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ラグビー コラム 2023年2月24日

大学4年の家村健太、槇瑛人が先発出場。静岡ブルーレヴズvs.東京サントリーサンゴリアス。ジャパンラグビー リーグワン第9節

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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静岡ブルーレヴズvs.東京サントリーサンゴリアス

A・Bのカンファレンス交流戦が行われている「NTTジャパンラグビー リーグワン」のディビジョン1。いよいよ後半戦のスタートとなる第9節が2月25日(土)26日(土)に行われる。

25日(土)、静岡県・ヤマハスタジアムでは、ホストチームで8位につけている静岡ブルーレブズ(2勝1分5敗、勝ち点15)が、3位の東京サントリーサンゴリアス(7勝1敗、勝ち点32)に挑む。

今季は接戦をするものの、なかなか勝ちきれないブルーレヴズ。第6・7節と連勝したが、先週のコベルコ神戸スティーラーズ戦では、前半終盤に逆転しリードを広げたが、試合終了間際に逆転を許し29-32で5敗目を喫してしまった。

前節の試合後、「結果的に逆転されたが、前半は自分たちのスタイルを発揮することができて、得点もしっかり重ねることができた。サンゴリアス戦は、自分たちの成長できた部分をしっかり見ながら、改善すべきことを明確にして次に進んでいきたい」と話した堀川隆延HC(ヘッドコーチ)は、スティーラーズ戦からFW(フォワード)1名、BK(バックス)4名の先発を変えた。

まず、特筆すべきは、今季から始まった大学4年生が試合に出場できる「アーリエントリー制度」でSO(スタンドオフ)家村健太(京都産業大学4年)、WTB(ウイング)槇瑛人(早稲田大学4年)の2人が初先発することだ。大学シーンを沸かせた2人がどんなプレーをするか大いに楽しみだ。

FW第1列はPR(プロップ)河田和大とベテランの伊藤平一郎、日本代表HO(フッカー)日野剛志の4人で構成。LO(ロック)は先週50キャップを達成した大戸裕矢に代わってマリー・ダグラスが4番に入り、桑野詠真とコンビを組む。

バックローは変わらず、FL(フランカー)にマルジーン・イラウアと1年目のジョーンズリチャード剛(東海大学出身)、NO8(ナンバーエイト)はキャプテンで南アフリカ代表のクワッガ・スミスが務める。

BKは、SH(スクラムハーフ)ブリン・ホールとコンビを組むのが、清原祥に代わって家村。CTB(センター)は引き続きヴィリアミ・タヒトゥアと小林広人がコンビを組む。

両翼は入れ替え、WTB(ウイング)は11番がマロ・ツイタマからベテランの伊東力に、14番が奥村翔から前節リーグワンデビューした槇が初先発となり、FB(フルバック)は新人の山口楓斗(同志社大学出身)からキーガン・ファリアとなった。

ベンチにはHO平川隼也、PR岡本慎太郎、郭■慶(かく・ぶんけい)、元日本代表LOアニセ サムエラ、LO/FL舟橋諒将と5人のFWが入り、出れば今季初出場となるSH吉沢文洋、CTB/WTB吉良友嘉、SO/FBサム・グリーンと3名のBKが控える。ブルーレヴズとしては武器であるセットプレーでプレッシャーをかけつつ、若きBK2人の躍動に期待したい。

一方、開幕戦ではクボタスピアーズ船橋・東京ベイに敗れたが、その後連勝を続けてきた東京サントリーサンゴリアス。前節は苦しみながらもリコーブラックラムズ東京を18-7で退け7連勝を達成。しっかりとプレーオフ進出圏内の3位をキープしている。

ブラックラムズ戦後に「こういうゲームも勝っていきながら学んでいく、これはこれから先、チームにとっては大きな財産になる」と振り返っていた田中澄憲監督は、FW3名、BK2名を入れ替えた。

フロントローは新人のPR小林賢太(早稲田大学出身)に代わり、ベテランの石原慎太郎が1番に入って3番が祝原涼介、HOが前節POM(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ)に輝いた中村駿太の3人が出場する。

LOは元日本代表のツイ ヘンドリックからトム・サベッジが4番に、ハリー・ホッキングスが引き続き5番に入った。バックローを見ると、FLは先週と同じく下川甲嗣、新人の山本凱(慶應義塾大学出身)が務め、日本代表NO8はテビタ・タタフから箸本龍雅となった。

BKを見ていくと、ハーフ団には共同キャプテンのSH齋藤直人が9番を背負い、SOは森谷圭介から田村煕が第2節以来の復帰となる。CTBは中村亮土中野将伍の日本代表コンビとなった。

WTBはテビタ・リーと、2度目の先発となる新人の河瀬諒介(早稲田大学出身)、FBは日本代表の松島幸太朗がベンチに下がり、前節WTBでプレーした13トライを挙げてトライランキングでトップに立つ尾崎晟也が入った。

リザーブは松島の他に、HO呉季依典、PR小林、須藤元樹、LO小林航、NO8タタフ、日本代表SH流大、CTB尾崎泰雅が控える。サンゴリアスとしては相手が武器とするセットプレーで互角以上に戦い、決定力に長けたタレントが揃うBK陣でトライを重ねたい。

両者の対戦は、リーグ戦では2008-09年シーズンまではブルーレブズ(当時はヤマハ発動機ジュビロ)が5勝1敗と大きく勝ち越したが、以降は全てサンゴリアスが勝利している(2014年度の日本選手権ではヤマハ発動機がサンゴリアスを退けて優勝している)。

試合前にはサンバのステージが会場を盛り上げる。ホストのブルーレヴズが、サンゴリアス相手に勝利をファンに届けることができるか。激戦必至の試合は2月25日(土)、静岡県・ヤマハスタジアムで午後2:30にキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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