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ラインアウトのボールをキャッチするカナダ代表NO8デ・グート
ニュージーランドで10月8日に開幕した女子の15人制ラグビー世界一を決める「ラグビーワールドカップ2021」。先週末から予選プール上位8チームによる決勝トーナメントに入り、10月29日(土、30日(日)に準々決勝4試合が行われた。30日(日)はベスト4最後の座をかけて、カナダとアメリカの北米のライバルが激突した。
両者は予選プールでも日本と同じプールBに入り、最終戦で対戦した。この時はカナダがアメリカをカナダ29-14で下している。カナダは予選プールは3戦全勝で首位、全体でも2位の成績で決勝トーナメントに進出した。
ケヴィン・ルーエHC(ヘッドコーチ)は最終戦のアメリカ戦から2名の先発を変更。アメリカ戦で後半から出場しトライを挙げたベテランのPR(プロップ)オリヴィア・ドゥマルシャンが先発に復帰、FL(フランカー)ファビオラ・フォルテザが6番で先発し、FLカレン・ペカンが7番に移動した。
カナダは2019年以来、アメリカには6連勝中で、今年に入ってからも先週の予選プールの対戦を含め2勝、強力なFW(フォワード)を軸に相手にプレッシャーをかけたいところだった。
一方、アメリカのロブ・ケインHCは先週のカナダ戦から23名のメンバーを変えなかった。PRホープ・ロジャーは、アメリカ女子では歴代2番目、現役選手としては最多の41キャップ目となった。また、PRロジャース、キャプテンのNO8(ナンバーエイト)ケイト・ザッカリーを含む8人の選手は今大会4試合連続の先発となった。
ワールドカップ初代王者のアメリカは、現在カナダに6連敗中だが、ワールドカップでの敗戦は先日のプールBでの対戦が初めてのこと。何としてもリベンジを果たしたいところだった。
好調なカナダが予選プールに続いて勝利して5度目のベスト4入りを果たすか。アメリカがライバルとの再戦に勝利し2大会連続のベスト4入りなるか。注目の1戦は、10月30日(日)現地時間午後4:30にオークランドのワイタケレスタジアムでキックオフされた。
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