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ラグビー コラム 2023年5月11日

来季D1参戦は花園近鉄ライナーズか、それとも浦安D-Rocksか。運命の入替戦、最終第2戦!ジャパンラグビーリーグワンD1/D2入替戦

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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ビジターとして大阪に乗り込む浦安D-Rocksも正念場だ。

第1戦はスクラムを中心に19回のペナルティがあった(ライナーズ8回)。指揮するヨハン・アッカーマンHCも「チームとしての課題」と認める規律面を修正したい。

もちろんD1昇格に勝利は必須条件だが、3トライ差以上のボーナス1点を加えた勝点5を奪わなければ、勝点で並ぶことができない。前半にトライパターンを確立し、心理面で優位に立ちたい。

浦安D-Rocksスターティングメンバー

ライナーズの先発に変更がなかった一方、浦安D-Rocksは6人を変更した。

スクラム最前列にPR西川和眞、HOフランコ・マレーが入った他、ヴィンピー・ファンデルヴァルトがリーグ戦第4節以来の出場。

司令塔はオテレ・ブラックから、サンウルブズでもプレーしたクリップス ヘイデンに。

第1戦は本職15番だったイズラエル・フォラウは13番(センター)で先発。前所属のシャイニングアークスでも昨季入替戦の第2戦はセンターでの起用だった。ポジション最後尾は、好調のFB安田卓平だ。

またリザーブには早稲田大学出身のSH小西泰聖が入った。そして現役引退を発表したスコットランドの英雄、グレイグ・レイドローは入替戦第1戦に途中出場していたが、今回はメンバーを外れている。

天候はゲーム展開に大きく影響する。

気象庁が11日(木)に発表した土曜日の大阪は「くもり時々雨」。降水確率は70%だ。

2週続けての雨天となれば、一般的にハンドリングエラーは増える。プレー再開のスクラム回数も増加するため、やはりフォワード戦の優劣が重要になるだろう。

有終の美を飾るのはライナーズか、それとも浦安D-Rocksか。

大注目の決戦は、土曜日の正午にキックオフだ。

文:多羅 正崇
多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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