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ラグビー コラム 2022年8月22日

「1点差」熱闘から8か月。京都産業大学と日本大学が菅平でリマッチ!

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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昨季大学選手権で1点差の熱闘を繰り広げた京都産業大学と、日本大学が、真夏の菅平高原でトレーニングマッチを行う。

長野・菅平高原で行われている大学強豪校の練習試合(12試合)を配信するJ SPORTSは、8月23日(火)、日大と京産大の一戦を、オンデマンド限定でLIVE配信する。

両校は昨季、大学選手権の準々決勝で激突している。

京産大はトライ数で「2本-4本」で負けていたもののFB竹下拓己の5PG(ペナルティゴール)などで追い上げ、1点差(27-26)で4強進出。敗戦した日大は3年連続のベスト8に終わった。

廣瀬佳司監督2年目の今季、京産大はFL福西隼杜、SO/CTB家村健太を共同主将に据え、「Tough」(タフ)をスローガンに関西大学Aリーグ連覇、そして悲願の日本一を目指す。

昨季準決勝で優勝の帝京大学に7点差(30-37)まで迫った京産大は、今年も強い。

関西セブンズフェスティバルは2015年以来7年ぶり2回目の優勝。関西大学春季トーナメントは天理大学と両校優勝。タイトルを獲り続けて夏を迎えた。

強烈なこだわりと伝統を持つスクラムでは、PR野村三四郎(4年)らを擁する。春季トーナメント決勝で天理大と繰り広げたスクラム戦は見応え十分だった。

LOラウシー・アサエリ(4年)は攻防両面でゲインを取れる逸材。大きな武器の一つである強力スクラム、高さのあるラインアウトからの強力モールでも貢献する存在だ。

本稿執筆時点で両軍メンバーは未発表だが、すでにタックル名手として名高いFL福西共同主将、FL三木皓正(3年)の登場は期待せずにはいられないが、コンディションはどうか。

バックスでは好キッカーのFB竹下(4年)が健在であり得点源は確保。将来を嘱望されるFB/WTB船曳涼太(3年)は、6月末の春季大会トーナメント3回戦、後半5分に途中交代となっている。

登場すれば注目を浴びるのがCTBポルテレ・シオネ(1年/目黒学院)だろう。プロップ経験もある184センチの突進役で、春季トーナメントではトライを量産した。

京産大は8月20日(土)からの夏合宿で、日大の他に早稲田大学、流通経済大学と練習マッチを行う予定だ。

かたや日大にとって、スクラムやモール、接点でタフなフィジカル勝負を仕掛けてくる京産大は、格好の腕試しの相手。同時に昨季の雪辱に燃える選手もいることだろう。

昨季は関東大学リーグ戦1部で2位(6勝1分)、選手権ではベスト8に終わった日大は今季、元日本代表主将の菊谷崇氏を新HCに迎えた。京産大の廣瀬監督はトヨタ自動車時代の先輩にあたる。

FL平坂桃一(4年)が主将となった今季は、モールを武器としたFWスタイルから、タレント豊富なBKを活かした展開スタイルへ。

下級生からレギュラーだったSO饒平名悠斗、WTBナサニエル・トゥポウ、FB普久原琉、水間夢翔(いずれも4年)らのタレントを活かしていく。

春季大会Aグループでは5敗(不戦敗1)。ただ春季大会では、秋へ向けた新スタイルの定着を目的として、モール、キックでの自陣脱出などを制限していたという。

夏合宿は8月初頭から校内合宿を行い、実戦での各種テストを目的として8月中旬から菅平に登り、20日(土)の筑波大学戦には12-16で敗れた。

メンバーは本稿執筆時点で未発表だが、強烈なタイトヘッドプロップである岩上龍(4年)と、京産大のPR野村のマッチアップが実現するのならば見逃せない。

日大のスクラム強化担当は三菱重工相模原などでプレーした成昂徳スクラムコーチ。京産大とのスクラムバトルが待ち遠しいだろう。

イオセファツ・モレコ(4年)は昨季までケガがちだったが、サモアU20代表のポテンシャルを持つ逸材。SH前川李蘭(3年)は昨季選手権の悔しさをピッチで味わっており、リマッチへの士気は高いはずだ。

フィジカルバトルに矜持がある両軍だけに接点勝負は要注目。日大は京産大のアタックを前に出るディフェンスでどれだけ止められるか。スクラム対決も見逃せない。J SPORTSオンデマンド限定となるLIVE配信は、火曜日(23日)の午後0:55からのスタートだ。

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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