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ラグビー コラム 2023年5月10日

日本ラグビー協会、ニュージーランド協会と覚書を締結。今後、日本代表とオールブラックスの定期的な試合開催を目指す

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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リーグワンの東海林専務理事

リーグワンの東海林専務理事は、今回の覚書の締結について「リーグワンが2年目を迎え、グローバルプレゼンスを高めるために、ファンより楽しんでもらうために、さらに競技力を上げるために、非常に重要なものと捉えています」。

「ニュージーランド協会、日本協会が合意し、提携を深めていく中で、リーグワンも参画し、ニュージーランドのチームと関係を深める機会を得たことは喜ばしいこと。具体的な成果を早期に実現していきたい」と話した。

今回のパートナーシップの締結により、リーグワンのチームと、ニュージーランドのスーパーラグビーチームとの「クロスボーダーマッチ」の実現も現実味を帯びてきたと言えよう。

神戸製鋼でもプレーしたロビンソンCEO

ニュージーランド協会のロビンソンCEOは「このタイミングで、長い期間のパートナーシップを締結できてうれしく思いますし、我々にとってもシンボリックな1日になります。このパートナーシップは非常に大きなものだと申し上げたい。長い期間、いろいろこと一緒に取り組んでいきますし、この先もっともっといろいろつながりがあると思います」。

「オールブラックス、マオリ・オールブラックス、オールブラックスジュニアが定期的に日本にやってきて試合できることを我々も喜ばしく思う。日本のラグビーの発展に貢献したいし、ファンベースももっと広げていきたい。これからの両国の関係を楽しみにしています」と笑顔で話した。

現在、オールブラックスになるには、ニュージーランド協会と契約し、ニュージーランド国内のスーパーラグビーのチームでプレーすることが必須だ。ロビンソンCEOは「今の時点では(このレギュレーションの変更は)考えていないし、今回のパートナーシップが、レギュレーションにインパクトを与えるとは考えていません」と話すにとどめた。

今のところ、テストマッチの国際的なカレンダーが判明している2024年から2027年まで、オールブラックス、マオリ・オールブラックス、ジュニアオールブラックスの3つのチームのいずれかが来日し、試合を行うことが決まっているという。クラブ間や女子15人制、男女7人制などでの連携は今後、協議されて決まっていく予定。

「日本ラグビーの問題点は定期的にレベルの高い試合を用意できていないこと。その観点から見ると、毎年、黒いジャージが日本にやってきて、選手もターゲットにできますし、お客さんもニュージーランド代表や日本代表の選手が見られることは、競技力だけでなくファンベースを作ることにも大きいことだと思います」(岩渕専務理事)。

ロビンソンCEOは「今回のパートナーシップは、長い期間で、持続的かつ発展的なものにしていきたい。今回の発表はその第一歩です」と語気を強めた。日本ラグビー協会はニュージーランド協会の良いところを吸収しつつ、切磋琢磨して競技力、国際的な競争力を高めていくことになりそうだ。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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