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ラグビー コラム 2023年4月21日

大学選手権3連覇を目指す王者・帝京大学、昨季旋風を巻き起こした東洋大学との初戦。ラグビー関東大学春季交流大会

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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帝京大学vs.東洋大学

4月16日(日)からCグループで始まった第12回ラグビー関東大学春季交流大会。23日(日)からは昨年度の上位校が揃うAグループもスタートする。

Aグループは「関東大学対抗戦A」「関東大学リーグ戦1部」の前年度1~3位の6校、Bグループはそれぞれ前年度の4~6位の6校、Cグループは7・8位扱いと、「対抗戦B」「リーグ戦2部」の各1位扱いの6校が所属する。

昨季、関東大学対抗戦と大学選手権を制した帝京大学は、ホームである東京・帝京大グラウンドに、関東大学リーグ戦で旋風を巻き起こし、3位で大学選手権初出場を果たした東洋大学を迎える。

大学選手権3連覇を目指す帝京大学は16日(日)、宮崎・アミノバイタルトレーニングセンター宮崎のこけら落としで同志社大学と対戦し、89-0で大勝。好スタートを切った。

まず、FW(フォワード)からメンバーを見ていこう。キャプテンHO(フッカー)江良颯(4年)はメンバー外となったが、ゲームキャプテンは副将のFL(フランカー)奥井章仁(4年)が務める。

帝京大学

第1列はPR(プロップ)津村大志上杉太郎(ともに4年)、HO當眞蓮(3年)の3人。LO(ロック)は本橋拓馬(3年)、岡大翔(4年)と京都成章コンビ、FL(フランカー)は奥井と青木恵斗(3年)がコンビを組み、NO8(ナンバーエイト)には延原秀飛(4年)が入った。

続いてBK(バックス)。SH(スクラムハーフ)は上村樹輝(3年)と、昨季まではアウトサイドバックスでの出場が多かった小村真也(3年)がSO(スタンドオフ)に入った。CTB(センター)は久木野太一(3年)、戒田慶都(4年)のコンビ、WTB(ウィング)は高本とむ(4年)と神田陸斗(2年)の2人、FB(フルバック)には副キャプテンを務める山口泰輝(4年)が務める。

リザーブにはHO倉橋歓太(3年)、PR平井半次郎、PR小林龍司(ともに3年)、LO/FLダアンジャロ・アスイ(4年)、LO/FLシミオネ・シュミット、SH山本晴大(2年)、SO井上陽公(4年)、CTB森寛大(3年)、CTB/FB松澤駿平(3年)、さらにルーキーで高校日本代表でも活躍したPR森山飛翔(京都成章)、FB青柳潤之介(國學院栃木)も入った。

江良主将こそいないが、FW8人中5人が大学選手権決勝に先発したメンバーだけにスクラム、ラインアウトからのモールでプレッシャーをかけつつ、決定力のあるBKで取り切りたい。また、1年生2人の躍動にも大いに期待したいところだ。

一方、昨季の大学ラグビーシーンで旋風を巻き起こし、初の大学選手権出場も果たした東洋大学。大学選手権では先発9人が4年生と、4年生中心のチームだったため、先週の練習試合は慶應義塾大学に14-50で敗戦している。

東洋大学

ただ、キャプテンのHOヴェア タニエラを中心に、昨季を経験している選手もおり、今季は春から新しいメンバーに経験を積ませつつ秋を迎えたいところだ。

まずはFWから見ていこう。FLからHOに転向したヴェア主将とPR笠巻晴太、PR石川槙人(ともに3年)が第1列を形成する。LOは栗原大地(2年)と身長195cmのマタリキ・チャニングス(3年)の2人。バックローはFL森山海宇オスティン、植田宗優の2年生コンビ、NO8には大内貫太郎(4年)が入った。

BKはスピードのあるSH林星安、SO土田修也(3年)がハーフ団を構成、CTBには天羽進亮(2年)、伊藤隆之介(4年)の2人がコンビを組み、バックスリーにはWTB石本拓己(4年)、ステファン・ヴァハフォラウ(2年)、キッカーも務めるFB杉本海斗(4年)が入った。

ベンチにはHO小川雄大(3年)、PR前川嵩登(3年)、PR伊波晃士(4年)、LO笠掛優(4年)、身長211cmと日本ラグビーナンバーワンの高さを誇るLOジュアン・ウーストハイゼン(2年)、父の田邊淳(クボタスピアーズ船橋・東京ベイコーチ)が元日本代表のWTB/FB田邊淳之介(4年)、CTBモリース・マークス(3年)、SH佐々木健人(2年)、FL藤本麻滉(4年)、CTB岡本有生(3年)、FL鳴海陽太(3年)が控える。

昨季の東洋大学と言えば粘り強いタックル、セットプレーを軸とした全員ラグビーが武器だった。今季もその長所は変わらない。まずはHOヴェア主将を中心にセットプレーとディフェンスでディフェンディングチャンピオンにチャレンジしたい。

3連覇に挑む帝京大学が春季大会初戦を快勝して、今季もその強さを見せつけるか。それとも関東大学リーグ戦制覇、そして2シーズン連続大学選手権出場を狙う東洋大学がチャレンジャーとして一矢報いることができるか。

帝京大学vs.東洋大学の注目の一戦は4月23日(日)午後1時に帝京大学グラウンドでキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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