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ラグビー コラム 2022年9月10日

ラグビーワールドカップまであと1年、フランス大使館のレセプションにラグビー日本代表HC・選手が参加

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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ジョセフHC、坂手主将らが参加

2023年の9月8日に開幕するラグビーワールドカップフランス大会まであと1年となった9月9日(金)、「ラグビーワールドカップ2023 1 Year to Goレセプション」が東京のフランス大使館にて行われた。

午前中まで大分・別府で合宿を行っていたラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)や、HO(フッカー)坂手淳史主将、フランスでのプレー経験のあるHO日野剛志、WTB(ウイング)松島幸太朗など、選手7人も参加した。

今回のイベントはフランス観光開発機構が日本ラグビー協会の協力も得て、プロヴァンス・アルプ・コートダジュール地方観光局、オクシタニー地域圏、トゥールーズ観光局の後援を得て開催したものだという。

会場には「国会ラグビークラブ」会長で、内閣総理大臣補佐官を務める中谷元衆議院議員、河野太郎デジタル大臣、6月にはフランスを訪れた東芝ブレイブルーパス東京の元日本代表の大野均さん、フランスでプレーした静岡ブルーレヴズの五郎丸歩CRO、横浜キヤノンイーグルスの沢木敬介監督、今季からフランス3部のパミエに移籍することが決まった合谷和弘選手(元クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)らの姿もあった。

ニコラ・ティリエ臨時代理大使

冒頭、駐日フランス大使であるフィリップ・セトン氏が現在、フランスに滞在していて出席できないため、ニコラ・ティリエ臨時代理大使が「ちょうど1年後、2023年ラグビーワールドカップが幕を開けます。日本代表チームとサポーターのみなさまは、プール戦の開催地トゥールーズ、ニース、ナントを訪れて、その魅力を知ることができます」。

「さらに『ブレイブブロッサムズ』の活躍で、さらに遠くへと足を運んでいただけることを期待しています。というのも準決勝、決勝に進出しないと日本とフランスの対戦は見られないからです。お互いそこまで勝ち進み、ラグビー史に残るような試合展開を見せてほしい」と挨拶した。

日本代表vs.イングランド代表戦の開催地ニースや、準々決勝の開催地となっているマルセイユのあるプロヴァンス・アルプ・コートダジュール地方観光局などによる映像によるプレゼンや、予選プール2試合の開催地であり日本代表のワールドカップ時のベースキャンプ地となるトゥールーズのあるオクシタニー地域圏副議長カメル・シブリ氏、トゥールーズ・メトロポール副議長ジャン=クロード・ダルドレ氏がそれぞれの地域圏、都市の魅力について説明した。

日本ラグビー協会・土田会長

日本ラグビー協会の土田雅人会長は「2019年ワールドカップ日本大会が大成功して、フランスへのバトンタッチができてうれしく思います。フランスワールドカップは、国内はもちろん、世界中の多くのラグビーファンが期待しています。私ども日本代表はジョエセフHCの下、ベスト4以上を目指して『ワンチーム』で戦っています。ぜひ、決勝でフランスと戦いたい」と話した。

「Bonsoir(ボンソワ/こんばんは)。Enchante(アンシャンテ/はじめまして)。Je m'appelle Atsushi Sakate(私は坂手淳史です)」と坂手主将が、松島選手や日野選手に教えてもらったというフランス語で挨拶し、こう続けた。

挨拶するHO坂手主将

「昨日9月8日、フランスワールドカップまで1年となりました。素晴らしい街並みや食文化、そしてすばらしいラグビーの国・フランスで、ラグビーワールドカップが戦えるのが楽しみです。日本代表は先日より合宿を開始し、ワールドカップで勝てるような準備をしています。ワールドカップもそうですが、7月にフランス代表にテストマッチで負けたが、11月にリベンジできるように頑張っていきたい」。

ジョセフHC

ジョセフHCはワールドカップを1年後に控えて「本当に楽しみです。コロナ禍によって、試合や移動が制限されたため、少し準備が遅れている感じでした。でも、今は落ち着いています。6月から7月に4試合のテストマッチができた。これからオーストラリアA代表と3試合、ティア1に対して3つのテストマッチがある。1年間で5回のティア1との対戦が実現することになります」。

「チームとしてはチャレンジングなことですが、それはワールドカップに向けては必要なことです。来年はパシフィックネーションズ・カップや、ワールドカップのための試合もありますし、いいプログラムができている」と自信をのぞかせた。

ワールドカップ時にはベースキャンプ地となるトゥールーズに関しての印象を聞かれてジョセフHCは「2018年にはフランスで(トンガ代表と)テストマッチを行うことができ、本当に大好きな場所です。ラグビーにとって素晴らしい施設がある」。

集合写真。6月、フランスを訪れた大野均さんも出席

「いいクラブがあって、いいスタジアムがあり、街も住んでいる人たちも本当にいい。だから(ワールドカップで)我々にとっての大きな挑戦は、選手たちが2ヶ月の間、フランスの食事を食べることだと思います。日本人にとっては、また違ったタイプのチャレンジになる」と話した。

なお、日本代表は来年のワールドカップ開催時は、日野選手もプレーした「スタッド・トゥールザン」の施設でトレーニングや練習をする予定だという。

FL(フランカー)リーチ マイケルは「1年は本当にすぐだが、まずは目の前に集中したい。可能性としてはベスト8以上に達することができると思うが、そこまでの自信はつかめていないので、オーストラリアA代表と3試合、オールブラックス、イングランド、フランスと対戦し、どこまで行けるか楽しみです。(この秋)ある程度、つかめると思います。フォアグラがめっちゃ好きなので、フランス楽しみです」と先を見据えた。

「毛振り」を披露する「レンジー」.JPG

レセプションの後半には、日本ラグビー協会の公式マスコット「レンジー」も登場し、毛振りも披露して会を大いに盛り上げた。日本代表のジョセフHC、選手たちは来年のワールドカップ、フランスへの気持ちを新たにして、9月12日(月)から再び、大分・別府での合宿でチームの強化を進めていく。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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