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東京サンゴリアスvs.コベルコ神戸スティーラーズ
3月4日(金)、「ジャパンラグビー リーグワン」ディビジョン1のカンファレンスA・B交流戦の3試合目、ともにトップリーグ時代に優勝経験のある2位(勝ち点28)の東京サントリーサンゴリアスと、8位(勝ち点11)のコベルコ神戸スティーラーズが対戦する。
スタジアムは東京サンゴリアスのホストで、東京・秩父宮ラグビー場。金曜日のナイターゲームはリーグワン初の開催となる。
昨季、最後のトップリーグは、両者の対戦はなかった。2017年シーズンはサントリーが24-7で勝利したが、その後は神戸製鋼が3連勝を飾っている。2018年はリーグ戦で36-20、プレーオフ決勝では、55-5で勝利し優勝、途中で中断した2020年シーズンは35-29で勝利している。
東京サンゴリアスは前節、埼玉パナソニックワイルドナイツに17-34で負けたものの、開幕から6連勝を飾り、勝ち点28で現在2位につけている。ホストで連敗を避けて、コベルコ神戸スティーラーズに2017年以来の勝利を飾りたいところだ。
ビジターのコベルコ神戸スティーラーズは開幕から連敗し、スタートダッシュに失敗。しかし、第3節で現在首位に立つクボタスピアーズ船橋・東京ベイに勝利して力のあるところを見せた。4節では埼玉ワイルドナイツに逆転負けし、5節にNECグリーロケッツ東葛に勝利した。
だが、その後は休みの週を挟んで2節連続、コロナの影響で試合を行えず、2勝5敗で8位につけている。強豪にビジターで勝利して再び上昇気流に乗りたい。
東京サンゴリアスのスタメン
まずはホストの東京サンゴリアスのメンバーから見ていきたい。前節からFW(フォワード)2人、BK(バックス)2人を変更して臨む。
FWはLO(ロック)陣をツイ ヘンドリック、ハリー・ホッキングスのコンビから、辻雄康と小林航の2人に変更した以外は同じメンバーとなった。第1列は前節トライを上げたPR(プロップ)石原慎太郎、ベテランPR垣永真之介、日本代表HO(フッカー)堀越康介の3人だ。
バックローは1年目ながら大活躍し、前節トライを上げたFL(フランカー)下川甲嗣(早稲田大学出身)、ジャッカルが武器のFL小澤直輝、そしてNO8(ナンバーエイト)にオーストラリア代表ショーン・マクマーンが入った。
BKは前節、試合途中でケガを追った日本代表SH(スクラムハーフ)流大はベンチメンバーとなり、日本代表の齋藤直人が先発し、SO(スタンドオフ)田村煕とハーフ団を組む。CTB(センター)コンビはキャプテン日本代表の中村亮土、オーストラリア代表サム・ケレビの不動の2人だ。
バックスリーは、前節は先発した日本代表のWTB(ウィング)中野将伍がベンチ外となり、昨季のトライ王テビタ・リーが先発し、WTB尾崎晟也、オールブラックスのFB(フルバック)ダミアン・マッケンジーとスターティングメンバーに名を連ねた。
サンゴリアスとしては、前節は相手のディフェンスの前に前半20分以降、得点を挙げることができなかっただけに、この試合では80分間、アタッキングラグビーを貫きたい。
コベルコ神戸スティーラーズのスタメン
一方、約1ヶ月ぶりの試合となったコベルコ神戸スティーラーズは第5節からFW3人、BK2人と5人変更して試合に臨む。
LOコンビは変わらず、小瀧尚弘、JD・シカリングが務める。FLは今村陽良、橋本皓の2人から、ブロディ・マクカランと前田剛が先発する。なお、4年目の前田はリーグ戦初先発となる。NO8は引き続き張碩煥が務める。
BKはオールブラックスの経験豊富なSOアーロン・クルーデンが先発に復帰し、ゲームキャプテンを務めるSH日和佐篤とハーフ団を組む。CTBの2人はリチャード・バックマンと、日本代表ラファエレ ティモシーの2人が入った。
そしてバックスリーはスピードが武器のWTB山下楽平、第5節でハットトリックを達成したWTBアタアタ・モエアキオラ、さらに日本代表のFB山中亮平が試合に復帰を果たした。
リザーブも6人が交替したが、2年目のHO松岡賢太、元日本代表PR平島久照、新加入のLOジェラード・カウリートゥイオティ、SH中嶋大希、3年目で初のメンバー入りとなったFL井上遼や、SO李承信、WTB/FB井関信介らが入った。
コベルコ神戸スティーラーズとしてはセットプレーでプレッシャーをかけつつ、SH日和佐とSOクルーデンの経験豊富なハーフ団を中心に攻め勝ちたいところだ。
東京サンゴリアスのSH流が「お互いアタッキングラグビーチーム同士の対戦なので、いい試合になると思います」と話していたように、トライを取り合う展開となることは必至だ。
ともに実際に試合を行ったのは5試合だが、クリーンブレイク数は東京サンゴリアスが1位タイで36回、コベルコ神戸スティーラーズが4位で30回となっている。スクラムやラインアウトといったセットプレーを起点に、勢いのあるアタックからクリーンブレイクを見せてトライにつなげたい。
トップリーグ時代、5度の優勝を誇る東京サンゴリアスか、2度の優勝を飾ったコベルコ神戸スティーラーズか――。アタッキングラグビーを信条とするチーム同士がプライドを賭けて戦う試合となりそうだ。
東西の人気チーム同士の激突は3月4日(金)午後7:00、秩父宮ラグビー場でキックオフされる。
文:斉藤健仁
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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