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ラグビー コラム 2022年4月6日

横浜キヤノンイーグルス、チームに新しい風を吹き込む4人の新人

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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「ジャパンラグビー リーグワン」では、大卒新人が4月から公式戦に出場できる。そこで、ディビジョン1の各チームに加わった新人選手を紹介していきたい。昨季から沢木敬介監督が就任し、上昇気流に乗っている横浜キヤノンイーグルス。2021年度は7人が加入したが、2022年度も有望な4人の若鷲が加入する。

大学選手権決勝でも存在感を示したCTB江藤

まず、明治大学出身のCTB(センター)江藤良だ。報徳学園高校時代から「花園」こと、全国高校ラグビー大会で存在感を見せ、ユース五輪のセブンズで銅メダル獲得に寄与した。大学3年まで、なかなかレギュラーポジションを奪えなかったが努力を続け、4年時では紫紺のジャージーを着て大学選手権準優勝に貢献した。

身長181cm、体重94kgの身体を活かし、セブンズで磨いたスピードある突破、さらにタックルレンジも広く、コミュニケーション能力も高いCTBだ。基本的にはアウトサイドCTBだが、インサイドCTBでもプレー可能だ。

江藤は「横浜キヤノンイーグルスの一員としてプレーできることを誇りに思います。これまで携わってきた方々、これから携わる方々への感謝の気持ちを忘れずに日々精進します。また、チームに良い風を吹かせるようなプレーをして、イーグルスに貢献します」と話した。

高校、大学の先輩であるCTB梶村祐介に憧れており、社会人では同じ赤いジャージーを着てプレーすることになった。近い将来、2人でCTBコンビを組んで出場する機会も出てくるはずだ。

さらにFW(フォワード)には、目黒学院高校で同級生だったトンガ人選手が2人加入した。1人目は身長180cm、体重120kgのパワーを武器に、日本大学で1年時からチームの中軸としてプレーしたPR(プロップ)/NO8(ナンバーエイト)シオネ・ハラシリだ。バックローでのプレーが長かったが、上級生ではPRにも挑戦している。

2人目は高校日本代表、U20日本代表にも選ばれ、2021年度は福岡工業大学で副将を務めたFL(フランカー)シオエリ・ヴァカラヒだ。学生時代はCTB(センター)としてもプレーした。やはり突破力だけでなく、強力なタックルが持ち味だ。

突破力、決定力に長けたハラシリ

ハラシリは「このチームの一員になれたことに感謝し、日本一を目指すチームに貢献していきたいと思います。少しでも早く上のチームに上がり、ディビジョン1の選手として恥じないプレーをしたい。改めてこのような環境でラグビーができることに感謝し、今まで支えてくれた人々に恩返しできるように頑張っていきます」と謙虚に話した。

また、ヴァカラヒは「日本に来てからの夢であったリーグワンでプレーができる環境に身を置けることに感謝しながら、自分の持ち味のディフェンスとコンタクトでチームに貢献して、イーグルスに関わる皆様からの信頼を勝ち取っていきたい」と語気を強めた。目黒学院の同級生コンビは切磋琢磨しながら、試合出場を目指す。

そして、4人目が関西大学Bリーグの龍谷大学で副将を務めた身長175cmのSH(スクラムハーフ)松木勇斗。京都・藤森中学でラグビーを始めて、東海大仰星高校時代は花園優勝に貢献したアタックセンスとスペース感覚に長けたSHだ。

松木は「ここまで来ることができたのは、自分だけの力ではなく、支えてくれた全ての人のおかげだと思います。横浜キヤノンイーグルスの一員として早く活躍し、関わってくれた全ての人への感謝を忘れず、恩返しできるように日々努力します」と意気込んでいる。

大学時代は2部でのプレーだったが、CTB長田智希(早稲田大学→埼玉パナソニックワイルドナイツ)、WTB(ウィング)/FB(フルバック)河瀬諒介(早稲田大学→東京サントリーサンゴリアス)ら、リーグワンの各チームに入る東海大仰星高校の同期に負けないプレーを期待したい。

J SPORTS オンデマンド番組情報

2021年度、横浜キヤノンイーグルスに加入した選手で、すでにPR津嘉山廉人、WTBヴィリアミ・タヤカワ(ともに流通経済大学出身)の新人2人はレギュラーとして活躍中である。2022年度に加入した4人の中からも、きっと1年目から大きなインパクトを残す選手が現れるはずだ。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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