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ラグビー コラム 2022年12月23日

京都産業大学、日本一への第1関門、4連敗中の慶應義塾大学戦に挑む。ラグビー全国大学選手権 準々決勝

ラグビーレポート by 京産大アスレチック
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得点力の高いBKの一角を担うWTB高井良成

5度目の正直へ。

12月3日、赤紺軍団は7戦全勝で、24年ぶり2度目となる関西大学リーグ連覇を果たし、大学日本一への確かな一歩を踏み出した。そしていよいよ、京都産業大学にとって36回目の大学選手権が12月25日(日)ヨドコウ桜スタジアム(大阪市)で幕を開ける。対するは関東大学対抗戦4位の慶應義塾大学。大学選手権ではこれまで4回対戦して、いずれも敗戦を喫している。

◆過去4回の対戦成績
2020年 ●京産大 14-47 慶應大○
2018年 ●京産大 25-43 慶應大○
2014年 ●京産大 21-52 慶應大○
2005年 ●京産大 15-17 慶應大○

慶應大といえば「魂のタックル」と形容されるディフェンスが持ち味だ。廣瀬佳司監督はそのディフェンスについて「1人目のタックルが低い。2人目がちゃんとドミネートしてくるので、中々前に出してくれない」と見ている。

慶應大が早稲田大学戦を始めとする対抗戦で見せてきた、強烈なブレークダウンに勝ち切れるかどうかが大きなポイントとなりそうだ。だからこそ、「ボールを動かす前にセットプレーでプレッシャーをかけて相手の出足を鈍らすこと」が必要だと言う。やはり、どんな相手であろうとやることは変わらないようだ。京産大はリーグ戦で戦ってきたように安定したセットプレーから攻撃の流れを掴みたい。

天理大学戦でケガから復帰したハードタックラー、FL(フランカー)三木皓正(済3=京都成章)は関東の強豪校に勝つためのカギとして、「自分たちの強みを貫くこと。相手の弱みを消すとか、いろいろな戦術があるが、自分たちの強みを出すことが、必ず関東にも通じると思うので、その小さな穴から大きな穴につなげていけるようにするのが大切」と語った。

京産大の強みはプライドのスクラムと、ひたむきなアタック、ディフェンス。そして高い得点力がある。京産大はリーグ戦の7試合で391得点を挙げ、1試合平均では55得点という計算になる。関西リーグではSO(スタンドオフ)西仲隼(法4=近大附属)は96点を挙げて得点ランキング1位。WTB(ウィング)シオネ・ポルテレ(現1=目黒学院)は9トライで、トライ数ランキング2位となっている。

FWの核となるLOアサエリ・ラウシー

LO(ロック)アサエリ・ラウシー(現4=日本航空石川)や、ポルテレら留学生の爆発的な縦への推進力。そして、共同主将のCTB(センター)家村健太(法4年=流経大柏)と、西仲のダブル司令塔を中心にボールを動かし、空いたスペースをWTB高井良成(営3=関大北陽)やCTB西浩斗(済2=熊本西)らが駆け抜ける。FW(フォワード)とBK(バックス)がバランスよく機能し得点してきたのが今年の京産大だ。

選手権へ向けてFL福西隼杜(済4=報徳学園)共同主将は「絶対に優勝して日本一になりたい」と力強く語った。悲願の日本一に向けて、まずは今年こそ慶應大戦で笑顔の花を咲かせたい。

文:大谷賢之介/写真:藤田芽生(京産大アスレチック)

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京産大アスレチック

京都産業大学体育会本部編集局は年4回、「京産大アスレチック」という体育会の広報新聞を作成しています。また、SNSなどを活用し、試合速報やブログ記事の更新、号外・試合告知ポスターの発行を行っています。 »HP »Twitter »Facebook

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