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ラグビー コラム 2023年5月11日

来季D1参戦は花園近鉄ライナーズか、それとも浦安D-Rocksか。運命の入替戦、最終第2戦!ジャパンラグビーリーグワンD1/D2入替戦

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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花園近鉄ライナーズ vs. 浦安D-Rocks

花園近鉄ライナーズがD1(ディビジョン1)残留を決めるのか。

それとも、浦安D-RocksがD1昇格を果たすのか。

ジャパンラグビーリーグワン2022-23の D1/D2入替戦。

5月13日(土)は、東大阪市花園ラグビー場で、D1で12位だった花園Lと、D2首位の浦安DRの第2戦が行われる。

第1戦はライナーズが36-14で先勝した。

今季D2(ディビジョン2)で圧倒的な攻撃力を誇った浦安D-Rocksだが、この日は雨天もありハンドリングエラーが増えた。プレー再開のスクラムで苦しみ、エリアを後退。イエロー3枚の規律にも苦しんだ。

一方のライナーズはSOクエイド・クーパーら昨季D1昇格の立役者が揃い、攻撃力がアップ。ビジターゲームで価値ある最大勝点「5」を奪った。

指揮官の水間良武HC(ヘッドコーチ)は、シーズンの課題だった守備についても「粘り強くでき、2トライに抑えることができました」と評価。

攻撃面についても「きちんとスコア出来ていたのは素晴らしかった」と選手を讃えた。

花園Lは得失点差22を手土産として、本拠地・花園に戻ってきた。地元で残留を決め、シーズンを歓喜で締めたいところだ。

花園近鉄ライナーズ スターティングメンバー

今季ラストゲームへ向けて、ライナーズは第1戦と同じ先発を並べた。

第1戦は後半開始からベンチに下がったクエイド・クーパーは、今季3度目の先発10番。9番ウィル・ゲニアと黄金コンビを組む。

スクラムで力を発揮した8人も変わらず。前戦トライを挙げるなどプレイヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたPR田中健太、スクラムマンのPR三竹康太。

そして引退を公表した35歳のHO樫本敦は、この試合がラストゲーム。「集大成」と位置づける大一番に臨む。

また第1戦ではトライもあったFL野中翔平キャプテン、日本代表のCTBシオサイア・フィフィタ、トライゲッターのWTBセミシ・マシレワ

頼もしい主力に成長しているのは25歳のCTB吉本匠。守備も堅固だが、プレイメーカーとしての判断、スキル、状況を打開できるランも魅力だ。

ビジターとして大阪に乗り込む浦安D-Rocksも正念場だ。

第1戦はスクラムを中心に19回のペナルティがあった(ライナーズ8回)。指揮するヨハン・アッカーマンHCも「チームとしての課題」と認める規律面を修正したい。

もちろんD1昇格に勝利は必須条件だが、3トライ差以上のボーナス1点を加えた勝点5を奪わなければ、勝点で並ぶことができない。前半にトライパターンを確立し、心理面で優位に立ちたい。

浦安D-Rocksスターティングメンバー

ライナーズの先発に変更がなかった一方、浦安D-Rocksは6人を変更した。

スクラム最前列にPR西川和眞、HOフランコ・マレーが入った他、ヴィンピー・ファンデルヴァルトがリーグ戦第4節以来の出場。

司令塔はオテレ・ブラックから、サンウルブズでもプレーしたクリップス ヘイデンに。

第1戦は本職15番だったイズラエル・フォラウは13番(センター)で先発。前所属のシャイニングアークスでも昨季入替戦の第2戦はセンターでの起用だった。ポジション最後尾は、好調のFB安田卓平だ。

またリザーブには早稲田大学出身のSH小西泰聖が入った。そして現役引退を発表したスコットランドの英雄、グレイグ・レイドローは入替戦第1戦に途中出場していたが、今回はメンバーを外れている。

天候はゲーム展開に大きく影響する。

気象庁が11日(木)に発表した土曜日の大阪は「くもり時々雨」。降水確率は70%だ。

2週続けての雨天となれば、一般的にハンドリングエラーは増える。プレー再開のスクラム回数も増加するため、やはりフォワード戦の優劣が重要になるだろう。

有終の美を飾るのはライナーズか、それとも浦安D-Rocksか。

大注目の決戦は、土曜日の正午にキックオフだ。

文:多羅 正崇
多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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