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12月27日(火)大会初日、日本航空石川、國學院久我山、尾道、大分東明など強豪校が登場。全国高校ラグビー大会1回戦のみどころ
ラグビーレポート by 斉藤 健仁國學院久我山のHO清水主将
いよいよ12月27日(火)から大阪・東大阪市花園ラグビー場で、102回目となる「花園」こと、全国高校ラグビー大会が始まる。今季も例年通り51校が出場し、27日の1日目は1回戦8試合が行われる。今大会は3年ぶりに有観客で開催される予定だ。
まず、メインの第1グラウンドでは午前11:20より、U18花園女子15人制の試合が行われ、その後は2試合が行われる。午後1:25キックオフの第1試合は、岐阜工業(岐阜)と高知中央(高知)が対戦する。
岐阜県大会決勝で関商工を8-7と退け、5大会ぶり19回目の出場となった岐阜工業は、NO8(ナンバーエイト)平光考成主将(3年)を中心に、FW(フォワード)が前に出て、副将のSH(スクラムハーフ)山際敬祐(3年)ら、BK(バックス)陣がテンポよくアタックをして勝利を目指す。
4大会連続の出場となった高知中央は、NO8モノヘア・シアオシ、CTB(センター)ボロ・ティモテ(3年)のトンガ人留学生のパワーを軸にして勝ちたい
前回は県大会決勝の引き分け抽選で花園に出られなかった大分東明
午後2:50キックオフの第2試合は、高松北(香川)と大分東明(大分)が相まみえる。展開ラグビーが持ち味の大分東明は、LO(ロック)石川東樹、NO8ダウナカマカマ・カイサ、CTBナブラギ・エロニのフィジー出身の留学生、CTB浦山丈、WTB(ウイング)浦川直輝(いずれも3年)と、5人の高校日本代表を擁し、大分東明史上最強と言われるメンバーでベスト8入りを目指す。
香川県決勝で坂出第一を20-14で下し、4大会ぶりの出場となった高松北は、SO(スタンドオフ)鈴木開成主将(3年)中心に、18人の部員全員で一丸となってチャレンジしたい。
第2グラウンドでは3試合が行われる。午後0:00キックオフの第1試合は大津緑洋(山口)と富山第一(富山)が対戦する。3大会連続の出場となった大津緑陽は、NO8林万一心主将、CTB増田琉斗副将(いずれも3年)を軸に、強みのしっかり前に出るディフェンスを軸にアタックつなげたい。
全国高校ラグビー22/23
【動画】花園ナビ ~全国高校ラグビー22/23大会ガイド~
4大会連続14回目の出場の富山第一は、副将のHO(フッカー)竹澤咲人(3年)、NO8開保津瑠樹(2年)らのFW陣、SH(スクラムハーフ)川原田蒼士(2年)、主将のSO山田純平(3年)のハーフ団を中心に、持ち味の堅守速攻で勝利を掴みたい。
第2試合は午後1:25にキックオフされ、近大和歌山(和歌山)と名護(沖縄)が対戦する。和歌山工業に勝って2大会連続4回目の出場となった近大和歌山は、SO森口将太郎主将、CTB岸未来副将(いずれも3年)を中心としたBKの展開力を武器としており、昨年の経験も活かし、まずは花園での初戦突破を目指す。
ライバルのコザ高校を下し、2大会ぶり20回目となった沖縄の強豪・名護は、主将のNO8比嘉礼(3年)のリーダーシップのもと、体重110kgのPR(プロップ)加屋本唯(3年)、95kgのLO比嘉弥月(2年)と平均体重90kgを超える大型FWを武器に、ディフェンスから攻撃のチャンスを伺う。
第3試合は午後2:50から行われ、北見北斗(北北海道)と日本航空石川(石川)が対戦する。過去に準優勝4回の経験もある古豪・北見北斗は、旭川龍谷に勝って13大会ぶりの出場を決めた。NO8荒田悠佑主将(3年)を筆頭に、直向きなタックルでまずは久しぶりの花園で勝利を目指せるか。
18大会連続18回目の出場となった、北信越チャンピオンの日本航空石川。高校日本代表のCTBトゥポウ・トゥリマファ副将(3年)や、突破力が期待されるFL(フランカー)カイアヌアヌ・セニセニ(1年)らトンガ人留学生、187cm、121kgの大型PR槇村紫勇(2年)のボールキャリーなど、個の強さを生かしたアタックで過去最高のベスト8以上の成績を残せるか。
第3グラウンドでも3試合が行われる。午後0:00キックオフの第1試合では、倉吉東(鳥取)と高鍋(宮崎)が対戦する。5大会ぶりの出場となった倉吉東だが、倉吉総合産業、米子工業が負傷でメンバーが15人揃わなかったために予選が行われず、花園出場が決定した。キャプテンのCTB坂根連太朗(3年)を筆頭に19人のメンバー全員が、2校の思いを背負って花園で戦う。
12回連続30回目の出場となった宮崎の名門・高鍋は、WTB(ウイング)中津留真ノ介主将(3年)を中心としたテンポの速いFW、BK一体となったアタックが持ち味で、創部100周年の節目を飾る正月超えを目指す。
午後1:25にキックオフされる第2試合は、日川(山梨)と國學院久我山(東京第1)の伝統校同士の対戦となった。17大会連続52回目の出場となった日川は、浦安D-RocksのSH飯沼蓮の弟で、主将のSH飯沼暖と、SO山根壮太(いずれも3年)のハーフ団を起点にテンポの良いアタックで年越しをねらう。
2大会連続出場となった國學院久我山は、高校日本代表候補で主将のHO清水健伸、高校日本代表候補のLO磯部俊太朗(いずれも3年)ら平均体重100kgの大型FWの強力なモール、BK陣にもランナーが揃っており総合力は高く、副将のSO袖山遼平のゲームメイクから得点を重ねたい。
午後2:50からは第3試合の朝明(三重)と尾道(広島)の県を代表するチーム同士の一戦がキックオフされる。11大会連続13回目となった朝明は、主将のWTB(ウイング)内山陸、副将のNO8岡田大和(いずれも3年)を中心とした決定力の高いチームで初の2勝を狙えるか。
練習試合で報徳学園に勝利し、上り調子の16大会連続17回目の尾道。共同主将の1人、SO青田宗久(3年)、U17日本代表のSH竹本悠希(2年)のハーフ団2人を中心に、ディフェンスを軸に、ボールを動かすラグビーで上位をうかがう。
【大会1日目 1回戦:12月27日(火)】
◆第1グラウンド
・午後1:25 岐阜工業(岐阜) vs. 高知中央(高知)
・午後2:50 高松北(香川) vs. 大分東明(大分)
◆第2グラウンド
・午後0:00 大津緑洋(山口) vs. 富山第一(富山)
・午後1:25 近大和歌山(和歌山) vs. 名護(沖縄)
・午後2:50 北見北斗(北北海道) vs. 日本航空石川(石川)
◆第3グラウン
・午後0:00 倉吉東(鳥取) vs. 高鍋(宮崎)
・午後1:25 日川(山梨) vs. 國學院久我山(東京第1)
・午後2:50 朝明(三重) vs. 尾道(広島)
文/写真:斉藤健仁
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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