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ラグビー コラム 2022年12月1日

順位アップを狙う慶應義塾大学と全勝優勝を決めたい帝京大学が対戦。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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慶應義塾大学vs.帝京大学

12月3日(土)4日(日)にラグビー関東大学対抗戦の最終戦が行われる。3日(土)、東京・秩父宮ラグビー場では、2年連続11度目の対抗戦優勝を決めた帝京大学が、4位の慶應義塾大学の挑戦を受ける。

昨年の同カードは帝京大学が64-14で快勝したが、一昨年は慶應義塾大学が12-13で勝利。過去5年は帝京大学が4勝1敗とリードしているものの、2017年は3点差、2018年は5点差と、両校の対戦は勝利と接戦となるケースが多いと言えよう。

今季、帝京大学は開幕から6連勝、前節は明治大学を29-13で下して、勝ち点を30に伸ばして対抗戦の連覇を決めた。シードされ、12月25日(日)の準々決勝から参戦する大学選手権に向けて勢いに乗るためにも、2年連続全勝優勝を決めたいところだ。

一方の慶應義塾大学(勝ち点20)は開幕から4連勝だったが、ライバルの明治大学(勝ち点24)、早稲田大学(勝ち点23)に連敗して4位だが、大学選手権の出場は決めている。ただ勝利すれば3位になる可能性も残されている。大学選手権の初戦(3回戦)は12月11日(日)であり、勝利して勢いと自信を得て臨みたいところだ。

帝京大学のメンバー

まずは帝京大学のメンバーから見ていこう。今後を見据えて、メンバーを大きく変えてくることも予想されたが、今季から指揮官となった相馬朋和監督は主力メンバーを揃えてきた。前節からの変更は2名。LO(ロック)江里口真弘(4年)がメンバー外となり、LO本橋拓馬(2年)が先発。そしてキャプテンCTB(センター)松山千大(4年)がケガから復帰して先発に名を連ね、CTB五島源は控えに回った。

13人は前節と同じで、FW(フォワード)、BK(バックス)ともに隙がないメンバーだ。FWはHO(フッカー)江良颯(3年)を筆頭に、PR(プロップ)高井翔太(4年)、上杉太郎(3年)の第1列、LOは本橋と山川一瑳(4年)のコンビ。バックローはFL(フランカー)青木恵斗(2年)、奥井章仁、NO8(ナンバーエイト)延原秀飛(3年)の強力な3人が並ぶ。

BK陣はSH(スクラムハーフ)李錦寿(2年)と、前節はゲームキャプテンを務めたSO(スタンドオフ)SO高本幹也(4年)のハーフ団がゲームコントロールする。CTBは松山主将と二村莞司の4年生コンビ、バックスリーは前節2トライのWTB(ウィング)小村真也(2年)、高本とむ(3年)、FB(フルバック)谷中樹平(4年)の3人だ。

「強みはコンタクトとセットプレー」と相馬監督が話すように、この試合でもスクラム、ラインアウトなどセットプレーとタックルからリズムを作りたいところ。2年前は負けるなど、あまり得意としていない慶應義塾大学に快勝し、大学選手権に向けて大きな弾みをつけたいところだ。

慶應義塾大学のメンバー

続いて慶應義塾大学のメンバーを見ていこう。前節の早慶戦から4名(FW3名、BK1名)のメンバー変更を行った。試合の鍵を握るセットプレーで奮闘したいFWは3名変更。前節、控えだった右PR岡広将(3年)が先発し、先発だったPR鈴木悠太(4年)が控えに回った。LOは控えだったシュモック オライオンが先発し、栗田大次郎(4年)がメンバー外となり、控えに富澤友凱(4年)が入った。NO8は福澤慎太郎(3年)が先発し、高武俊輔(4年)がメンバー外となった。

他のFWはキャプテンFL(フランカー)今野勇久(4年)を筆頭に、前節トライを挙げたPR松岡勇樹(4年)、HO中山大暉(2年)、LOアイザイア・マプスア(4年)、FL樋口豪(3年)がスターティングメンバーとなった。

BKはインサイドCTB永山淳(3年)がメンバー外となり、CTB中村大地が13番から12番に上がり、13番には三木海芽(3年)が入った。ハーフ団、バックスリーは同じでSH小城大和(2年)、SO中楠一期(4年)、WTB佐々木隼(4年)、ルーキーWTB今野椋平(桐蔭学園出身)、FB山田響(3年)が先発する。

早慶戦では前半を10-0とリードしながら、13-19で逆転負けを喫してしまった。ただ、終了間際にPG(ペナルティゴール)で7点差以内の敗戦で勝ち点1を取り、順位アップの可能性を帝京大学戦につなげたといえよう。

栗原徹監督は「帝京大学は一級品のチームなので、チャレンジするしかない。1点に集中したい」と話したように、SO中楠、FB山田らのキックでしっかりエリアをとり、伝統としているタックルでロースコアに持ち込み勝機を見いだしたい。

両校ともに勝利して大学選手権につなげたいところだ。帝京大学が全勝で優勝に花を添えるか。それとも慶應義塾大学が意地を見せて、3年ぶりの勝利で順位を上げることができるか。12月3日(土)、秩父宮ラグビー場で午後2:00にキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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