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ラグビー コラム 2023年2月10日

ディビジョン3も順位争いが白熱。ジャパンラグビー リーグワン、レッドハリケーンズ大阪×中国レッドレグリオンズ戦プレビュー

ラグビーレポート by 直江 光信
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NTTドコモレッドハリケーンズ大阪 vs. 中国電力レッドレグリオンズ

ラグビーの国内最高峰リーグ、ジャパンラグビーリーグワンの2022-23シーズンは開幕から2か月が過ぎ、各ディビジョンとも中盤戦を迎えた。今週末はディビジョン1がバイウィークとなる中、ディビジョン2の1試合とディビジョン3の2試合が行われる。ラグビーファンにとってはこれまであまりチェックできなかったチームの試合をじっくり観戦する絶好の機会であり、選手たちもいつも以上に多くの視線が注がれる状況とあって、より強い意気込みで臨んでくるだろう。

今回注目したいのは、2月12日に大阪府のヨドコウ桜スタジアムで行われるディビジョン3のNTTドコモレッドハリケーンズ大阪中国電力レッドレグリオンズ戦だ(14時30分キックオフ)。現在の順位を見ると、レッドハリケーンズが他チームより1試合少ない段階ながら3勝1敗の勝ち点15で2位につけているのに対し、レッドレグリオンズは2勝3敗の勝ち点9で4位。ちなみに両者は12月25日にレッドレグリオンズのホストゲームで対戦しており(岡山県・シティライトスタジアム)、この時はレッドハリケーンズが34-10で勝利している。

リーグワン D3順位表

ディビジョン3は参加5チームによるホスト&ビジターの3回戦総当たり形式で行われ(各チーム12試合、うちホストゲーム6試合)、その結果により順位を決定する。プレーオフトーナメントや順位決定戦はなく、同一カードを3回戦う点が、他のディビジョンとの大きな違いだ。そして最終的に上位の3チームが、5月に実施されるディビジョン2との入替戦に進む。

NTTグループのチーム再編によりディビジョン3からの再出発となったレッドハリケーンズは、昨季4位の九州電力キューデンヴォルテクスとの開幕戦に22-18で競り勝つと、第2節はレッドレグリオンズを34-10、第4節はマツダスカイアクティブズ広島を43-21で退け3連勝。昨季ディビジョン1を戦った実力者がそろっていることもあり、そのまま順調に白星を重ねていくかと思われた。しかし前節のクリタウォーターガッシュ昭島戦は前半を20-5と大きく先行して折り返しながら、後半イージーエラーを連発して失速し、32-37でまさかの逆転負け。中2週で迎えるこの試合はひと月ぶりのホストゲームでもあり、いい内容の勝利で勢いを取り戻したいところだ。

一方のレッドレグリオンズは開幕節でスカイアクティブズとの広島ダービーを26-7で制し好スタートを切った後、レッドハリケーンズとの第2節、キューデンヴォルテクスとの第3節(0-32)に連敗。第4節でウォーターガッシュから36-24で大きな勝利を手にしたが、2月5日の第6節では同じ相手との連戦となったビジターゲームを22-49で落とし、黒星がひとつ先行している。今節の相手はファーストレグで敗れているレッドハリケーンズで、ボーナスポイントつきの勝利を挙げれば3位に浮上する可能性もあるだけに、チームにとって大事な意味を持つ一戦といえるだろう。

NTTドコモレッドハリケーンズ大阪 スターティングメンバー

発表された登録メンバーを見ていくと、ホストのレッドハリケーンズは直近のウォーターガッシュ戦から先発8人を入れ替えた。西浦洋祐が第1節以来の実戦復帰で1番を背負い、HO島田久満、右PR指田宗孝とフロントローを形成。4番には2試合ぶりにヴィリー・ブリッツが入り、トム・ジェフリーズとLO陣を組む。第3列は佐藤大朗がリザーブから7番に繰り上がり、キャプテンの杉下暢が6番にシフト。NO8ボークコリン雷神は5戦連続のスターターだ。

SHは山内俊央が今季初先発で、SO川向瑛とのHB団コンビに。TB陣はすべて顔ぶれが変わり、11番小林正旗、12番パエアミフィポセチ、13番ベンジャミン・ソーンダース、14番鶴田諒という並びになった。第5節は14番で登場の吉澤太一がFBを務める。

中国電力レッドレグリオンズスターティングメンバー

対するレッドレグリオンズの前節からの先発変更は6人。FW第1列はPR大木寿之、HO浅井佑輝、PR北島聖也の3人が、前節リザーブからそのままスターターへ。キャプテンのLO西川太郎からLO呉山聖道、FL松田進太郎、FL松永浩平、NO8河口駿までのバックファイブは、2週連続で同じ並びでの先発出場だ。

HBはSH溝渕篤司とSO吉田橋蔵がともにリザーブから上がってペアを組む。CTBコンビは前節と同じ平山真也と森田政彰の2人で、WTBは藤井健太郎が14番から11番に回り、中野将宏がFBから14番へ。FBにはユーティリティBKのベテラン荒井基植が入った。

ディビジョン3は次節で全15節の折り返しとなる。7週前の第1戦から両者がどのように進歩した姿を披露するのか。そしてどちらのチームが後半戦に向け弾みをつけるのか。見どころの多いゲームになりそうだ。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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