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ラグビー コラム 2022年3月25日

伏見工業から校名変更後、初の全国大会出場の京都工学院。「ゆず」岩沢厚治さん提供の部歌とともに初勝利。全国高校選抜ラグビー大会1回戦

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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持ち前の展開ラグビーを見せた京都工学院

3月25日(金)、第23回全国高校選抜ラグビー大会が埼玉・熊谷スポーツ文化公園で開幕した。コロナ禍の影響で茗渓学園(茨城)、長崎北陽台(長崎)が出場辞退したため、1回戦14試合が行われた。

◆Bグラウンド 1日目結果

○京都工学院(京都)47-7 朝明(三重)●
●大津緑洋(山口)0-64 流経大柏(千葉)○
○桐蔭学園(神奈川)57-3 松山聖陵(愛媛)●
○修猷館(福岡)31-10 秋田工業(秋田)●
○報徳学園(兵庫)90-10 札幌山の手(北海道)●
○長崎北(長崎)26-22 仙台育英(宮城)●

「紅歌」を歌い、試合前に気合を入れる京都工学院

Bグラウンドでは6試合が行われた。1試合目は6大会ぶり8回目出場、そして伏見工業から校名が変わってから初の全国大会出場となった京都工学院が登場した。試合前には大島淳史監督が個人的に付き合いがあるという、「ゆず」の岩沢厚治さんから提供された部歌「紅歌」(こうか)を歌って気合を入れて臨み、朝明相手に持ち前の展開ラグビーを見せ、7トライを挙げて47-7で快勝した。

島田隼成主将が勢いをつけた修猷館

2試合目は流通経済大柏が大津緑洋を64-0と寄せ付けず、3試合目は矢崎由高がSO(スタンドオフ)を務めた桐蔭学園が、57-3で松山聖陵に快勝した。4試合目は14年ぶり2度目の出場、自力では初出場となった九州ベスト4の修猷館がディフェンスで相手を上回り31-10で秋田工業を下した。

5試合目は報徳学園がFW(フォワード)、BK(バックス)一体となった攻撃で14トライを重ね、90-10で札幌山の手に大勝した。6試合目となった長崎北vs.仙台育英は、長崎北が前半のリードを守り切って26-22で逃げ切った。

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◆Cグラウンド 1日目結果

○東海大大阪仰星(大阪)59-14黒沢尻北(岩手)●
○大分東明(大分)47-12 日本航空石川(石川)●
○佐賀工業(佐賀)76-7 川越東(埼玉)●
○尾道(広島)107-0 勿来工業(福島)●
○國學院栃木(栃木)57-7 城東(徳島)●

夏冬春と3大会連続の全国大会制覇を狙う仰星

Cグラウンドでは5試合が行われた。2021年度の夏の7人制ラグビー大会、冬の「花園」こと、全国高校ラグビー大会を優勝した東海大大阪仰星が危なげなく戦い、黒沢尻北に59-14で勝利した。2試合目は、年末の花園は大分予選決勝で引き分け、抽選の末に出場できなかった大分東明が、日本航空石川を47-12で下した。

果敢に攻め込む勿来だがトライが遠かった

3試合目は佐賀工業が地元の埼玉の川越東に12トライを挙げて76-7で大勝した。4試合目は全国大会常連の尾道に初出場の勿来がチャレンジしたが、尾道が17トライを挙げて107-0で勝利した。5試合目は年末の花園で初のファイナリストになった國學院栃木に部員17人の城東が挑んだが、後半、力の差が出て國學院栃木が57-7で勝利した

◆西第一多目的広場 1日目結果

●長崎北陽台(長崎)【不戦勝】立命館慶祥(北海道)○
○京都成章(京都)【不戦勝】茗渓学園(茨城)●
●高鍋(宮崎)5-68 中部大春日丘(愛知)○
○東福岡(福岡)32-12 國學院久我山(東京)●
△石見智翠館(島根)10-10 天理(奈良)△
※抽選で天理が2回戦へ

後半12分、トライを挙げる東福岡

西第一多目的広場では3試合が行われた。1試合目は、中部大春日丘は高鍋のチャレンジを寄せ付けず68-5で快勝した。2試合目は東福岡と國學院久我山の1回戦屈指の好カードとなった。東福岡が常に得点で上回り、前半は17-5で折り返し、後半も最初のトライを得て32-12でノーサイドを迎えた。

後半は智翠館のディフェンスが粘り、引き分け

3試合目は石見智翠館と天理が激突した。前半は1トライ1PG(ペナルティゴール)ずつ挙げて10-10で折り返した。後半、天理が攻め込むが石見智翠館もディフェンスで集中力を見せてそのままノーサイド。抽選の結果、天理が2回戦に駒を進めた。

◆大会2日目 試合予定

3月26日(土)は2回戦8試合とコンソレーション(敗者戦)6試合の計14試合行われる。

佐賀工業vs.尾道、京都成章vs.中部大春日丘、東福岡vs.天理、京都工学院vs.流通経済大柏など、全国大会常連の強豪同士が激突する。1回戦がなかった立命館慶祥(北海道)、京都成章(京都)は今大会初の試合となる。

また、2回戦8試合が終わった後、28日(月)の準々決勝の対戦カードが各主将の抽選によって決まる。
※マークはコンソレーション(敗者戦)

◆Bグラウンド
・10:45 佐賀工業vs.尾道
・12:00 國學院栃木vs.立命館慶祥
・13:15 京都成章vs.中部大春日丘
・14:30 東福岡vs.天理

◆Cグラウンド
※10:45 國學院久我山vs.石見智翠館
・12:00 京都工学院vs.流通経済大柏
・13:15 桐蔭学園vs.修猷館
・14:30 報徳学園vs.長崎北
・15:45 東海大大阪仰星vs.大分東明

◆西第一多目的広場
※09:30 朝明vs.大津緑洋
※10:45 松山聖陵vs.秋田工業
※12:00 札幌山の手vs.仙台育英
※13:15 黒沢尻北vs.日本航空石川
※14:30 川越東vs.勿来工業

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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