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ラグビー コラム 2022年12月24日

明治大学、「80分間ハングリーに戦う」。正月越えを懸け宿敵・早稲田大学と対戦。ラグビー全国大学選手権 準々決勝

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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スタメンで起用されるSO池戸

12月25日(日)、ラグビー全国大学選手権は準々決勝でシード校が登場、正月越えを懸けた戦いが行われる。関東大学対抗戦で2位となり、第2シードに入った明治大学。選手権初戦となる準々決勝の相手は3回戦で東洋大学に勝利した早稲田大学。「対抗戦で勝った相手に負けられない」(右PR/プロップ為房慶次朗・文3=常翔学園)。大学日本一に向け、石田組の本当の戦いが始まる。

3週間前に行われた対抗戦での早大戦。明大が開始10分で2トライを奪うなど効果的に得点を重ね35-21で快勝した。「入りから自分たちのペースに持って行けた」(左PR中村公星・情コミ4=国学院栃木)。入りの悪さという課題を克服し伝統の一戦を制した。

一方、『MEIJI TIME』と呼ばれる前半最後の10分と後半最後の20分に失点を許すなど課題も残った明大。「80分間ハングリーな気持ちを持ち続けて戦いたい」(左WTB/ウイング石田吉平主将・文4=常翔学園)。選手権では80分間通して相手を圧倒し続けるプレーが求められる。

明大のスタメンは対抗戦での早大戦から1人変更。攻撃の組み立てのカギを握るSO(スタンドオフ)に池戸将太郎(政経3=東海大相模)が抜擢された。「細かいミスをなくして試合をつくることを意識したい」(池戸)。

今年度はSH(スクラムハーフ)にも挑戦するなど出場機会を求めた中でめぐってきた最大のチャンス。副将・大賀宗志(営4=報徳学園)も「出番を最大限に生かしてアピールとチームの勝利に貢献してほしい」と期待を寄せる。正確なパス回しと精度の高いロングキックで明大の攻撃をけん引してくれることを期待したい。

リザーブ入りしたルーキー利川(左)と山村

リザーブには1年生から3人が名を連ねる。「少ない時間でも求められる役割をしっかりと果たしてチームに貢献したい」(FL利川桐生・政経1=大阪桐蔭)。「得意なステップとスピードを出してトライを取りたい」(CTB/センター山村和也・商1=報徳学園)。フレッシュなルーキーが宿敵相手にどんなプレーを見せてくれるのか注目だ。

一方の早大はチームを引っ張るカギとなる選手がFW(フォワード)、BK(バックス)ともに帰ってきた。1人目は左FL(フランカー)相良昌彦主将。早慶戦でケガをし、早明戦、東洋大戦と欠場したが今試合で復帰。頼れる主将の帰還によりベストメンバーが揃った。そんな早大FW陣に対し、明大としては対抗戦の時のようにセットプレーを安定させて流れをつくっていくことが大切になる。

2人目はSO伊藤大祐。夏合宿でケガを負ったが東洋大戦でリザーブに復帰。後半からFB(フルバック)のポジションで出場し、逆転勝利に貢献した。「(伊藤は)アタックがうまいので走られたら怖い」(左FL森山雄太・政経3=東福岡)明大としてはこの2人のキーマンを自由にさせないことが重要になってくる。

1週間前、ジュニアチームによる明大と早大の練習試合が行われた。その試合では今試合メンバー入りできなかった4年生の多くが出場。接戦の末、最後は4年生の力で明大が勝利をつかみ取った。

「4年間一緒にやってきた同期の頑張っている姿を見て刺激を受けた」(右LO/ロック武内慎・商4=石見智翠館)。先週の熱い試合を受け、気合十分な選手たち。4年ぶりの大学日本一へ、選手、スタッフ全員の思いを背負った紫紺の戦士たちの熱い冬が幕を開ける。

文/写真:牛嶋淳太郎(明大スポーツ新聞部)

代替画像

明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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