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ラグビー コラム 2023年4月13日

残り2節、プレーオフ進出へ勝ち点5が欲しい東芝ブレイブルーパス東京と、入替戦回避に勝利が欲しい三菱重工相模原ダイナボアーズの対戦。ジャパンラグビー リーグワン第15節

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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東芝ブレイブルーパス東京vs.三菱重工相模原ダイナボアーズ

ともに負けられない一戦だ。「NTTジャパンラグビー リーグワン」ディビジョン1のリーグ戦も残すところあと2節、4月14日(金)~16日(日)は第15節が行われる。

14日(金)の夜、東京・秩父宮ラグビー場では、現在5位でプレーオフ進出を目指すホストの東芝ブレイブルーパス東京9勝5敗、勝ち点43)が、10位につける三菱重工相模原ダイナボアーズ4勝1分9敗、勝ち点20)を迎える。

昨季に引き続き、プレーオフ進出を目指すブレイブルーパス。前節の静岡ブルーレヴズ戦でも37-29と勝利し、ここまで4連勝中。だが、なかなか3トライ差で勝利したボーナスポイントを上乗せすることができず、14節を終わった時点で4位の横浜キヤノンイーグルスを勝ち点5ポイント差で追っている。

先週の試合後に「かなりチャンスは作れていたが、あと5mでオフロードパスとかを選択したことによって決め切れなかった」と語っていたトッド・ブラックアダーHC(ヘッドコーチ)は、前節からFW(フォワード)は1名のみの変更となったが、BK(バックス)は5人を入れ替えた。

東芝ブレイブルーパス東京

FW1列、2列目は変更なく、フロントローは新人のPR(プロップ)木村星南(東海大出身)、HO(フッカー)原田衛(慶應義塾大出身)と、3年目のPR小鍜治悠太の若手3人が務める。

LO(ロックは)21歳になったばかりの日本代表のワーナー・ディアンズと、ジェイコブ・ピアスのニュージーランド出身のコンビ。バックローは共同キャプテンの1人であるFL(フランカー)徳永祥尭が外れ、佐々木剛が7番に入り、6番の伊藤鐘平、日本代表の中軸、NO8(ナンバーエイト)リーチ マイケルで構成される

BKを見るとハーフ団は、共同キャプテンのSH(スクラムハーフ)小川高廣と、昨年日本代表も経験した中尾隼太が1月14日、第4節以来の復帰トム・テイラーに替わってSO(スタンドオフ)を務める。

CTB(センター)はニコラス・マクカランが13番から12番に移動し、13番にはフィジー代表のセタ・タマニバルが約1ヶ月ぶりに復帰した。両翼は入れ替わり、WTB(ウイング)はセブンズ五輪代表経験のあるベテランの豊島翔平とジョネ・ナイカブラから濱田将暉と桑山淳生の2人となり、FB(フルバック)は引き続き松永拓朗が務める。

リザーブにはHO橋本大吾、PR三上正貴、新人のPRタウファ・ラトゥ(白鴎大学出身)、LO梶川喬介、今季初出場となるFL藤田貴大、SHジャック・ストラトン、CTB/SO森勇登、今季初出場をうかがうWTB/CTB松延泰樹が入った。

共同キャプテンのSH小川は前節後「あとリーグ戦2試合、まずはディシプリン(規律)のところをしっかりして、自分たちのラグビーをすれば絶対に得点は取れるし、ディフェンスも自信を持っている」と自信をのぞかせた。

ボールを広く動かす攻撃ラグビーを標榜し、ボールキャリー数(1740回)とゲインメーター(12329m)でリーグトップの数字を誇るブレイブルーパス。今季1月の第4節で対戦しダイナボアーズに19-23で敗れているため、そのリベンジをしっかり果たしつつ、3トライ差をつけてボーナスポイントを得て勝ち点5を得たいところだ。

一方、今季ディビジョン1初参戦となった三菱重工相模原ダイナボアーズ。開幕から4連勝と好スタートを切ったものの、その後、白星をあげることができていない。前節もトヨタヴェルブリッツに5-53で大敗し9連敗。入替戦回避のためには負けられない戦いとなる。

「普通はできているところが、今日はその大事な場面でミスが起きた」とヴェルブリッツ戦後にコメントしたグレン・ディレーニーHCはFW2人、BK3名の先発メンバーを入れ替えた。

三菱重工相模原ダイナボアーズ

FWは1番から5番までは変更なく、PR細田隼都、石井智亮、HO宮里侑樹の第1列、LOはベテランのリンディ真ダニエルと南アフリカ出身のウォルト・スティーンカンプが引き続き務める。両FLは副将の鶴谷昌隆、坂本侑翼から新人のティモテ・タヴァレア(山梨学院大学出身)と佐藤弘樹の2人となり、NO8エピネリ・ウルイヴァイティの3人でバックローを担う。

BKはキャプテンSH岩村昂太とオーストラリア代表59キャップ、SOマット・トゥームアのハーフ団と、セブンズ東京五輪日本代表のヘンリー ブラッキンと、元ワラビーズのカーティス・ロナの両CTBは変わらない。

ジャパンラグビー リーグワン2022-23 ディビジョン1

【ハイライト】前回、第4節(1月14日)の対戦。三菱重工相模原ダイナボアーズ vs. 東芝ブレイブルーパス東京

ただ、WTB、FBは入れ替え、両翼がタウモハパイ ホネティ、奈良望の2人から、リーグワンデビューとなる入部したばかり小泉怜史(早稲田大学出身)と、元7人制日本代表の韓尊文が先発し、FBは石田一貴からアライアサ空ローランドが復帰した。

ベンチにはベテランHOの安江祥光、坂本駿介、森本潤、NO8/FLサム・チョンキット、FL坂本、新人のSH柴田凌光(東海大学出身)、CTBトージュニア・ヴァエガ、WTB/CTB関本圭汰が控える。

SH岩村主将は「高いプレッシャーの中で、どれだけ自分たちのプレーを遂行できるかというところが、この高いレベルの中で戦うには必要。しっかり反省するところを反省して、次につなげていきたい」と意気込んでいた。やはり1月にブレイブルーパスに勝利した試合同様に、持ち前のディフェンス力で接戦に持ち込みたいところだ。

プレーオフ争いのためにボーナスポイントを得て勝利したいブレイブルーパスと、入替戦回避のために勝利がほしいダイナボアーズ。互いに負けられないチーム同士の激突は4月14日(金)午後7:00に東京・秩父宮ラグビー場でキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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