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ラグビー コラム 2023年3月2日

クロスカンファレンスマッチも残り2節、金曜夜の秩父宮は横浜キヤノンイーグルスvs.静岡ブルーレヴズ。ジャパンラグビー リーグワン第10節

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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横浜キヤノンイーグルスvs.静岡ブルーレヴズ

「NTTジャパンラグビー リーグワン」ディビジョン1、今週末はA・Bのカンファレンス交流戦5試合目となる第10節が行われ、3日(金)の夜、東京都・秩父宮ラグビー場で4位とプレーオフ圏内につける横浜キヤノンイーグルス(6勝1分2敗、勝ち点31)に、8位の静岡ブルーレヴズ(2勝1分6敗、勝ち点15)が挑む

トップ4入りを目指すイーグルスは、前節もトヨタヴェルブリッツを39-7で退け、3連勝で4位につけている。試合後の会見で「気を緩めることなく、さらなる成長につなげていきたい」と語っていた沢木啓介監督は、前節から先発はFW(フォワード)2名の先発変更にとどめた。

横浜キヤノンイーグルス

フロントローは、HO(フッカー)庭井祐輔とPR(プロップ)岡部崇人は前節から引き続き先発し、3番PRは、津嘉山廉人に代わり、今季NTTドコモレッドハリケーンズ大阪から移籍した杉本達郎が入った。

LO(ロック)はマックス・ダグラスと、ミッチェル・ブラウンに代わり、ウェールズ代表32キャップのコリー・ヒルがコンビを組む。バックローは新人のFL(フランカー)シオエリ・ヴァカラヒ(福岡工大学出身)とベテランの嶋田直人、ルーキーNO8(ナンバーエイト)シオネ・ハラシリ(日本大学出身)の3人が務める。

BK(バックス)は南アフリカ代表SH(スクラムハーフ)ファフ・デクラークと、元日本代表SO(スタンドオフ)田村優、好調な国際経験豊富なハーフ団がゲームをコントロールする。

CTB(センター)はキャプテンの日本代表の梶村祐介とスプリングボクスのジェシー・クリエルのコンビ、WTB(ウイング)は竹澤正祥と新人のイノケ・ブルア(流通経済大学出身)、FB(フルバック)は小倉順平と前節と同じ顔ぶれとなった。

リザーブにはベテランHO川村慎、PR安昌豪、松岡将大、昨季ベスト15のFLコーバス・ファンダイク、FL杉永亮太、SH山菅一史、WTBエスピー・マレー、東京五輪代表WTB松井千士が第3節以来となるメンバー入りを果たした。

FWのモールも強力で、展開力もありチームのトライ数は2位と好調のイーグルスだが、キャプテンのCTB梶村は前節後、「もっとうまく(試合を)進められる時間帯もあり、仕留められる時間、仕留められるプレーというのもあった」と反省していたように、チャンスでしっかりトライを重ねたいところ。

一方、接戦は多いが、なかなか白星に恵まれない静岡ブルーレヴズ。ホストスタジアムでの2勝目を狙って臨んだ前節の東京サントリーサンゴリアス戦では、後半追い上げるも17-25で敗れて、惜しくも勝ち点を得ることができなかった。

しかし、アーリーエントリー制度を利用して大学4年生のSO家村健太(京都産業大学)、WTB槇瑛人(早稲田大学)の2人がデビューし、大いに可能性を見せた。「チームとしての成長も見せてくれ、若い力も躍動した。悲観することなく、何が足りなかったのかをもう一度選手としっかり見つめ直したい」と話していた堀川隆延HC(ヘッドコーチ)は、前節からの変更は1名のみとなった。

静岡ブルーレヴズ

FWの第1列はPR河田和大、伊藤平一郎、日本代表HO日野剛志の3人。LOはマリー・ダグラスが5番に移動し、4番には元日本代表のアニセ サムエラが入り、桑野詠真がリザーブに回った。バックローは3試合連続で、元日本代表マルジーン・イラウアと新人のジョーンズリチャード剛(東海大学出身)がFLに、NO8は南アフリカ代表でキャプテンを務めるクワッガ・スミスが入った。

BKは前節から変更はなし。前節デビュー戦で高評価を得たSO家村とSHブリン・ホールがコンビを組む。CTB(センター)は引き続き、ヴィリアミ・タヒトゥアと小林広人、両翼はベテランの伊東力と、やはり前節デビューして力強いランを見せた槇が先発、FBはキーガン・ファリアが入った。

ベンチにはLO桑野以外に、HO平川隼也、PR泓城蓮(帝京大学出身)、PR茂原隆由(中央大学出身)、LO/FL舟橋諒将、SH吉沢文洋、SO/FBサム・グリーン、2年目のFL/NO8庄司拓馬が控える。

ブルーレヴズとしては武器とするセットプレー、前に出るディフェンスでプレッシャーをかけたい。さらに「アタックのブレイクダウンのミスなどを修正して臨みたい」と意気込んだNO8スミス主将を中心に好調のイーグルスにチャレンジする。

両者の対戦はトップリーグラストイヤーは40-32、昨季は28-18で、いずれもイーグルスが勝利している。今季もイーグルスがホストゲームでしっかり勝利し4位をキープできるか。それとも若き力が台頭するブルーレヴズが3勝目を挙げることができるか。試合は3月3日(金)午後7:00に東京都・秩父宮ラグビー場でキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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