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ラグビー コラム 2022年3月10日

コベルコ神戸スティーラーズ、新戦力は関西の高校出身者が3名

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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「ジャパンラグビー リーグワン」では、大卒新人(現在大学4年生)は4月1日から公式戦に出場が可能であり、すでに多くの若い選手が練習に参加して出場をうかがっている。

ディビジョン1の各チームに加わった新人選手を紹介するこの企画、今回は2018年度のトップリーグ王者で「関西の雄」、コベルコ神戸スティーラーズに新たに加わった選手を紹介する。

昨年度は東海大学出身のHO(フッカー)山田生真(東海大大阪仰星)1人だったが、2020年度は4人の有望選手が加わった。FW(フォワード)2人、BK(バックス)2人という構成だが、4人中、2人が関西出身で、1人は岡山出身だが高校は奈良でプレーしていた選手、そしてもう1人はオーストラリア出身となった。

東海大学でFWリーダーを務めたPR前田

1人目は東海大大阪仰星高校3年時に中心選手として「花園」優勝を経験し、東海大学進学後は、U20日本代表などでも活躍してきた身長180cm、体重108kgの右PR(プロップ)の前田翔だ。スクラムの強さで大学2年時から主力としてプレーし、4年時はFWリーダーとして東海大学の強力FWを引っ張ってきた。

層の厚いコベルコ神戸スティーラーズのPRは国際経験豊富な選手も多い。先輩たちと切磋琢磨し、まずはスクラムで存在感を示していきたい。「コベルコ神戸スティーラーズの一員になれる事、とても光栄に思います。組織の一員であるという自覚を持って行動し、チームに貢献します」と謙虚に話した。

大東文化大学で主将を務めたHO酒木

FWのもう1人は2021年度、大東文化大学でキャプテンを努めてチームを大学選手権出場に導いたHO(フッカー)酒木凜平だ。大東文化大学では2年時から試合に出場し、強いボールキャリーだけでなく、スクラム、モールといったセットプレーの安定に貢献してきた。岡山県出身で奈良の御所実業高校でプレー。憧れのチームということもあり、コベルコ神戸スティーラーズには、自ら積極的にアピールしての加入だったという。

同じポジションでは、2年目の松岡賢太もルーキーから活躍してきた。切磋琢磨しながら、まずはセットプレーの安定に寄与したい。酒木は「コベルコ神戸スティーラーズという誇り高いチームの一員になれることをとてもうれしく思います。素晴らしい環境で成長できることに感謝し、何事にも全力で取り組み、チームに貢献できるよう努力していきます」と意気込んでいる。

ランが魅力のFB松永

BKの1人目は、花園こそ出場できなかったが、大阪産業大学附属高校時代から兄・松永拓郎(東芝ブレイブルーパス東京)とともに、関西では有名選手だった筑波大学のFB(フルバック)松永貫汰である。U20セブンズ日本代表、ユニバーシアード代表、7人制日本代表などセブンズでもならし、ユニバーシアードでは金メダル獲得にも貢献した。2021年度は筑波大学のキャプテンを務めた。

スピード、ステップに魅力ある選手で、大学時代まではFBだったが、身長167cmということもあって、社会人からはSH(スクラムハーフ)への挑戦も視野に入れているという。

松永は「歴史あるコベルコ神戸スティーラーズの一員になれることをすごく光栄に思い、誇りに感じています。伝統あるチームの一員であることに自覚と責任をもって、チームの優勝に貢献できるように頑張ります。また、少しでも早くピッチに立ってプレーできるよう日々精進していきます」と試合に出ることを心待ちにしている。

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4人目は拓殖大学でバイスキャプテンを務めた万能BKのクイントン・マヒナ(Quinton Mahina)だ。ブリスベン州立高校出身で、身長175cm、体重90kgと特別大きくはないが、パス、ラン、キックのスキルが高く、拓殖大学時代は1年時から主にアウトサイドCTB(センター)としてプレーしてきた。SO(スタンドオフ)、WTB(ウィング)でもプレーできる。

フィジカル、状況判断にさらなる磨きをかけ、赤いジャージーでも躍動する日も近いはずだ。マヒナは「コベルコ神戸スティーラーズに入団できたことに感謝し興奮しております。私はコベルコ神戸スティーラーズが持つカルチャーやスタイルが大好きです。チームに貢献できるよう最善を尽くします」と腕を撫した。

コベルコ神戸スティーラーズに加入した新戦力は、昨季も関西出身選手で、今季も4人中3人が関西の高校出身選手となった。近い将来、関西にゆかりのある選手がホストゲームを盛り上げるはずだ。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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