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クボタスピアーズ船橋・東京ベイ vs. 横浜キヤノンイーグルス
D1(ディビジョン1)リーグ戦は残り5試合。
この局面で、ベスト4の有力候補同士が激突する。
ジャパンラグビーリーグワンのD1は交流戦が終了。今週第12節からカンファレンス内の2順目5試合が始まる。
3月18日(土)の「えどりく」こと東京・江戸川区陸上競技場は、見逃せない対決を控えている。
2位(9勝1分1敗/勝点43)のクボタスピアーズ船橋・東京ベイが、勝点5差で追走している3位(7勝2分2敗)の横浜キヤノンイーグルスを迎え撃つのだ。
歴史を振り返れば、どちらも2018年度までリーグの中位・下位が定位置。
しかし令和元年(2019年)以降に飛躍。イーグルスは2021年にチーム最高の5位。スピアーズは2021年から2年連続4強入りを果たした。
イーグルスは3年目の沢木敬介監督が起爆剤。スピアーズは7季目のフラン・ルディケHC(ヘッドコーチ)を中心に醸成してきた一体感、組織風土が躍進を支える。
「令和の強豪」といってもよい両軍の実力は、スピアーズのCTB立川理道キャプテンいわく「ほぼ変わらない」。
今季の前回対戦(第2節/大分)では27-27の同点決着だった。
お互いにリーグ屈指の攻撃力を誇る。
スピアーズの445得点はD1最多。イーグルスの413得点は同3位だ。
ディフェンス突破回数(相手DFをかわす、倒すなどして突破した数)に関しては、イーグルスの360回がD1最多(スピアーズは300回)。沢木監督の手腕が発揮されている。
ホストは、本拠地「えどりく」で14連勝中のスピアーズだ。
12番を背負って先発するCTB立川キャプテンは「(イーグルスとは)今季2回目の対戦で、相手の特徴も分かっています」と淡々と話した。
「大分では引き分けていますし、力の差もない相手です。対策としては、主に9番、10番、15番のキッキングゲームを排除しながら、自分たちのペースにもっていきたい」と明かした。
クボタスピアーズ船橋・東京ベイスターティングメンバー
大一番へ向けたスピアーズの先発メンバーは、前節から2名の変更だ。
前節に続いての先発では、リーグ戦101キャップ目となる立川キャプテンをはじめ、D1で3位タイの8トライを記録するHOマルコム・マークス。タックル成功122回(D1で3位タイ)のFLピーター・ラブスカフニ。
バックスでは今季ブレイクしているWTB木田晴斗。11トライは単独2位、ラインブレイク数でも3位タイの17回を叩き出している。
かたや直近5試合で負けなし(4勝1分)のイーグルス。
前節では三菱重工相模原ダイナボアーズとの「神奈川ダービー」を41-21で制した。風上に立った後半の5連続トライが決め手だった。
沢木監督は自チームへ辛口コメントもあるが、この日は「チームが成長したと思うところは、後半に自分たちでコントロールし、自分たちのスタイルに戻せた点」と評価。
ただ「前半のゴタゴタを、前半の間に直せるぐらいの修正力を身につけないと、今後トップ4と戦うときに命取り」と付け加えることも忘れなかった。
チーム初の4強入りだけではなく、その先も見据えているイーグルス。
横浜キヤノンイーグルススターティングメンバー
4強によるプレーオフ進出へ、重大なスピアーズ戦へ向けては、相手と同じく先発2人を変えた。
ニュージーランド高校代表の経歴を持つFLミッチェル・ブラウン、そして小倉順平が先週のリザーブから15番になった。
変わらぬ先発では、27歳になったCTB梶村祐介キャプテンをはじめ、セットプレーの鍵を握るHO庭井祐輔、目黒学院高-日本大学と進んだ23歳のNO8シオネ・ハラシリ。
豪華なハーフ団は南アフリカ代表のSHファフ・デクラーク、日本代表70キャップのSO田村優。そして活躍しない試合はない、キーマンの一人であるCTBジェシー・クリエル。
イーグルスを率いるCTB梶村キャプテンは、前節の試合後にスピアーズ戦へ向けて「フィジカルで勝っていかないとゲームを進めていけない」と警戒した。
スピアーズは伝統的に重戦車FWが看板だ。
高い確実性を誇るセットプレーを基盤として、大迫力のフィジカルで圧倒していく。
衝突局面でどちらが前進するのか。また、お互いに得意としているモールの攻防戦はどうなるか。フィジカル・バトルは注目点だ。
スピアーズに関しては、ノートライで今季初黒星(15-30/第10節)を喫した埼玉ワイルドナイツ戦では、フィニッシュの精度が課題になった。
しかし「ラストパスなどのベーシックな部分」(CTB立川キャプテン)も修正を加えたという。敵陣でのフィニッシュ精度にも注目したい。
そしてイーグルスといえば、観客を沸かせる多彩なアタックだ。策士・沢木監督はこの重要局面へ向けて、どんな準備を用意しているのだろう。
見所は尽きない。スピアーズの「えどりく無敗神話」は続くのか。イーグルスが自慢の攻撃力を爆発させるのか。
2位×3位の「3.18決戦」。キックオフは土曜日の午後2時30分だ。
多羅 正崇
1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある
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