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ラグビー コラム 2023年2月10日

ディビジョン3の上位対決、3位のクリタウォーターガッシュ昭島と、首位の九州電力キューデンヴォルテクスが対戦。ジャパンラグビー リーグワン

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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クリタウォーターガッシュ昭島vs.九州電力キューデンヴォルテクス

「NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23」、2月11日(土)12日(日)はディビジョン1が「Bye week」(休みの週)で試合は開催されないが、ディビジョン2、3では試合が実施される。

神奈川・荻野運動公園陸上競技場では12日(日)、現在ディビジョン3で3位につけているホストのクリタウォーターガッシュ昭島(3勝2敗、勝ち点13)が首位の九州電力キューデンヴォルテクス(4勝1敗、勝ち点20)を迎える。

ウォーターガッシュ昭島は前節、中国電力レッドレグリオンズ相手に7トライを挙げて、49-22と勝って連勝中と調子は上向きだ。試合後の会見で「マインドセットのところで難しい部分もあります。もう1回、来週に向けてチャレンジしていきたいです」と語っていたワイクリフ・パールーHC(ヘッドコーチ)は、レッドレグリオンズ戦からFW(フォワード)3名、BK(バックス)2名の先発を変更して臨む。

クリタウォーターガッシュ昭島

第1列は変わらず、PR(プロップ)金亨志、栗山塁、前週初めて先発し、2トライを挙げたHO(フッカー)北條耕太の3人が引き続き先発する。LO(ロック)はギディオン・コイージェレンバーグに代わって、今季リコーブラックラムズ東京から加入したデーモン・レエスアスと、中村匡汰がコンビを組む。FL(フランカー)は主将を務める石井洋介が6番、中尾泰星に代わって川瀬大輝が7番に入り、NO8(ナンバーエイト)は新人のテビタ・オト(日本大学)がメンバー外となり、フェインガ・ファカイが先発する。

BK(バックス)はSO(スタンドオフ)が林田拓朗に代わり、現在ディビジョン3で45点と得点ランキングトップのアンドリュー・ディーガンが先発、SH(スクラムハーフ)中村翔とハーフ団を組む。CTB(センター)は引き続き、京都産業大出身の新人ジェイミー・ヴァカラヒと元7人制オーストラリア代表のベテラン、トム・イングリッシュがコンビを組む。

WTB(ウイング)には4トライでディビジョン3のトライランク首位タイの濱副慧悟と、坂本英人に代わった杉山祐太が両翼を組み、FB(フルバック)は新人の江本洸志(天理大学出身)が務める。

リザーブには先週リーグワンデビューしたHO金子隼(近畿大学出身)、LO山崎海(関東学院大学出身)、CTB横田大輝(東海大学出身)の3人、さらにPR田草川恵(東海大出身)と新人4人がメンバー入りした。

ウォーターガッシュ主将のFL石井は、「九州電力キューデンヴォルテクスにはここ数試合、勝てていないので、ヤマ場になる。試合を通して、セットプレーで強みをいかに出せるようにするか」と意気込む。首位を走るチームに対してFW(フォワード)が奮闘し、WTB濱副ら決定力のあるバックスリーにボールを運びたいところだ。

一方、開幕戦でNTTドコモレッドハリケーンズ大阪に18-22と惜敗したものの、そこから4連勝で首位に立つキューデンヴォルテクス。前節もホストゲームで、マツダスカイアクティブズ広島に30-6と快勝。「いま、勢いがチームの中にはある」と胸を張るゼイン・ヒルトンHCは、前節からFW3名、BK3名を入れ替えた。

九州電力キューデンヴォルテクス

まずはFWからメンバーを見ていこう。PRは同志社大学出身のファイアラガ望サムエルと、鎌田慎平に代えて、帝京大学出身の猿渡康雄の新人コンビとなり、4トライと好調なHO安里大吾とフロントローを構成する。

LOはレイ・タタフが5番にシフトし、4番には石松大空が入り、サンウルブズでもプレーしたトム・ロウがメンバーから外れた。FLは中島謙がベンチに下がり、6番に共同キャプテンの高井迪郎が先発復帰、前節NO8でプレーしたコルビー・ファインガが7番にシフトし、NO8はウォーカーアレックス拓也が務めて、共同キャプテン山田有樹は欠場となった。

BKは新人のSH竹ノ内駿太(明治大学)と、松下彰吾に代わってスコットランド代表経験を持つSOフィル・バーリーがハーフ団を組む。CTBはベテラン中鶴憲章と、7人制ニュージーランド代表経験を持ち、4トライと好調のサム・ヴァカ、WTBは11番が高屋直生から萩原蓮に代わり、磯田泰成と両翼を担う。FBには先週初キャップの金堂眞弥に代わりベテランの荒牧佑輔が入った。

リザーブには2015年ワールドカップ日本代表のWTB山田章仁や、SH児玉大輔、LO園中良寛ら経験のある選手が控える。FWでもBKでも得点のとれるキューデンヴォルテクスとしては、まずはセットプレーとディフェンスからプレッシャーをかけて、トライを重ねていきたいところ。

昨季、両者は順位決定戦で対戦し、キューデンヴォルテクスが36-24と制し、今季は昨年12月24日に行われた第2節でもホストのキューデンヴォルテクスが43-34と勝利している。

若い力が台頭するウォーターガッシュがホストの意地を見せて、勝ち点差を詰めることができるか。それとも経験豊富な選手が揃う、総合力の高いキューデンヴォルテクスが連勝を5に伸ばして首位をキープできるか。ディビジョン3の上位対決は2月12日(日)午後1:00に神奈川・荻野運動公園陸上競技場でキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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