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ラグビー コラム 2022年9月20日

【ハイライト動画あり】明治大学、選手コメントで振り返る快勝の日本体育大学戦。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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トライを挙げた福田

筑波大学との初戦を勝利で飾った明治大学。大学日本一に向けて勢いを付けたい2戦目の相手は日本体育大学。台風14号の影響により、雨が降る中での試合となったが、変わらず明大は「前へ」進み続けるラグビーを見せてくれた。

前半序盤は敵陣に踏み込むも、点を取り切れない展開が続く。しかし16分、左PR(プロップ)中山律希(政経3=天理)が敵陣22mでボールを持つとFW(フォワード)陣で大きく押し込みゲイン。「1番のジャージーを着させてもらったので、ガツガツ前に出た」(中山)。

日体大ディフェンスが中央に集まったところで右側にパスを展開し、最後は左LO(ロック)山本嶺二郎(法3=京都成章)がトライ。待望の先制点を決めた。「雨でミスが多かったが、その中でも全員で集中して取れた。そこから流れを作れたのは良かった。」(山本)。

続く22分には相手のディフェンスのスキを突いた右FL(フランカー)福田大晟(商2=中部大春日丘)が抜け出し追加点を決める。「周さん(SH/スクラムハーフ萩原周・商3=大阪桐蔭)がしっかり見て、パスをくれたので、トライできて良かった」(福田)。

30分にも、マイボールのスクラムから右側へパス展開。スペースを見つけた左CTB(センター)廣瀬雄也(商3=東福岡)がトライを決める。「空いたスペースにボールを運ぶ明治のアタックを心掛けた」(廣瀬)。

前半36分にも右WTB(ウイング)秋濱悠太(商2=桐蔭学園)がトライを決めるなど4トライを奪取した明大。「アタックでもディフェンスでも日体大を圧倒しようと話していた」(廣瀬)。その言葉通り、相手に主導権を渡さないプレーを続け、前半を26-0で折り返す。

後半最初のトライを決めた秋濱

後半も日体大の勢いを抑え込む展開が続く。後半開始すぐに、フィールド中央から一気に左に展開。明大の幅広いアタックに相手選手は付いていくことができず、秋濱が10メートルライン付近から相手をかわしトライ。後半最初の得点を決めた。

ラグビー 関東大学対抗戦2022

【ハイライト】日本体育大学 vs. 明治大学

さらに後半26分には敵陣ゴールライン付近でのマイボールラインアウトからモールで押し込みHO(フッカー)金勇哲(営1=大阪朝鮮)がグラウンディング。「フィジカルで前に出ることができた」(山本)。

その後も明大の勢いは止まらない。34分には敵陣10mラインから原口虎太郎(商4=東福岡)が大きくゲイン。最後はパスを受け取った池戸将太郎(政経3=東海大相模)が中央付近にトライ。その2分後にも、敵陣10mラインから左WTB石田吉平主将(文4=常翔学園)が俊足を生かし快走。

さらにディフェンスでも、終了間際にピンチを背負ったが守り切り無失点。最後まで攻守共に手を緩めなかった明大が74-0で快勝した。それでも石田主将は試合後「特に試合の入りはミスが増えたので、もっと大胆かつ繊細にプレーしないといけない」と課題も口にするなど、さらなる成長を追い求めている。

次戦は2週間後、立教大学との試合だ。「チームとしても個人としてもレベルアップして日本一に向かっていきたい」(石田)。筑波大戦、日体大戦の課題をさらなる飛躍につなげ、対抗戦を走り抜ける。その先に見える大学日本一をつかみ取るため、前に進み続ける石田組にこれからも目が離せない。

文:森口絵美理/写真:牛嶋淳太郎(明大スポーツ新聞部)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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