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ラグビー コラム 2022年1月7日

新天地へ移った世界のトップ選手や日本代表選手。リーグワン ディビジョン1の新戦力

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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1月8日(土)、ラグビー新リーグ「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE」が開幕する。この新しいリーグのディビジョン1の12チームに新たなに加わった選手たちを紹介したい。新戦力には海外から加わった各国代表選手や、他チームから移籍した選手、大学や高校を卒業した新卒の選手たちもいる。

★リーグワン ディビジョン1 新戦力選手一覧
https://www.jsports.co.jp/rugby/league-one/new-addition

昨季の最後のトップリーグでは、現役オールブラックスのSO(スタンドオフ)ボーデン・バレットや、ワラビーズのキャプテンFL(フランカー)マイケル・フーパーなど、世界のトップレベルの選手が多く参戦していたことでも耳目を集めたが、リーグワンのディビジョン1にも11人の海外の代表経験者が加わった。

ダミアン・マッケンジー

「オールブラックス」こと、ニュージーランド代表からは、SO/FB(フルバック)ダミアン・マッケンジー(東京サントリーサンゴリアス)、LO(ロック)パトリック・トゥイプロトゥ(トヨタヴェルブリッツ)の2人が来日した。両者は早くも1月16日(日)の第2節、東京・味の素スタジアムで対戦する可能性がある。

今季はオーストラリア代表経験者が3人と最も多く、最後のトップリーグ王者となった埼玉パナソニックワイルドナイツには、決定力の高いWTB(ウィング)マリカ・コロインベテが入団した。昨季、医学部に入学し、惜しくも引退したリーグMVP・WTB福岡堅樹さんの穴を埋めることになりそうだ。

マリカ・コロインベテ

また、FBイズラエル・フォラウ(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安)、NO8(ナンバーエイト)イシ・ナイサラニ(静岡ブルーレヴズ)と、いずれもワールドカップに出場経験のある選手が加わった。

2019年ワールドカップチャンピオンの南アフリカ代表選手は、新たに2人が日本でプレーすることになった。1人はSOエルトン・ヤンチース(NTTドコモレッドハリケーンズ大阪)だが、トップリーグ時代もNTTコミュニケーションズでもプレーしていたことで知られている。

もう1人は、2019年の世界最優秀選手にも輝いた身長2mながら機動力に長けたFL(フランカー)ピーターステフ・デュトイがトヨタヴェルブリッツに加入。大きな注目を集めそうだ。

ヨーロッパから参戦する選手もいる。昨季の元スコットランド代表SH(スクラムハーフ)グレイグ・レイドロー(シャイニングアークス東京ベイ)に引き続き、FL/NO8ブレア・カーワン(リコーブラックラムズ東京)、CTB(センター)ニック・グリック(レッドハリケーンズ大阪)の2人のスコットランド代表経験者が加入した。

また、ウェールズ代表からも昨季からプレーするCTBハドレー・パークス(埼玉パナソニックワイルドナイツ)に続いて、LOコリー・ヒル(横浜キヤノンイーグルス)、ジェイク・ボール(NECグリーンロケッツ東葛)の2人が入った。ヒル以外の3人はもともと南半球の出身選手だ。

他にも代表経験こそないが、FLラクラン・ボーシェー、CTB/WTBヴィンス・アソ(ともに埼玉ワイルドナイツ)、HO(フッカー)アッシュ・ディクソン(グリーンロケッツ東葛)、SOオテレ・ブラック(シャイニングアークス東京ベイ)といったスーパーラグビーを経験したニュージーランド選手も多く加わった。

田中史朗

日本代表経験のあるLO/FLヘル ウヴェ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)や、FBウィリアム・トゥポウ(トヨタヴェルブリッツ)、PR(プロップ)山本幸輝、PR具智元、LO小瀧尚弘(コベルコ神戸スティーラーズ)、SH田中史朗、WTBレメキ ロマノ ラヴァ(グリーンロケッツ東葛)、ジェームス・ムーア(シャイニングアークス東京ベイ)なども、新たなチームで新リーグを迎えることになった。

特にワールドカップ4大会出場、40歳のLOトンプソン ルークがシャイニングアークス東京ベイで現役復帰し、2019年ワールドカップ日本代表ようにLOムーアとコンビを組んで、ラインアウトやモールで活躍する姿が見られそうだ。

大学、高校を卒業してリーグワンのディビジョン1の12チームに加わった選手は50名いる。

東京サンゴリアスのFL/NO8下川甲嗣(早稲田大学出身)、クボタスピアーズ船橋・東京ベイのSH藤原忍(天理大学出身)、静岡ブルーレヴズのFL庄司拓馬(立命館大学出身)、WTB/FB奥村翔(帝京大学出身)はすでに、昨季の4月に早々とトップリーグでデビューを果たしている。

ディアンズ・ワーナー

流通経済大学柏高校から東芝ブレイブルーパス東京入りした大型LOのディアンズ・ワーナーは、まだクラブでの公式戦出場こそないが、すでに昨秋の日本代表で初キャップを獲得した。

他にも埼玉ワイルドナイツFB山沢京平(明治大学出身)、東京サンゴリアスのFL/NO8箸本龍雅(明治大学出身)、ブレイブルーパス東京のSO松永拓朗(天理大学出身)ら、大学ラグビーを沸かせた選手たちも多く加入しており、リーグワンデビューと活躍が大いに期待されている。

現役のオールブラックスや日本代表経験者、さらには移籍組や新卒の選手たちが各チームの主力選手となり、大いに新リーグを盛り上げるはずだ。試合を見ながら、新たな「推しメン」を見つけてほしい!

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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