スピードを落とさない的確なパスをWTB中野に送り、チーム3本目が生まれた。

前半を19得点完封で終えた筑波大。

後半にはラインアウトモールでこの日初トライ。4連続トライで26-0として盤石のムードが漂った。

立正大もカウンターラックからトライ寸前まで迫るが、ここは筑波大の2年生SH高橋佑太朗がトライセーブの好タックル。相手をねじり上げるチョークタックルも効果大。連続攻撃を許さず、立正大の武器の一つであるバックスの攻撃力を封じた。

しかし昨季旋風を起こした立正大は、ここから崩れず、地力を証明した。

反則から敵陣左に侵入すると、ラインアウトモールを起点に粘り強くアタック。LO八木崇太がこの日初得点・初トライを奪い取り、5点を返した。

ところが、ここで筑波大の新戦力がふたたび輝く。

FB増山将がキックカウンターから強烈な加速力をみせ、左隅を突破。敵陣での得点チャンスを呼び込むと、HO平石颯がタックルを解いて突進。相手SH三原が追いすがったが、パワーでゴール下にねじ込んだ。

さらに終盤には今季初先発の2年生、昨季ルーキーながら主戦10番を務めたSO楢本幹志朗が、自陣22m付近から特大のキック「50:22」。一気に局面を反転させた。

ところが諦めない立正大は83分だった。

後半のペナルティ数はわずか「1」。得点されても規律は守った立正大は、敵陣でしぶとく波状攻撃。ゴール前でリーダーのCTBキニ・ヴェイタタがステップを切り、左隅で2対1を作り出す。最後は大野和馬がチーム2トライ目。敗戦は喫したが、点差を縮め、力強くフィニッシュしてみせた。

最後はトライを許したが、筑波大が33-10で開幕3連勝。筑波大の次戦は6月11日(日)、慶應義塾大学との対戦が待っている。

Bグループで唯一すでに4試合を消化した立正大は、同じ6月11日に法政大学と激突。法政大は昨季リーグ戦で立正大に大敗(18-64)を喫している。秋の関東リーグ戦へ向けて。雪辱を懸けて。それぞれの想いが交錯する一戦になりそうだ。

文:多羅 正崇
多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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