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だが、数的有利なブラックラムズ東京もすぐに反撃し、敵陣右ゴール前でのラインアウトからボールを継続し、最後はSOアイザック・ルーカスが抜け出しトライを挙げ、3点差に迫る。
ここからブラックラムズ東京は相手陣で攻め続けるも、東京サンゴリアスも守備で粘りを見せて、なかなかスコアを奪えない状況が続いた。ようやく35分、ブラックラムズ東京はラインアウトからフェーズを重ねて、最後はゴール前でFL松橋が押し込んでトライ。33-29と再度逆転に成功する。
残りは3分ほど、このままブラックラムズ東京が勝利するか……と思われた。だが、38分、途中出場のPR(プロップ)祝原涼介が、ブラックラムズ東京のSOルーカスのキックをチャージ。そのボールをキャッチしてそのまま左中間に押さえてトライ。「(チャージは)狙っていました。手に当たって、ボールを見ていなかったんですけど、見たらたまたま手に入ったので、ラッキーだと思いました」。
POMはFLマクマーン
結局、東京サンゴリアスが土壇場で試合をひっくり返し、36-33で勝利。開幕から負けなしの4連勝で、勝ち点を18に伸ばし首位をキープした。POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)には東京サンゴリアスのFLマクマーンが選出された。
「2度のワールドカップも経験しているが、コーチングキャリアの中でも一番と言ってもいい試合です」と興奮気味に語った東京サンゴリアスのミルトン・ヘイグHC(ヘッドコーチ)は「レッドカードの選手が出て、非常に厳しい戦いになったが、本当に選手たちは最後まで諦めず、しっかり勝利を掴んでくれたことに満足しています。とても満足しています!」と逆転勝利を喜んだ。
後半は14人で戦い続けたサンゴリアス東京のゲームキャプテンSH齋藤は「(ゲームキャプテンだったが)自分のパフォーマンスにフォーカスしました。(後半は)14人という状況は変わらないので、そのプレーじゃなくて、1つの仕事だけじゃなく、その後の仕事まで意識しようと他のリーダーから言われました」と話した。
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