人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2022年6月3日

3戦全勝同士の首位攻防戦!1位「東海大学」×2位「明治大学」。関東大学春季交流大会Aグループ

ラグビーレポート by 多羅 正崇
  • Line

明治大学 vs. 東海大学

3戦全勝同士の対決だ。

関東大学対抗戦A、関東大学リーグ戦1部の昨季トップ3がしのぎを削る、全5試合の第11回関東大学春季交流大会Aグループ。

6月5日(日)は、全勝同士の首位攻防戦が、福島・いわきグリーンフィールドで午後1時にキックオフされる。

昨季大学選手権で準優勝だった2位(勝点13)の明治大学(昨季対抗戦3位)と、ベスト4だった1位(勝点14)の東海大学(昨季リーグ戦1位)の激突だ。

試合はJ SPORTSオンデマンド限定で、6月5日(日)の12時50分からLIVE配信される。

雪辱に燃えているのは関東大学リーグ戦の雄、東海大学だろう。明治大学とは今年1月の大学選手権準決勝で戦い、24-39で敗れているからだ。

伊藤峻祐主将(東海大学)

大学最強クラスのスクラム、そして伝統の強力モール。バックスにも強烈なタレントが揃う強豪は、CTB伊藤峻祐(桐蔭学園)を主将に据え、今季も悲願の大学日本一を狙う。

今大会で、東海大学は初戦で早稲田大学を38-29で撃破。2戦目で大東文化大学を59-40で退け、3戦目では日本大学に50-17で、3戦全勝。

日本大学戦では強力スクラムが光り、先発フロントロー(PR井上優士、HO下江康輔、PR石橋慎悟)を中心に力強いプッシュを見せていた。

本校執筆時点で両軍メンバーは未発表だが、191センチ123キロのFLレキマ・ナサミラは問答無用の突進力。明治大学にとってはまずマークしなければならない一人だろう。

類い稀なスペース感覚、絶妙なアシスト能力を持つのがSO武藤ゆらぎだ。自身でトライを獲りきる天与のスピードがあり、ディフェンスにとってはマークを外せない難敵だ。

そしてWTB中川湧眞は、驚異的な俊敏さ、パワーが魅力的。付属出身(東海大学付属大阪仰星)のFB谷口宜顕も抜群のスピード、安定感を見せる。

そして同じく全勝の明治大学。

2023年に創部100周年を迎える名門は、4月の東日本大学セブンズで4連覇を達成。昨季の選手権は準優勝となったが、今季も優勝候補の一角だ。

石田吉平主将(明治大学)

今季は7人制代表としてもキャリアを積んできたWTB石田吉平(常翔学園)を主将とし、前進する、他に勝るという意味を込めた「A Head」をスローガンとした。

今大会は第1戦で、札幌ドーム開催となった明早戦に26-19で勝利。宿敵・早稲田大学を降すと、第2戦ではメンバーをがらりと変えて大東文化大学に48-17で大勝。第3戦で、昨季選手権決勝で敗れた帝京大学に35-26でリベンジした。

「メイジ」といえばやはりフォワード、スクラムだ。早大戦、帝京大戦ではPR中村公星、HO松下潤一郎、PR為房慶次朗がフロントローを務めた。

共に190センチを超える山本嶺二郎、亀井茜風のロック陣は、ラインアウトで巧みな攻防を見せる。早大戦、帝京大戦でメイジの8番は背負ったのは常翔学園出身の2年生、木戸大士郎。突進役として「前へ」の精神をプレーで示したい。

キッカーを務める3年生、CTB廣瀬雄也は風格あり。50m級のプレースキックも決められる右足は強烈。スピードも一級品だ。御所実業高校出身の2年生、FB安田昂平はトップクラスのフィニッシャー。将来性豊かな19歳に注目だ。

注目点のひとつは、やはり両軍が武器としているラインアウトモールの攻防だ。安定感、力強さを備える両者のモール。どちらが力を発揮するのか。伝統的にこだわりを持つスクラムのバトルも見逃せない。

4勝目を手にして“春の王者”へ前進するのは、果たしてどちらか。

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ