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ラグビー コラム 2022年6月13日

【ハイライト動画あり】早稲田大学、日本大学との最終戦に勝って春季大会を締めくくる。ラグビー関東大学春季大会

ラグビーレポート by 早稲田スポーツ新聞会
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開始早々ビッグゲインするCTB松下

関東大学春季大会開幕から約1カ月が経った6月12日。早稲田大学ラグビー部は1勝3敗で日本大学との最終節に臨んだ。

試合開始早々、今大会通算5トライを挙げているWTB(ウィング)槇瑛人(スポ4=国学院久我山)のトライで先制すると、7分、21分にもNO8(ナンバーエイト)相良昌彦(社4=東京・早実)、SH(スクラムハーフ)宮尾昌典(スポ2=京都成章)が追加点を挙げ試合のペースを順調につかむも、前半25分、雷雨の影響で試合が一時中断に。

再開後は相手に2トライを連続で許すが、終了間際の宮尾の得点により24-14で前半を折り返した。後半は、6分に敵陣ラインアウトからモールトライを奪ったものの攻めあぐねる時間が続き、39分にはトライを献上。しかし、その直後にWTB磯崎錬太郎(商3=徳島・城東)がインゴールを駆け抜け、点差を15に引き離し、36-21でノーサイド。最終節は白星を飾り、今大会を2勝3敗で終えた。

前半開始早々、CTB松下怜央(スポ4=神奈川・関東学院六浦)が敵陣10m付近からゲインすると、22mラインでパスを受けたWTB槇が先制トライを挙げ、幸先の良いスタートを切る。続く7分、相手のパスミスに反応した相良がそのままグラウンディングすると、その後も敵陣でフェーズを重ね、21分には宮尾が追加点。点差を17に引き離した。

しかし25分に、突然の雷雨に見舞われ試合が一時中断。約45分後に再開されると、それまでの良い流れを継続できず30分、36分にディフェンスの隙を突かれ失点。相手にペースを乱されてしまう。

しかし、前半終了間際に敵陣22m付近で堅実にフェーズを重ねると、HO(フッカー)佐藤健次(スポ2=神奈川・桐蔭学園)から、LO(ロック)村田陣悟(スポ3=京都成章)にボールが渡り、最後はオフロードパスから宮尾がトライ。24-14の10点リードで試合を折り返した。

後半も順調な立ち上がりを見せる。6分に敵陣ゴール前でラインアウトを獲得すると、そのまま佐藤がモールトライ。このまま勢いに乗りたい早大は、何度も敵陣深くまで攻め入るが、あと一歩のところでペナルティが重なり、得点に結びつけることができない。

相手を寄せ付けないランで好機を生んだFB小泉

試合が動いたのは39分。相手スクラムのアタックからトライを献上し、10点差まで詰め寄られてしまう。しかしその直後、FB(フルバック)小泉怜史(文構4=東京・早実)が、敵陣10mラインから一気に走り抜け、最後は磯崎がグラウンディング。試合終了間際にもCTB吉村紘(スポ4=東福岡)のキックを小泉がチェイス、相手の反則を誘い大きなチャンスをつくったが、ここは取り切れずにノーサイド。最終スコア36-21で勝利を収めた。

一時は激しい雷雨の影響で試合が中断されるなど、思い通りのコンディションとはいかない中でも勝利を収めた早大。フィジカルの強い相手にプレッシャーを受けた場面はあったものの、BK(バックス)の素早いアタックや、FW(フォワード)のモールトライなど、随所に成長が見られた試合となった。

ラグビー関東大学春季大会2022

春季大会は2勝3敗という結果で幕を閉じることとなるが、「昨年とは全く違う収穫がこの春シーズンで得られた」と松下が話すように、この春シーズンで得られた経験は、秋に向けてチームの、そして選手1人1人の大きな糧となるだろう。『荒ぶる』に向けて、早大ラグビー部の戦いは始まったばかりだ。

文:塩塚梨子/写真:谷口花(早稲田スポーツ新聞会)

早稲田スポーツ新聞会

早稲田スポーツ新聞会

1959(昭和34)年創刊。人気の野球、ラグビーを中心に早大体育会44部をくまなく取材し、年12回の新聞発行およびWebやSNSによる情報発信を行う。現在部員170名で活動。»早スポHP»Twitter»Facebook

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