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ラグビー コラム 2022年1月13日

ワールドカップ決勝の舞台で横浜キヤノンイーグルスvs.コベルコ神戸スティーラーズの「港町ダービー」。ジャパンラグビー リーグワン第2節

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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横浜キヤノンイーグルス vs コベルコ神戸スティーラーズ

いよいよ開幕した「ジャパンラグビー リーグワン」。1月15日(土)にディビジョン1の第2節が行われ、2019年ワールドカップの決勝の舞台となった神奈川・日産スタジアムで、ホストの横浜キヤノンイーグルスコベルコ神戸スティーラーズを迎える。いわば「港町ダービー」である。

横浜キヤノンイーグルスはビジターで開幕戦を迎えた。日本代表SO(スタンドオフ)田村優キャプテンのキックも冴え、NECグリーンロケッツ東葛に、33-12で勝利。ホストゲームで連勝したいところだ。

一方、ビジターのコベルコ神戸スティーラーズは、ホストで開幕戦を迎えたが、最後にゴールを外してしまい、NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安に23-24で惜しくも敗れた。第2節は何としても勝利したい。

まず、ホストの横浜キヤノンイーグルスのメンバーを見ていこう。好スタートを切った開幕戦から先発のメンバー変更は1名にとどまった。FW(フォワード)8人は前節と同じ顔ぶれとなった。

横浜キヤノンイーグルス

PR(プロップ)は開幕戦でトライを挙げたPR岡部崇人、新卒の津嘉山廉人(流通経済大学出身)、HO(フッカー)には日本代表の副将でもある庭井祐輔の3人。LO(ロック)はサウマキ アマナキとウェールズ代表32キャップのコリー・ヒルのコンビだ。

バックローはFL(フランカー)身長196cmのコーバス・ファンダイクと機動力とジャッカル長けた嶋田直人の2人、そしてNO8(ナンバーエイト)には「フィジカルモンスター」、日本代表29キャップのアマナキ・レレイ・マフィが入った。

BK(バックス)は開幕戦に続いて日本人のみのメンバー構成となった。SH(スクラムハーフ)は前節控えだった荒井康植が先発し、キャプテンSO田村とハーフ団を組む。CTB(センター)は今季移籍してきた梶村祐介、好調を維持している南橋直哉の2人がコンビを組む。

バックスリーはWTB(ウィング)は東京五輪に出場し開幕戦もビッグゲインを魅せた松井千士、今季移籍してきた決定力のある竹澤正祥の2人、最後尾のFB(フルバック)はゲームメイクに長けた小倉順平が入った。

控えには開幕戦と同様にHO高島忍、PR五十嵐優、松岡将大、LOアニセ サムエラ、CTBヴィリアメ・タカヤワ、WTB山田聖也が入り、LOもこなすFL田中真一は今季初出場を伺い、今季加入したSH山菅一史は横浜キヤノンイーグルスで公式戦初出場を狙う。

CTB梶村が言うようにコベルコ神戸スティーラーズ戦は「大きなチャレンジ」となろう。SO田村キャプテンは「和製BKでも、力のある選手が揃っているのでもっと良いラグビー、スキルがあるラグビーをお見せできるのでは」と意気込んでいたように、FWが互角にファイトできれば、BKでトライを取りきれるはずだ。

コベルコ神戸スティーラーズ

次に開幕戦は黒星スタートとなったコベルコ神戸スティーラーズのメンバーを見ていこう。FWはメンバーを大きく動かし、先発4名の変更、ポジション変更は2人となった。

まず、FWの第2列はPR平島久照、日本代表の具智元の2人が今季初先発となった。HO有田隆平は前節に続いての先発となった。LO(ロック)は新加入のジェラード・カウリートゥイオティが初先発、JD・シカリングが開幕戦の4番から5番に下がった。

バックローは、開幕戦はNO8だったブロディ・マクカランが左FLに入り、右FLには副キャプテンの橋本皓からキャプテンの橋本大輝が先発し、開幕戦はLOだった張碩煥がNO8に入った。

BKは、SH日和佐篤は開幕戦に続いて9番をつけて、12番だった李承信が10番をつけてハーフ団を組む。CTB(センター)は開幕戦でWTBだったアタアタ・モエアキオラが、リーグワンで初トライを挙げたリチャード・バックマンとコンビを組む。

バックスリーは、WTBは山下楽平が初先発し、WTBアンダーソン フレイザー、FB山中亮平は開幕戦から引き続いてスターティングメンバーとなった。

控えのメンバーも強力だ。2年目のHO松岡賢太、日本代表経験のあるPR中島イシレリ、PR山下裕史、LO小瀧尚弘、副キャプテンのFL橋本皓、今季加入し開幕戦でトライを挙げたSH中嶋大希、日本代表経験豊富なCTBラファエレ ティモシー、さらにランに長けたWTB/FB井関信介と実力者が並ぶ。

開幕戦に敗れて、デーブ・ディロンHC(ヘッドコーチ)は「非常に残念。チームとしての一体感がなかったわけではない。次に向けてしっかり修正をしていきたい」と話していた。FWで優位に立って、しっかりと決定力のあるBKでトライを重ねたいところ。

リーグワン初のホストゲームで横浜キヤノンイーグルスが連勝となるか。それともコベルコ神戸スティーラーズがリーグワンで初白星となるか。ワールドカップの決勝が行われた日産スタジアムで歓喜の瞬間を手にするチームはどちらのチームになるのか。注目の「港町ダービー」は1月15日(土)午後2:30にキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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