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東芝ブレイブルーパス東京 vs. トヨタヴェルブリッツ
お互い衝突局面にはこだわりがある。
2年目のジャパンラグビーリーグワン、ディビジョン1(D1)第5節。
1月22日(日)は東京・秩父宮ラグビー場で、6位(2勝2敗)の東芝ブレイブルーパス東京が、9位(1勝3敗)で3連敗中のトヨタヴェルブリッツを迎え撃つ。
ホストのブレイブルーパスは前節、今季昇格組の三菱重工相模原ダイナボアーズに4点差(19-23)で2敗目。ダイナボアーズ戦の黒星は1948年の創部以降初めてだった。
敗因の一つはハンドリングエラー。そして攻撃時のブレイクダウン(ボール争奪局面)では、ダイナボアーズの大きな武器である激しいブレイクダウン・ワークに苦しめられた。
「自分たちのハンドリングのミスが敗戦に繋がりました。あとは、ブレイクダウンに対して緊急性をもって直行するという部分ができていませんでした」(ブレイブルーパス、トッド・ブラックアダーHC)
今季からチームスピリットを「猛勇狼士 ~我ら、接点無双、猛攻猛守の紳士なり」と定めたブレイブルーパス。前身リーグの2009年度以来の優勝を狙う名門として、連敗を阻止し、プライドを示したいところだ。
一方、戦前に創部(1941年)された歴史を持つヴェルブリッツは、今季開幕白星スタートを切ったものの、第2節にダイナボアーズに2点差(25-27)で敗れるなどして3連敗。
前節はリーグワン初代王者の埼玉ワイルドナイツに19-34で敗戦。後半に無類の強さを発揮する王者ワイルドナイツに対し、ハーフタイムを13点ビハインド(14-27)で迎えた時点で厳しい戦いだったろう。
「我々としては、ワイルドナイツさんのようにディフェンスで我慢できなかったことが敗因だと思います。我慢強く戦えていければ展開は違っていたと思います」(ヴェルブリッツ・SH福田健太)
トヨタヴェルブリッツスターティングメンバー
ヴェルブリッツは、他チームに比べてディシプリン(規律)に優位性がある。
ここまでの反則数はD1最小の43回。12チーム中10位タイとなる57回のブレイブルーパスとは対照的だ。
今節でも、規律正しくディフェンスを続け、ブレイブルーパスの反則を誘いたい。相手が自陣で反則を重ねれば、SOティアーン・ファルコンら好キッカーによるPG(ペナルティゴール)攻勢に持ち込める。ファルコンはゲインメータでもD1で2位の396メートルの大活躍だ。
守備時のブレイクダウンはヴェルブリッツの強みの一つ。ブレイブルーパスは、ダイナボアーズのジャッカルに苦戦した前節と同じ轍を踏みたくない。
日本代表のFL/NO8姫野和樹をはじめ、ジャッカルの名手が揃うヴェルブリッツに対し、意思統一された攻撃から、2人目のサポートを速くし、ラックを連取したいところだ。
ヴェルブリッツの修正すべき点は、前節4回ロストしたラインアウトだろう。第4節終了時点でラインアウト成功率は83.05%。一方のブレイブルーパスは92.06%と安定している。上記のブレイクダウンとラインアウトの攻防は注目したい。
そして個人的に注目したい最大のポイントは、やはりフィールドプレーでの衝突局面だ。
伝統的に強力FWの推進力を武器としてきたヴェルブリッツ。共同キャプテンの姫野、D1で2位となる53回のボールキャリーを記録しているフェツアニ ラウタイミなど、大型の強力キャリアーが居並ぶ。
東芝ブレイブルーパス東京スターティングメンバー
かたや強烈なフィジカリティがチーム文化として定着しているブレイブルーパス。「接点無双」を掲げる名門として、衝突局面を避けていく選択肢などありえない。その選択自体がアイデンティティの危機となりうる。
まさにアイデンティティを懸けた勝負。一つひとつの衝突が、大きな見所だ。
キックオフは日曜日の午後2時。秩父宮ラグビー場で展開される、大迫力のバトルを刮目したい。
多羅 正崇
1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある
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