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明治大学 vs. 帝京大学
この一戦のために菅平に登るファンもいるはずだ。
ラグビー合宿の聖地、長野・菅平高原で8月27日(土)、昨季大学選手権ファイナルに残った2校が激突する。
4大会ぶり10度目の優勝を遂げた帝京大学と、14-27で準優勝となった明治大学だ。
大一番で敗戦した明大だが、5か月後の春季大会では新チームが35-26でリベンジ達成。決勝で劣勢だったフィジカル・バトルで奮闘した。
春季大会を4勝1敗(3位)で終えた明大は、8月上旬から福島合宿を行い、19日(金)から菅平合宿に入った。
21日の天理大学A戦では、本来10番の池戸将太郎(3年)がSHで先発するなどしたが、12-12のドロー決着。池戸は東海大相模時代、桐蔭学園の伊藤大祐(早稲田大学)と超高校級のキック合戦を繰り広げていた司令塔だ。
万全のメンバー起用ができない中でのドローは、2トライを演出したSO伊藤耕太郎(3年)の充実もあった。本校執筆時点でメンバーは未発表だが、先発ハーフ団が誰になるのかは気になるところだ。
明大で気になるのは、20日(金)に行われた「天理大学B戦」での0-24の完封負けだ。
天理大には15日(月)から合宿を張っていたアドバンテージもあっただろうが、明大が優勝した2018年度は下部チームもほとんど負けなかった。帝京大学A戦の同日に行われる「帝京大学B戦」の結果にも是非注目したい。
明大は元リコー指揮官でOBの神鳥裕之監督が2季目に入るが、帝京大は岩出雅之前監督に代わり元日本代表PRでOBの相馬朋和氏が監督に就任した。
昨季決勝の先発15人中7人が4年生だったが、新チームは春季大会Aグループで優勝(4勝1敗、不戦勝2)するなど優勝候補としての存在感を示している。
菅平合宿でもA戦では天理大に55-7で大勝すると、早大との接戦を35-28で競り勝った。
帝京大は下部チームも充実しており、天理大とのB~D戦は全勝。早大とはC戦をのぞきBD戦で勝利しており、ここまで菅平で8戦7勝という好成績を収めている。
ただ選手層であれば明大も負けていない。後半のメンバー交代後の展開はどうなるか。いずれにせよ緊張感が80分間持続する好ゲームが期待される。
注目はお互いに譲れぬフィジカル・バトルだ。
ここで劣勢となった悔しさをWTB石田吉平主将をはじめ、昨季決勝を経験した明大は知っている。帝京大はここで圧倒して勝利する方程式を文化として持っている。一つひとつの衝突が注目点だ。
そして両軍の指揮官は共にFW出身であり、ラインアウトモール、そしてスクラムの攻防は見逃せない。ラインアウトではノット・ストレートの判定が厳格化しており、ラインアウトのムーブ、スローイング等の精確性も競うことになるだろう。
帝京大はフィジカルで優位に立てば勝利パターン。堅固なセットプレーから主導権を握れば、スキル豊富なバックスがスペースで躍動するだろう。
明大は昨季決勝、今季春季大会でも後半のスコアで上回っている。神鳥体制となり武器に昇華したフィットネス、今季強化しているフィジカルを十分に活かしたい。
「帝京大学×明治大学」の練習試合は、土曜の昼下がりの午後0時50分から、J SPORTS 1で実況解説付きの生放送、J SPORTSオンデマンドでもLIVE配信される。今夏菅平で、イチバンのビッグカードだ。
文:多羅 正崇
多羅 正崇
1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある
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