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ラグビー コラム 2022年6月7日

【ハイライト動画あり】帝京大学、早稲田大学に勝って今季初勝利。ラグビー関東大学春季大会

ラグビーレポート by 帝京スポーツ新聞部
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今季初勝利となった帝京大学

昨年の大学選手権優勝を争った明治大学と、接戦となりながらも惜しくも敗れてしまった、静岡・エコパスタジアムの戦いから早くも1週間が過ぎた6月5日。上井草の早稲田大学グラウンドで、帝京大学は早稲田大学との一戦を迎えた。

試合が始まり、前半5分でいきなり早大に先制トライとゴールを決められてしまい、0-7とリードされてしまう。しかし、その後すぐに帝京大は反撃する。

前半8分、連続攻撃からCTB(センター)二村莞司(4年=京都成章)が抜け出して右中間にトライ。SO(スタンドオフ)高本幹也(4年=大阪桐蔭)もゴールを成功させ、7-7と同点に追いつく。ここから帝京大のペースで試合が進んでいく。

直後の前半10分、帝京大は敵陣に攻め込み展開。WTB(ウィング)ミティエリ・ツイナカウヴァドラ(4年=セントジョセフカレッジ)が相手のタックルを次々とかわし、パスを繋ぐ。そしてボールが再びミティエリに渡り、そのまま右中間にトライ。ゴールは不成功となるが、12-7と逆転に成功する。

インターセプトを決める二村莞司

前半18分には敵陣ラインアウトからモールを形成し、HO(フッカー)福井翔(4年=東福岡)がトライ。前半21分、今度は早大のボールをインターセプトした二村が、その勢いのままゴールめがけて一直線に走り抜けて独走トライ。高本もゴールを成功させ、24-7とリードを広げる。

だが、早大も諦めない。前半23分、27分に立て続けにトライを決めて、24-19と帝京大に近づく。ここからはしばらくお互い一歩も引かない展開となる。試合が動いたのは前半40分、敵陣ゴール前ラインアウトから外に展開してWTB(ウィング)高本とむ(3年=東福岡)がトライ。高本幹也のゴールも成功。31-19と再びリード。ここでハーフタイム、試合は折り返しとなる。

ラグビー関東大学春季大会2022

後半戦が始まると7分、敵陣ゴール前ラインアウトからフェーズを重ねていき、今回の試合はリザーブでエントリーされ、後半から出場したHO(フッカー)江良颯(3年=大阪桐蔭)がトライし、38-19となる。追いかけるように早大も後半12分、外に展開しトライ。

関東大学ラグビー春季大会2022

【ハイライト動画】早稲田大学 vs. 帝京大学

ここからはまた両チームの攻防が続く。帝京大はゴール手前までボールを運ぶなどチャンスを作るもパスを落としてしまいノックオンとなる。なかなかトライを決めるまでにはいかなかった。しかし後半21分、敵陣ゴール前ラインアウトからモールを形成し、再び江良がトライ。

後半42分、カウンターから抜け出したWTB(ウィング)小村真也(2年=ハミルトンボーイズ)がトライし、自らゴールも成功させ、ここでノーサイド。52-26とダブルスコアで帝京大は早大に勝利した。ここまで2つの不戦勝はあるが、試合ではこれが今季初勝利となった。

試合後で相馬朋和監督は「先週の敗戦からよく立ち直って前を向いていいプレーを魅せてくれた」と今回の試合を振り返った。また、明治大戦から生かしたことについて「帝京らしさがどこなのかについて、1週間向き合ってくれて自分たちの強み、タフに戻った」と語った。次はこの春、全勝の東海大学とAグループ優勝をかけた戦いが6月19日に行われる。

文:高木恒汰/写真:臼井塁(帝京スポーツ新聞部)

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帝京スポーツ新聞部

1996年創刊。帝京大学体育局所属の公認クラブにして唯一の学生新聞。ラグビー部をはじめ、柔道部、空手部、野球部など帝京大体育局の情報を年4回の発行で熱く伝える。現在部員13名で活動。 Twitter @teikyo_sports

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