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ラグビー コラム 2023年3月16日

ともに連敗を止めたい東京サントリーサンゴリアスと花園近鉄ライナーズが金曜に秩父宮で対戦。ジャパンラグビー リーグワン第12節

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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東京サントリーサンゴリアスvs.花園近鉄ライナーズ

NTTジャパンラグビー リーグワン」のディビジョン1はクロスカンファレンスマッチが終了。第12節からカンファレンス内の対戦が再開する。3月17日(金)の夜は、東京都・秩父宮ラグビー場で、4位につけるホストの東京サントリーサンゴリアス(8勝3敗、勝ち点37)と、12位の花園近鉄ライナーズ(0勝11敗、勝ち点1)のBカンファレンスの対戦が行われる。

前節、埼玉パナソニックワイルドナイツに前半17-3とリードしたものの、後半に入って逆転を許し、29-41で敗れ、今季初の2連敗となり、4位に順位を落としたサンゴリアス。

ワイルドナイツ戦の敗戦後、「悔しいという一言に尽きる。でも、本当に前節と違ったパフォーマンスを選手たちはしてくれた」と語っていた田中澄憲監督は、前節からFW(フォワード)4名、BK(バックス)3名の計7名を替えてきた。

東京サントリーサンゴリアス

第1列は1番PR(プロップ)は、前節に負傷交代した新人の小林賢太(早稲田大学出身)に替えて石原慎太郎。3番は垣永真之介が務める。HO(フッカー)は中村駿太がベンチに下がり、共同キャプテンの堀越康介が先発する。

LO(ロック)は元日本代表のベテラン、ツイ ヘンドリックハリー・ホッキングスに替えて今季2試合目となる小林航がコンビ組む。FL(フランカー)は下川甲嗣がメンバー外となり、飯野晃司と新人の山本凱(慶應義塾大学出身)が先発、NO8(ナンバーエイト)は引き続き日本代表のテビタ・タタフが務める。

BKを見ると、流大がメンバー外となり、日本代表で共同キャプテンのSH(スクラムハーフ)齋藤直人が先発に復帰し、元オールブラックスのSO(スタンドオフ)アーロン・クルーデンとハーフ団を組む。

CTB(センター)は日本代表の中村亮土と、中野将伍がリザーブに回って尾崎泰雅が今季初めて先発する。WTB(ウイング)は11番がテビタ・リーから仁熊秀斗に替わり、14番にはCTB泰雅の兄で、現在16トライでランキングトップを走る尾崎晟也が両翼を担う。FB(フルバックは)日本代表の松島幸太朗が3試合連続でスターターとなった。

リザーブには、PR森川由起乙が第3節以来のメンバー復帰し、PR祝原涼介、FL箸本龍雅、今季初のメンバー入りとなったSH大越元気、出場すればリーグワンデビューとなるユーティリティBKの20歳・トニー・アロフィポが名を連ねた。

共同キャプテンHO堀越が「成長した部分も多いですし、まだリーグは続くので、最後の最後にしっかりやり返すことができるように、来週から一戦一戦、チームとして踏ん張りどころだと思うので頑張っていきたい」と語っていた通り勝利して勢いを取り戻せるか。

一方、開幕から未だ白星なしと苦しい状況が続くライナーズ。前節もトヨタヴェルブリッツに24-62で敗れて11連敗となった。

「毎試合、毎試合いい部分は出てきているので、いい部分、いい時間帯を多くしていこうと。そして良くない時間帯、良くないプレーのところを良いプレーに変えていこうと、試合後に話をしました」という水間良武HC(ヘッドコーチ)は、前節からFW6名、BK4名の計10名の先発を変えた。

花園近鉄ライナーズ

FWのフロントローは全て入れ替え、PR田中健太、三竹康太から、前節アーリーエントリー制度でデビューを果たした東海大学4年の井上優士と、ルーキーのラタ・タンギマナ(日本文理大学出身)の2人に、HOにはベテランの樫本敦から、やはりアーリーエントリー制度でデビューしたばかりの帝京大学4年の福井翔で構成する。

LOは横井隼が6番FLにシフトし、菅原貴人が4番に、新人の宮下大輝(立命館大学出身)がリザーブに下がり、元スコットランド代表のベン・トゥーリスが5番に入った。FLには6番横井と、7番がキャプテンの野中翔平が入り、NO8はワイマナ・カパからジェド・ブラウンが先発する。

BKは、SHウィル・ゲニアが今季初めてメンバーから外れ、中村友哉が初先発となり、SOジャクソン・ガーデンバショップとハーフ団を組む。CTBは岡村晃司が13番に移動し、12番にはステイリン パトリックが入り、小野木晃英はメンバーから外れた。

WTBも日本代表シオサイア・フィフィタ、ジョシュア・ノーラの2人がメンバー外となり、19歳のヴィンセント・セフォがリーグワンデビューとなり、FBからシフトした南藤辰馬とコンビを組む。FBは竹田祐将が務める。

リザーブにはPR松田一真、李城ヨン(金に庸)、SH人羅奎太郎、新人の河村謙尚(早稲田大学出身)、アーリーエントリー制度を利用してすでにデビューを飾った青山学院大学4年のCTB金澤春樹と、東洋大学4年のNO8梅村柊羽の2人もベンチに入った。

野中主将は「試合は続くので、しっかりと修正して自分たちのスタイルをもっと長い時間出せるようにやっていきたいと思います」と語った。

1月22日の第5節ですでに両者は対戦、51-10でビジターのサンゴリアスが勝利している。トップリーグ時代を振り返ると、2017-18シーズンはサンゴリアスが34-5で勝利したが、2016-17シーズンにはサンゴリアスが勝ったものの14-13で接戦だった。ライナーズはその前の2015-16シーズンに25-19で唯一サンゴリアス相手に勝利している。

10試合で50トライを挙げているアタッキングラグビーを信条とするサンゴリアスが、ホストゲームでトライを重ねて白星を飾るか。それとも今季、平均失点が50得点以上と苦しんでいるライナーズが若い力で粘り接戦に持ち込むことができるか。3月17日(金)午後7:00に東京都・秩父宮ラグビー場でキックオフされる。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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