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2位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイと、上位に食らいつきたいコベルコ神戸スティーラーズが「えどりく」で激突。ジャパンラグビー リーグワン第5節
ラグビーレポート by 斉藤 健仁クボタスピアーズ船橋・東京ベイvs.コベルコ神戸スティーラーズ
昨年12月17日に開幕した「NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23」。同じカンファレンス同士が対戦するディビジョン1の前半最終戦となる第5節は、1月21・22日の両日に行われる。
21日(土)、東京・江戸川陸上競技場では、3勝1分(勝ち点16)で現在2位につけているクボタスピアーズ船橋・東京ベイと、2勝2敗(勝ち点9)で7位のコベルコ神戸スティーラーズが激突する。
前節、今季初のホストゲームでNECグリーンロケッツ東葛に40-7と快勝し、江戸川陸上競技場での連勝記録を10に伸ばしたスピアーズ。試合後、「ここからまた成長して次の試合につなげていきたい」と語っていたフラン・ルディケHC(ヘッドコーチ)は、先週の試合からFW(フォワード)6名、BK(バックス)4名と先発メンバーを大きく変更して臨む。
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
フロントローはPR(プロップ)加藤一希、オペティ・ヘルから、昨年日本代表初キャップを獲得した海士広大と、松波昭哉の2人になり、HO(フッカー)は前節リーグワンデビューを果たしたスカルク・エラスマスが外れ、南アフリカ代表のマルコム・マークスが復帰した。
LO(ロック)はトップリーグ時代を含め、50キャップとなる元日本代表の ウヴェとデーヴィッド・ブルブリングの2人が先発、ルアン・ボタがリザーブに下がった。FL(フランカー)は6番を日本代表のピーター・ラブスカフニ、7番はトゥパ・フィナウから末永健雄に替わった。NO8(ナンバーエイト)は日本代表のファウルア・マキシが引き続き務める。
BKを見ると、ハーフ団は前節のSH(スクラムハーフ)谷口和洋とルーキーのSO(スタンドオフ)押川敦治のコンビから、SH藤原忍、オーストラリア代表SOバーナード・フォーリーのコンビに戻った。CTB(センター)は前節と同じく、キャプテンの立川理道と元オールブラックスのライアン・クロッティと国際経験豊富な2人が先発する。
WTB(ウイング)は現在トライランキングトップの新人・木田晴斗(立命館大学出身)がメンバー外となり、先週FB(フルバック)でプレーしたゲラード・ファンデンヒーファーが11番に入り、14番根塚洸雅と、日本代表の両翼となった。FBは今季リーグワンデビューを果たした島田悠平が初めて先発する。
なお、PR海士とWTBファンデンヒーファーはスピアーズで50キャップの節目となる。リザーブにはベテランのHO杉本博昭、日本代表経験のあるCTBテアウパ シオネらが入った。
試合2日前の会見に応じたスピアーズのLOウヴェが「(チームの好調は)一貫性を持ってやれている。スティーラーズ相手にFWで相手を圧倒していくことが必要」と話した。
CTBクロッティも「スティーラーズはBKにいい選手がいて、アタッキングマインドを持ったチームだが、自分たちのディフェンスシステムを信じてやれ切れば止められる」と自信を見せていた。やはり、セットプレーとディフェンスからプレッシャーをかけるスピアーズのラグビーを見せたい。
前節は体調不良者が出て試合直前にメンバー変更が生じ、19-39と東京サントリーサンゴリアスに敗戦、なかなか勝ち点を伸ばせないスティーラーズ。ニコラス・ホルテンHCはFW5名、BK3名とメンバーを動かした。
コベルコ神戸スティーラーズ
FWは、1番に元日本代表で副将の中島イシレリが高尾時流に替わって先発し、3番には37歳のベテラン山下裕史が入った。HOは今季サンゴリアスから加入した北出卓也に替わって松岡賢太が務める。
LOはジェラード・カウリートゥイオティに代わり、張碩煥がJD・シカリングとコンビを組む。バックローは、FL6番が今村陽良から、今季横浜キヤノンイーグルスから移籍したサウマキ アマナキが初めて出場。7番にはキャプテンの橋本皓が復帰し、前節7番に入っていたスプリングボクスで31キャップのマルセル・クッツェーがNO8を務める。
BKはSHがベテランの日和佐篤に代わって中島大希が、副将で日本代表SO李承信とハーフ団を構成する。CTBは元オールブラックスのナニ・ラウマペがメンバー外となってチャード・バックマンがラファエレ・ティモシーとコンビを組む。WTBも昨季トライ王の山下楽平と、前節NO8でプレーしたアタアタ・モエアキオラのコンビとなり、FBは日本代表の山中亮平が引き続き務める。
控えにはPR山本幸輝、LO前川鐘平らの他に、新加入のBKボーディン・ワッカが初めてメンバー入りした。スピアーズの強力FWにしっかり対抗してスキルフルな選手が揃うBKで勝負を挑みたいところだ。
ホルテンHCは「細かいところで、自分たちのスキルの精度が足りていなかった。ブレイクダウンでペナルティを取られている。1人ひとりの1対1のタックルクオリティーを上げることがペナルティの数を減らすことにつながる」と課題を口にした。規律よくプレーすることが勝敗に直結してくるだろう
両者は昨シーズン、それぞれホームで勝利し、1勝1敗の五分の成績だった。2021年のトップリーグではプレーオフ準々決勝で対戦し、スピアーズが23-21と接戦を制している。
オレンジのジャージーではなくブラックのジャージーをまとって戦うというスピアーズはホストの「えどりく」での連勝記録を11と伸ばして、首位の埼玉パナソニックワイルドナイツに追走したい。一方のスティーラーズはトップ4に入るためにも上位チームに勝利して勝ち点を伸ばしたいところだ。
クボタスピアーズ船橋・東京ベイvs.コベルコ神戸スティーラーズの激突は1月21日(土)午後2:30から東京・江戸川陸上競技場でキックオフされる。
文:斉藤健仁
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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