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ラグビー コラム 2023年4月28日

初戦10トライの慶應義塾大学と、80分のディフェンスが課題の立正大学の対戦。ラグビー関東大学春季交流大会Bグループ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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慶應義塾大学vs.立正大学

関東大学ラグビー春季大会は、4月23日(日)にBグループ(関東大学対抗戦:慶應義塾大学、筑波大学、立教大学。関東大学リーグ戦:日本大学、立正大学、法政大学)も開幕し、筑波大学、日本大学、慶應義塾大学の3校が白星スタートを切った。

30日(日)には第2節で2試合が行われ、慶應義塾大学(昨季対抗戦4位)が、昨季リーグ戦1部に再昇格し、大学選手権出場争いを演じた立正大学(リーグ戦5位)をホームの神奈川・慶應義塾大学グラウンドに迎える。

今季、新たにOBで名FL(フランカー)としてキャプテンも務めた、青貫浩之監督が就任した慶應義塾大学。2週間前の練習試合では、昨季のリーグ戦で3位となり「台風の目」となった東洋大学に50-14で快勝。先週の春季大会開幕戦もセットプレー、キッキングゲームなどで強みを見せ、10トライを重ねて、65-31で法政大学(昨季リーグ戦6位)に快勝した。

好調を維持したまま春季大会の第2節を迎えるにあたり、前節の先発メンバーからFW(フォワード)2人、BK(バックス)2人を入れ替え、法政大学戦では控えから出場した選手4人を先発させた。

慶應義塾大学

FW第1列はPR(プロップ)は井上皓介(4年)が控えに回り、木村亮介(4年)が先発し、HO(フッカー)は昨季から主力となった中山大暉(3年)、キャプテンのPR岡広将(4年)はそのままスターターとなった。

バックファイブはNO8(ナンバーエイト)樋口豪(4年)がメンバー外となり、田沼英哲(3年)が先発に上がった以外は同じで、LO(ロック)は藤井大地(3年)とシュモック オライオン、FL(フランカー)は冨永万作(3年)、本郷海志(4年)のコンビとなった。

ハーフ団は1年から試合に出ているSH(スクラムハーフ)小城大和(3年)とハーフ団を組むのは副将の山田響(4年)ではなく、2年のSO(スタンドオフ)大川竜輝となった。CTB(センター)陣も前節と同じで三木海芽(4年)、山本大悟(2年)とタックラーが並んだ。

WTB(ウイング)は石垣慎之介(2年)と大野嵩明(4年)が引き続き入り、FB(フルバック)は伊吹央(2年)がベンチに下がり、キッカーも務める行徳冠生(4年)が上がった。

その他、ベンチにはHO山田空太、PR柳澤雄太、LO浅井勇暉、FL中矢健太(いずれも3年)、SH杉山雅咲、CTB小舘太進(ともに2年)、WTB/FB佐々仁悟(4年)、遠矢虎太郎、磯上凌(3年)が入った。

慶應義塾大学としては武器の激しいタックルと接点、そしてスクラム、ラインアウトからのモールといったセットプレーで上回ってペースを握り、前節同様にFW、BK一体となってトライを重ねていきたい。

一方、関東リーグ戦1部に再昇格した昨季、惜しくも大学選手権出場を逃した立正大学。先週の開幕戦は同じリーグ戦のライバル日本大学と対戦した。後半途中まで19-14とリードしたが、その後ディフェンスが崩れ、6トライを献上してしまい19-52で大敗してしまった。

この試合ではまず80分間、しっかりディフェンスすることができるかが焦点となろう。元日本代表SHだった堀越正己監督は4人のメンバー変更と、3人のポジション変更などメンバーを大きく変えて臨む。

立正大学

FW第1列は前節と同じでPR井川桃大朗(2年)、リーダーの1人PR佐藤大我(4年)、HOは三浦類(3年)が入った。LOは前節4番だった1年のFLヴィリケサ・リモリモが7番に下がり、昨季から中心選手だった八木崇太(3年)が入り、冨野泰空(3年)とコンビを組む。左FLには馬越涼(2年)がNO8からシフトし、NO8にはルーキーの平尾晃太(大阪商業大学高校)がデビューを果たす。

SHは真田晃守(2年)がメンバー外となり、控えだった越戸駿(3年)が9番を背負い、SO山田雄己(2年)とハーフ団を形成。CTBは南澤修斗(2年)が控えから上がり、ゲームキャプテンのCTBキニ・ヴェイタタ(4年)とコンビを組む。バックスリーはWTB齊藤瑠海奈(4年)、前節12番だった井村柊太(2年)が14番に下がり、FBは武田凱(3年)が引き続き務める。

控えは11人中6人が1年生というフレッシュな布陣となった。PR原口凌河、FL岩重拓海、SH宮川晴登(ともに1年、大分東明高校)、LO橋本優真(1年、常翔学園高校)、PR赤木謙心(1年、宮崎延岡星雲)、FB高橋遼成(1年、日本大学高校)。また、FL/NO8平林頼人(4年)、LO中森樹生(3年)、CTB高山瑛介(3年)、CTBフルックス ・ハインリッヒ(2年)、 WTB内海宏太(4年)が入った。

チームのアタックの柱であるNO8ユアン・ウィルソン(3年)をケガで欠く中で、1年生8人がメンバー入りしているが、セットプレーとディフェンスで粘りを見せて接戦に持ち込みたいところだ。

日本ラグビーのルーツ校である慶應義塾大学がホームで連勝して、さらに勢いに乗るのか。それとも立正大学が若き力の台頭で今季初勝利なるか。ともに春季大会の2試合目は4月30日(日)12時に慶應義塾大学グラウンドでキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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