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高校卒業し、リーグワンのレベルに慣れるまで「ギャップが一番大きかった。最初は大変だった」と振り返る。だが半年間、日本のトップレベルの選手たちと練習し、さらに昨秋には日本代表合宿にも参加して「身体も大きいからすぐ慣れました」。昨季のリーグワンでは東芝ブレイブルーパス東京の主力LOとして気を吐いてベスト4にも貢献した。
LOのポジションは「(4番でも5番でも)両方できます」と語気を強める最年少かつ、チーム最高身長のLOは、ワールドカップに向けて、成長のスピードをさらに加速させていく。
ベテランの小瀧尚弘
もう1人は昨秋、4年ぶりの代表キャップを得たLO小瀧だ。2019年ワールドカップもチャンスがあったが、「まだ若くて、そこまでジャパンに対してこだわりがなかった」という。ただ、2019年ワールドカップの日本代表の活躍を目の当たりにし、「うれしい反面、悔しかった。そこからもう一度、ジャパンを目指してがんばってきた」と話す。
昨季、東芝ブレイブルーパス東京から、コベルコ神戸スティーラーズへ移籍しプロ選手になったのも「自分が成長したい、変わりたい」という理由からだった。ただ、4月に負傷した腕のケガの影響もあり、春シーズンは日本代表にも、NDS(ナショナル・ディベロップメント・スコッド)にも呼ばれなかった。
しかし、「少し落ち込んだが、もう1度、リーグワンで頑張ろう」と思っていた矢先、日本代表候補メンバーが発表される数日前に吉報が届いたという。「チャンスをいただいたので、今、燃えている。自分がアピールできる成長の場をいただいたので精一杯、がんばりたい」。
現在、日本代表は3チーム制で合宿を行っている。小瀧は「主力の選手がケガをして出ているので、アピールする場があることがうれしい。もちろん、ミスをしてもそれを取り返すチャンスもあると思うので、たくさんプレーできて、今はうれしいですね」と前向きに捉えている。
10歳下のライバルであるディアンズに関して聞くと、小瀧は「身長もありますし、身体も強い。素晴らしい選手なので意識はします」と正直に話した。また、CTB(センター)中村亮土は鹿児島実業高校、そして帝京大学の1つ上の先輩だ。「同じ高校、大学なので、ワールドカップに一緒に出たい気持ちはあります。昨秋、日本代表に呼ばれたときはコミュニケーションしていただき、このときはこうしてと教えていただきました」。
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