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ラグビー コラム 2023年1月26日

連敗脱出へ!名門同士がリーグワン初対戦「コベルコ神戸スティーラーズ×トヨタヴェルブリッツ」。リーグワンD1第6節

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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コベルコ神戸スティーラーズ vs. トヨタヴェルブリッツ

連敗脱出を懸けて。

名門同士がリーグワン初対戦だ。

昭和3年(1928年)創部、1988年度から7年連続日本一を達成、前身トップリーグでは2度の優勝(2003、2018年度)を果たしたコベルコ神戸スティーラーズ

昭和16年(1941年)創部、全国社会人大会優勝5回、トップリーグ時代から4強の常連として存在感を示しているトヨタヴェルブリッツ

2年目のジャパンラグビーリーグワン、第6節交流戦の1月28日(土)は、そんな両雄が兵庫・神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で相まみえる。

ホストのスティーラーズは第5節を終えて7位(2勝3敗)。もちろん満足できる順位ではないはずだ。

前節(第5節)はクボタスピアーズ船橋・東京ベイとのビジター戦に臨み、21-25で3敗目を喫した。

しかし、攻守にわたり不調だった第4節東京サンゴリアス戦(19-39で敗戦)とは、明らかに違った。

「先週の大敗(サンゴリアス戦)を受けて、今週は気持ちを見せようということで試合に臨みましたが、その点に関してはすごく良かったです」(スティーラーズ・橋本皓キャプテン)

ハイレベルなスキル、判断で創りあげるクリエイティブな全員ラグビーを披露。守備でも奮闘し、タックル成功率は速報値で85.1%を記録。勝利したスピアーズの79.5%を上回った。

あとは連敗を脱出するのみ。

馴染みのあるホストスタジアム・神戸ユニバーで、勝敗を五分にする今季3勝目をチームファン「スティールメイツ」(Steel Mates)に届けたい。

コベルコ神戸スティーラーズ スターティングメンバー

スティーラーズは敗戦した前節から先発4名を変更。

FW3名(PR高尾時流、LO小瀧尚弘、NO8トコキオ ソシセニ)、BK1名(WTB中孝祐)を変え、重要な一戦に臨む。

迎え撃つ相手は、リーグワン1年目の昨季対戦が試合中止となったため、今回がリーグ初対戦となる9位(1勝4敗)のヴェルブリッツだ。

開幕戦の勝利から、まさかの4連敗。

対戦相手との兼ね合いもあるが、得点差は第2節から2、4、15、38と広がってきた。前節は東芝ブレイブルーパス東京に38点差(25-63)で大敗を喫した。

大敗後、ゲームキャプテンを務めた南アフリカ代表のFLピーターステフ・デュトイは「フィジカルでやられました。相手はプレーの実行力が非常に高かった」と厳しいコメントを残した。

大敗した理由については「メンタルの部分。相手のほうがハングリー精神、情熱、プライドがあったように感じました」と話した。

ここで負ければ5連敗だ。

リーグ戦は残り11試合あるが、11試合しかないとも取れる。4位までが進出するプレーオフトーナメント進出へ向けて、正念場となる一番だ。

トヨタ

先発は先週から6人変更。FWではHO彦坂圭克、フランカーで今季初先発のウィリアム・トゥポウ、FL古川聖人

司令塔にSOティアーン・ファルコンが戻り、WTBジョネ・ナベテレヴ、CTBチャーリー・ローレンスもスタメンを託された。

焦点の一つはブレイクダウンだろう。

ヴェルブリッツの武器の一つは、姫野和樹共同キャプテンのジャッカルに代表されるディフェンス・ブレイクダウン(ボール争奪局面)だ。

まずは前節落ち込んだタックル精度を高めて、ブレイクダウンで規律を保ちながらファイトしたい。

ボールを奪えずとも攻撃速度を落とせれば、ディフェンス・ラインを整える時間を確保できる。細かいパスを活用するスティーラーズのアタックにプレッシャーを掛けられるだろう。

スティーラーズは、1試合に1枚のペースでイエローカードが出ている。63回(1試合平均12.6回)の反則数を減らしたいところだ。

一方のヴェルブリッツの反則数は、首位の埼玉ワイルドナイツと並んでD1最小タイの51回(1試合平均10.2回)。お互いに強力なフィジカルが本来の武器のひとつ。激しいファイトは必至だが、規律を保ちながら攻守の精度を高めたい。

リーグワンで初対戦する名門同士、プライドを懸けて連敗脱出、下位脱出を狙う。キックオフは土曜日の14時30分だ。

文:多羅 正崇
多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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