人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2022年12月11日

【ハイライト動画あり】同志社大学、福岡工業大学に快勝しベスト8進出。ラグビー全国大学選手権3回戦

ラグビーレポート by 同志社スポーツアトム編集局
  • Line

ディフェンスを突破する大森

12月11日、東大阪市花園ラグビー場第1グラウンドで第59回全国大学ラグビーフットボール選手権3回戦が行われた。福岡工業大学と対戦した同志社大学は62-17で勝利し、選手権での1勝目を飾った。
「負けたら終わり」(WTB/ウィング大森広太郎・商4=茗溪学園)。その言葉通り、気迫に満ちた試合だった。

ゲーム序盤から同志社が主導権を握り、敵陣でプレーし動きのあるアタックを形成していく。試合が動いたのは前半12分、インテンショナルノックオンで、相手PR(プロップ)がシンビンにより10分間の退場。FW(フォワード)で優位に立った同志社がラインアウトからモールを組み、トライに持ち込んだ(7-0)。

モールで押し込む同志社

先制から流れに乗りたい同志社は、ラックからボールを持ち出しビックゲインに成功。そして、優位のスクラムからペナルティを獲得し、ラインアウトへ。またもモールを形成し、追加点を得た(14-0)。今日のセットプレーについて、PR山本敦輝(社3=常翔学園)は「うまくいかない場面もあると思っていたが、自分たちで修正していいゲームができた」と振り返った。

ボールをキャリーする西村副将

そこからお互いに細かいミスが続いたものの、またも同志社がチャンスを演出。前半30分、ラインアウトから大外へと展開し、CTB(センター)西村海音(商4=同志社)から大森へとパスがつながりトライ。難しい角度のコンバージョンキックを成功させ、21-0とした。その後も、外への展開からSO(スタンドオフ)大島泰真(スポ1=京都成章)がギャップを突き、またも大森がトライ、28-0とする。

同志社の勢いはまだ止まらない。前半37分、キックオフのキャッチから大森がビックゲイン。相手のディフェンスラインが整っていない間にBK(バックス)がキックパスでトライを奪った(35-0)。ハイボールの処理について、大森は「自分の強みなので、積極的に(ボールを)競りに行こうと強気な気持ちだった」と振り返った。大きく点差を広げた前半を終え、さらに引き離すべく、後半が始まった。

ラグビー 全国大学選手権 22/23

【ハイライト】3回戦 同志社大学 vs. 福岡工業大学

しかし、ここで宮本監督の「後半の入りがまだまだ」という言葉そのままに後半開始4分、敵陣でプレーしていたものの、大外から抜かれ一気に自陣へと戻される。そこから相手FWの連続ピックアンドゴーに我慢することが出来ず、最初の得点を許してしまった(35-5)。

このまま、続けて追加点を許すことはできない同志社は、後半10分大島のキックから多彩なアタックを展開。ラインアウトは失敗するも、WTB芦塚仁(社3=大阪桐蔭)のカバーでマイボールをキープ。そして中央までつなぎ、交代して常にボールに目を光らせていたFL(フランカー)奥平都太郎(法2=東海大大阪仰星)がインゴールへと飛び込んだ(42-5)。後半18分にはFWのシェイプで敵陣へ侵入し、中央をオフロードパスで突破。右大外の空いたスペースで待ち構えていたCTB市川亮太(法3=東海大大阪仰星)が飛び込んだ(49-5)。

さらに後半22分、またも外までボールをつなぎ、CTB西村がトライを奪った(54-5)。この試合に向けて西村は、「自分たちのラグビーをやっていくことにフォーカスを当てて練習してきた」と振り返った。後半28分にはボールを展開されると、数的不利をつくられたところを突かれ、トライを許してしまうが、すぐさま修正しトライを奪い返した(59-10)。

試合後の握手を交わすFL梁本旺義主将(社4=常翔学園)

これ以上、トライを奪われたくない同志社だったが、後半38分にFWのミスから自陣深く入り込まれ、さらに立て続けのミスで対応が遅れてトライを奪われてしまう(59-17)。しかし、その後はBKが相手を翻弄し、ペナルティを獲得。落ち着いてショットを決め、62-17というスコアで選手権3回戦を勝利で飾った。

円陣を組む同志社フィフティーン

次の秩父宮で待ち構えているのは、昨季の大学王者・帝京大学。宮本監督は「鍵は1対1、アウェーの中でもしっかりとパフォーマンスが出せるよう、この2週間準備していきたい」と意気込みを語った。次のゲームを最後の試合にしないためにも、もう一度自分たちのラグビーを見つめなおし、全国の舞台で「もう一歩」大きく羽ばたいてほしい。

文:西田雄哉/写真:松井麻衣、勝部健人、小野理紗、浅川明日香(同志社スポーツアトム編集局)

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局は1978年に創刊された同志社大学唯一の体育会機関紙です。年6回の本紙の発行を軸に、号外の発行やHPの管理などをすべて学生の手で行っています。
公式サイト Twitter→@atom_doshisha

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ