人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2022年1月21日

「昨季王者」埼玉ワイルドナイツが初陣!相手は「急成長株」横浜キヤノンイーグルス。おもてなしはリーグ最大級

ラグビーレポート by 多羅 正崇
  • Line

埼玉ワイルドナイツ vs. 横浜キヤノンイーグルス

リーグ戦では約3年間負けなし(16勝1分け)。2021年日本代表スコッドはリーグ最多の11人――。

優勝候補筆頭に挙げられる昨季王者が、ついにジャパンラグビーリーグワンで初陣を迎える。

1月23日(日)、2敗の埼玉ワイルドナイツが、開幕2連勝の横浜キヤノンイーグルスを熊谷スポーツ文化公園ラグビー場(埼玉)に迎え、カンファレンスA第3節を戦う。

埼玉ワイルドナイツの「2敗」は、チーム内の新型コロナウイルス感染による不戦敗だ。管轄保健所の指導の下、1月17日に活動を再開。チームはホストゲーム試合当日の豪華な“おもてなし”も発表した。

リーグワンでは、18季続いたトップリーグと違い、各チームが試合を興行する権利「主管権」をもってホストゲームを盛り上げる。

今回の試合会場は、ラグビーワールドカップ2019日本大会の会場にもなった熊谷スポーツ文化公園ラグビー場。

ワイルドナイツは会場の広さを活かし、スタジアム外では飲食ブースなど20店舗が出店されると発表。さらに来場者全員にはチームオリジナルの「ベースボールシャツ」がプレゼントされるという。

さらには会場に元高校ラガー、TRFのDJ KOOさん、シンガー・ソングライターのhitomiさんが登場して盛り上げ、チームアンバサダーに就任したチームOB、元日本代表ウイングの福岡堅樹さんも来場。リーグ最大級の豪華イベントだ。

14時30分にキックオフされる初陣で、ワイルドナイツは待望の今季初勝利が懸かる。

注目点のひとつは「最強の盾」であるワイルドナイツのディフェンスを、攻撃力抜群のイーグルスがどう破るかだろう。

ワイルドナイツは昨季リーグ戦の失点が最少の76失点だった(イーグルスは230失点)。

そんな最強の守備力を誇るワイルドナイツに対して、今季リーグワンで最多となる1試合平均10回のクリーンブレイクをしているイーグルスが、どんなアタックを見せるのか。

ワイルドナイツの先発フロントローは全員が日本代表経験者だ。

埼玉ワイルドナイツスターティングメンバー

21年日本代表スコッドの両プロップ(クレイグ・ミラーヴァル アサエリ愛)に、19年W杯日本代表で1月21日に36歳の誕生日を迎えたレジェンド、HO堀江翔太が先発に登場。

そのほかベン・ガンター以外の8人の21年日本代表スコッド、全員がメンバー入りした。

ハードワーカーのFL長谷川崚太、献身的なNO8ジャック・コーネルセン、司令塔として成熟度が増してきたSO松田力也、日本代表ではウイングにも挑戦したCTBディラン・ライリー、そして安定感に磨きが掛かるFB野口竜司

リザーブには坂手淳史稲垣啓太福井翔大という3人のジャパンが名を連ねる豪華布陣だ。

さらに新加入のマーク・アボットは先発LOを担い、「サイクロン」の異名をとるオーストラリア代表WEBマリカ・コロインベテが11番で登場。ジャッカル名手のラクラン・ボーシェー、ワールドクラスの突進役であるヴィンス・アソはリザーブに入った。

横浜キヤノンイーグルススターティングメンバー

一方のイーグルスは、21年日本代表スコッドのHO庭井祐輔、SH荒井康植は先発するが、開幕2試合に先発していたキャプテンの田村優が欠場。

10番を担うのは永富健太郎。鞘ヶ谷ラグビースクール-修猷館-同志社大と進んだ27歳だ。出場機会を掴んだ永富が、攻撃力抜群の今季チームをどうコントロールするのか。

そして今季リーグワン最多33回のボールキャリーをしているNO8アマナキ・レレイ・マフィ。母国トンガ王国が災禍に見舞われるなか、先発でどんな勇姿を見せるのか。

クボタスピアーズ船橋・東京ベイで南アフリカ代表のHOマルコム・マークスが合流したことが話題だが、横浜キヤノンイーグルスには同じく南アフリカ代表のジェシー・クリエルが帰ってきた。

昨季8強入りに大貢献した万能センターは、前節ハットトリックの梶村祐介とのコンビだ。同じく南ア勢のエスピー ・マレー、日野から新加入の竹澤正祥が両ウイング。フルバックは職人肌のラインブレイカーFB小倉順平だ。

直近9試合はすべてホストの埼玉ワイルドナイツに軍配。しかし試合勘は2連勝中のビジターに分があるだろう。攻撃精度も高く、自信も深まっているはずだ。

埼玉ワイルドナイツが、連覇への第一歩を踏み出すのか。それとも横浜キヤノンイーグルスが、番狂わせを起こすのか。大注目の好カードだ。

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ