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シャイニングアークス東京ベイ浦安 vs. クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
ダービーマッチらしい締まった好勝負が展開された。
「どちらが勝ってもおかしくないゲームでした」(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ、FLピーター・ラピース・ラブスカフニ)
「2つの良いチーム同士のぶつかり合い。イーブンな拮抗した試合でした」(シャイニングアークス東京ベイ浦安、ロブ・ペニー監督)
しかし勝ち鬨を上げたのはオレンジの軍団、クボタスピアーズ船橋・東京ベイだった。
ジャパンラグビーリーグワン第2節、1月15日(土)の東京・秩父宮ラグビー場で、共に千葉県内に拠点を置く2チームによる「千葉ダービー」が開催された。
ホストチームは「SA浦安」とも略されるシャイニングアークス東京ベイ浦安。この日は来場者全員にチームカラー「青」の法被(はっぴ)をプレゼントし、会場内では勇壮な和太鼓でメンバー紹介等を盛り上げた。
開幕戦を1点差(24-23)で制したホストチームに対し、「S東京ベイ」とも略される船橋市拠点のビジターチームは、コロナ禍で開幕戦が中止に。大会要項により勝ち点5は与えられたが、実質的にこの試合が初陣となった。
日本航空石川高-天理大と進み、この日プレイヤー・オブ・ザ・マッチを受賞したNO8ファウルア・マキシは、感謝を胸にピッチに立っていた。
「コロナ下の状況で試合ができることに感謝しています。先週は試合ができませんでしたが、切り替えて良い準備ができました」
薄曇りの正午、お互いに好守を披露しあう「千葉ダービー」は始まった。
両軍は敵陣中央付近でPG(ペナルティゴール)のチャンスを得ると、着実に3点を積み上げる必勝体制。
先制点はスクラムから。ブルーのジャージーがファースト・スクラムでPKを奪って、前半3分に3点を先取するが、4分後にはクボタスピアーズ船橋・東京ベイが相手PKからショット成功。3-3となった。
クボタスピアーズ船橋・東京ベイの記念碑となるリーグ初トライは前半18分だった。
キック多用で敵陣勝負を狙うクボタスピアーズ船橋・東京ベイは、反則から敵陣左に侵攻すると、対応されていたラインアウトモールを右方向へ。
FLラブスカフニの飛び出しからトンガ出身のFLトゥパフィナウが、記念すべきリーグ初トライのスコアラーとなった。
両軍はライン突破を許さず、集中力の高い攻防を展開する。
ブレイクダウンでは序盤にオレンジ軍団のPRオペティ・ヘルがジャッカルを見せれば、ブルーのジャージーはオーストラリア代表15キャップのNO8リアム・ギルも、十八番のジャッカルでお返し。
シャイニングアークス東京ベイ浦安が前半36分にPG加点で4点差とし、6-10で迎えた後半はトライがなかった。お互いに着実に加点する方針を貫いたこともあったが、お互いに堅守が光っていた。
ただ自陣での規律で、クボタスピアーズ船橋・東京ベイが上回った。1点差に詰められていた後半10分から同23、38分にも連続PGを成功。1トライ1ゴールでも届かない10点差(19-9)に入ると、最後はボールキープ。ダービーマッチを19-9で制した。
シャイニングアークス東京ベイ浦安は、ラインブレイクはあったもののハンドリングエラーなどで得点機を生かしきれず。新加入選手も多いだけに、今後は連係を深めて決定力を高めたい。
後半18分、日大主将のルーキーHO藤村琉士のあわやトライの突進をLOデーヴィッド・ブルブリングが防ぐなど、好守にも阻まれた。後半29分に独走トライを止めるトライセービングタックル&ジャッカルを決めたシェーン・ゲイツ主将は試合後に語った。
「チャンスで決めきれない場面もありました。しかしチームとしては良い方向へ成長していると思うので、そこについては満足しています」
クボタスピアーズ船橋・東京ベイはラインアウトの正確性も冴えた。17本中16本成功(成功率94%)で、ボールの安定供給に成功。一方、ブルーのジャージーのラインアウトは16本中13本成功(成功率81%)だった。
7季目を迎える名将フラン・ルディケHC(ヘッドコーチ)は、待望の試合、待望のリーグ初勝利を喜んだ。
ジャパンラグビー リーグワン2022 ディビジョン1
【第2節ハイライト】シャイニングアークス東京ベイ浦安 vs. クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
「良いスタートを切ることを考えていました。我慢の試合でしたが、良いパフォーマンスをしてくれました。特に後半はエリアを回復する部分で、しっかりコントロールし、大事な局面でよく遂行してくれました」
一方のシャイニングアークス東京ベイ浦安は今季初黒星を喫した。
「2つの良いチーム同士のぶつかり合いでした。最終的にはクボタスピアーズ船橋・東京ベイさんが勝ちましたが、アークスとしても良いプレーはしており、勝つパフォーマンスはできていました。イーブンな拮抗した試合でした」(ロブ・ペニー監督)
1勝1敗となったシャイニングアークス東京ベイ浦安の次戦は1月22日(土)。舞台はふたたび秩父宮ラグビー場。相手は1勝1敗のグリーンロケッツ東葛だ。
これで2勝0敗(勝点9)となったクボタスピアーズ船橋・東京ベイ。
次週は同じく1月22日(土)、ふたたびビジターとして兵庫・神戸に乗り込む。相手は勝利に飢えた2敗のコベルコ神戸スティーラーズ。気を抜けないハイレベルな戦いが続く。
文:多羅 正崇
多羅 正崇
1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある
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