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ラグビー コラム 2023年5月8日

【ハイライト動画あり】早稲田大学、春季大会で東海大学から11年ぶりの勝利。ラグビー関東大学春季交流大会

ラグビーレポート by 早稲田スポーツ新聞会
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モールでトライを狙う早稲田

5月7日(日)、激しい雨が降りしきる中、小田原の地で東海大学とのラグビー関東大学春季大会初戦が行われた。これまでの春季大会では、東海大に1勝5敗という対戦結果で、春の早稲田大学にとって天敵とも言える相手である。

試合は前半4分、フィジカルを強みに持つ東海大相手にモールの真っ向勝負で勝り、HO(フッカー)佐藤健次(スポ3=神奈川・桐蔭学園)がトライ。その後も、果敢に攻め入り、19-0まで点差を広げる。しかし、東海大も負けじと本領を発揮し、早大は2トライを献上。26-14で前半を折り返した。後半は、前半とは一変し、スコアレスな状況が続く。最終的に、両校が1つずつトライを奪い、33-19で早大が勝利を収めた。

前半はFW(フォワード)、BK(バックス)が一体となり、敵陣でのプレーが続いた。開始3分、東海大のオフサイドが続き、自陣22m付近から敵陣ゴール15mまで前進。ラインアウトからモールを組んでドライブしていき、先制点を獲得した。

前半10分には、敵陣ゴール10mのセンタースクラムからフェーズを重ね、SH(スクラムハーフ)宮尾昌典(スポ3=京都成章)がディフェンスの隙を見事に突いてキック。WTB(ウィング)磯崎錬太郎(商4=徳島・城東)が素早く反応し、走り込んでトライを挙げた。

ゲインするSO伊藤大祐主将

試合の主導権を握った早大が、前半14分までに19点を獲得する。「試合の入り、モールでの押し勝ちともに良かった」(佐藤)。「試合のスタートは非常に良かった」(大田尾竜彦監督、平16人卒=佐賀工)と立ち上がりの早大は好調であった。

その後、東海大は度重なるオフサイドによりシンビン。数的有利な状況が続くも、東海大の素早く、力強いプレッシャーに押され、2トライを献上する。前半34分、SH宮尾が得意とするランでディフェンスの隙間をブレイク。最後はFL(フランカー)永嶋仁(社4=東福岡)がインゴールへ押し込んだ。中盤、東海大に流れをつかまれたが、相手に刺さるタックルでリードを守り26-14で前半終了。

関東大学春季交流大会2023 Aグループ

【ハイライト動画】東海大学 vs. 早稲田大学、早稲田が春季大会で11年ぶりの勝利

後半、悪天候の影響により両チームにハンドリングエラーが見られ、キック、セットプレーが多くなる。そのなかでも、ラインアウトでは「今年はマックスリフトといって、ジャンパーの選手が良い高さでリフトを上げてくれるので、投げやすい」と佐藤が語るように、LO(ロック)池本大喜(文構4=東京・早実)らを筆頭に抜群の安定感を見せる。

また、公式戦初出場の両PR(プロップ)門脇浩志(スポ3=神奈川・桐蔭学園)、下村勇貴(文3=東京・早実)は、安定したスクラムに大きく貢献した。後半14分、またしてもモールで東海大を圧倒し、佐藤がグラウンディング。その後は、一進一退の攻防が続き、後半39分に自陣ゴール5m前からモールで押し込まれ、トライを許したが、早大が逃げ切り試合は終了。

昨季、課題となっていた試合の入りで相手を圧倒できたことが、今日の勝利の一因となった。また、コンディションが悪く、セットプレーや接点が重要となる試合で、東海大に勝利できたのは大きな収穫であろう。今季から見直したタックル評価方法や強度の高い練習が、早大のレベルをさらに引き上げる。大田尾監督が言及した「試合の波」を修正し、次戦の明大戦での白星を期待したい。

文:長野恵治/写真:川上璃々(早稲田スポーツ新聞会)

早稲田スポーツ新聞会

早稲田スポーツ新聞会

1959(昭和34)年創刊。人気の野球、ラグビーを中心に早大体育会44部をくまなく取材し、年12回の新聞発行およびWebやSNSによる情報発信を行う。現在部員170名で活動。»早スポHP»Twitter»Facebook

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