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ラグビー コラム 2023年2月16日

横浜キヤノンイーグルス vs. 東芝ブレイブルーパス東京、トップ4に向け重要な上位対決。ジャパンラグビー リーグワン第8節

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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横浜キヤノンイーグルスvs.東芝ブレイブルーパス東京

A・Bのカンファレンス交流戦が行われている「NTTジャパンラグビー リーグワン」のディビジョン1は、先週が「Bye Week」(休みの週)。今週末から再開され、リーグ戦の折り返しとなる第8節が行われる。

大分県・レゾナックドーム大分では、大分県をセカンダリーホストとする4位の横浜キヤノンイーグルス(4勝1分2敗、勝ち点22)が、5位の東芝ブレイブルーパス東京(4勝3敗、勝ち点21)を迎える。

「掴み取れ!」のスローガン通り、今季こそトップ4入りを狙うイーグルスは、3連勝の後、第6節で埼玉パナソニックワイルドナイツに逆転を許し、19-21で敗れたものの、前節はリコーブラックラムズ東京に34-13と勝利、プレーオフ出場圏内の4位につけている。

前節の試合後会見で、「バイウィークなので、フィジカル的なリカバリーもしっかりとやっていかないと。リフレッシュする部分と、スイッチを入れる部分の切り替えもうまくマネジメントしていきたい」と語っていた沢木啓介監督は、前節からFW(フォワード)3名、BK(バックス)3名の先発を変更した。

横浜キヤノンイーグルス

FW第1列はPR(プロップ)岡部崇人、津嘉山廉人が引き続き先発し、HO(フッカー)にはベテラン庭井祐輔が、三好優作に替わって今季初先発となった。

LO(ロック)はコーバス・ファンダイクに代わって、オーストラリア出身のマックス・ダグラスがリアキマタギ・モリとコンビを組む。FL(フランカー)は6番がシオエリ・ヴァカラヒに代わりミッチェル・ブラウンが入り、7番に嶋田直人、NO8(ナンバーエイト)は日本大学出身の新人シオネ・ハラシリが務める。

BKは、SH(スクラムハーフ)が南アフリカ代表のファフ・デクラーク、SO(スタンドオフ)は日本代表経験豊富な田村優が先発に復帰。CTB(センター)はキャプテンの日本代表梶村祐介、南アフリカ代表のジェシー・クリエルの2人がコンビを組む。

WTB(ウイング)は11番がヴィリアメ・タカヤワから竹澤正祥となり、流通経済大学出身の新人イノケ・ブルアとコンビを組み、FB(フルバック)はエスピー・マレーから前節SOに入っていた小倉順平が入った。

リザーブにはベテランのHO川村慎、PR安昌豪、松岡将大、福岡工業大学出身の新人FLシオエリ・ヴァカラヒ、FL杉永亮太、SH荒井康植南橋直哉、万能BKのルテル・ラウララが入った。

一方、「猛勇狼士」を掲げ、2年連続プレーオフ進出を狙うブレイブルーパス東京は、前節は東京サントリーサンゴリアスに34-40で敗れて5位に後退。試合後に「イーグルスはフィジカルに来るので、試合の入りから規律を守っていきたい。前節は最初の15分で勢いを出し切れなかったので、そこは修正したい」と語っていたトッド・ブラックアダーHC(ヘッドコーチ)は、前節からFW3名、BK4名の先発を入れ替えた。

東芝ブレイブルーパス東京

フロントローは1番PRにベテランの三上正貴に代えて、東海大学出身の新人・木村星南が入り、3番は小鍜治悠太、HOは橋本大吾から慶應義塾大学出身の新人・原田衛となった。LOは日本代表ワーナー・ディアンズと、梶川喬介に代わって伊藤鐘平が務める。

バックローはFL徳永祥尭、元オールブラックスのマット・トッド、そして日本代表のベテランNO8リーチマイケルの3人が前節に続いて先発する。

BKはキャプテンのSH小川高廣と、ニュージーランド代表経験のあるSOトム・テイラー、。CTBにバーガー・オーデンダールが先発復帰し、前節12番でプレーしたニコラス・マクカランが13番に入り、フィジー代表のセタ・タマニバルがメンバー外となった。

両翼は入れ替え、濱田将暉とジョネ・ナイカブラから桑山聖生、リーグワンでは初出場となる松岡久善の2人となった。FB松永拓朗が引き続き務める。

リザーブには前節先発したHO橋本、PR三上、LO梶川の他、白鴎大学出身のPRタウファ・ラトゥ、FL佐々木剛、SHジャック・ストラトン、今季初出場を伺うCTB眞野泰地、ベテランFB豊島翔平が控える。

両者は昨季も交流戦で対戦し、ブレイブルーパスが21-18で接戦を制した。トップリーグ時代は2012-13、2013-14、2014-15、2016-17、2018-19シーズンに6度対戦し、ブレイブルーパスの5勝1敗という成績だが、そのうち5試合が6点差以内と僅差のスコアとなっている。

フィジカル、そしてボールの展開力にも長けている両チームの激突は、今季も接戦が予想される。ホストのイーグルスCTB梶村キャプテンは「トップ4に入るうえで非常に重要な試合。チームとして勝つ準備をして勝利したい」と言えば、ブレイブルーパスのSH小川キャプテンは「(相手は)フィジカリティの(高い)チームなので、自分たちの仕事をしっかりして、80分通して戦えるように準備したい」と意気込んでいる。

イーグルスがセカンダリーホストのファンに勝利を届けて、4位以内をキープできるか。それともブレイブルーパスが難敵を下して4位に順位を上げることできるか。最後まで集中力を切らさなかったチームに軍配が上がるはずだ。

日本代表や南アフリカ代表など国際経験豊富な選手も多い上位同士の対戦は、2月18日(土)に大分県・レゾナックドーム大分で午後2:00にキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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