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ラグビー コラム 2022年1月7日

「府中ダービー」。東京サントリーサンゴリアスvs.東芝ブレイブルーパス東京が激突。リーグワン第1節

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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両チームのメンバー

トップリーグに変わる新リーグの「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE」が、いよいよ1月8日(土)に開幕する。東京・味の素スタジアムでは、ディビジョン1のカンファレンスBの試合が行われる。

昨季、最後のトップリーグ準優勝の東京サントリーサンゴリアスに、9位だった東芝ブレイブルーパス東京が挑む。初戦からともに東京・府中市に練習場を構える「府中ダービー」となり、互いに負けられない一戦となった。

昨季、東京サンゴリアスはレッドカンファレンスを無敗で駆け抜け、プレーオフトーナメントの決勝に進出したが、埼玉パナソニックワイルドナイツに敗れて6度目の優勝はならなかった。

新リーグになっても「アグレッシブアタッキングラグビー」という信条は変わらず、ジョージア代表前指揮官で、チームを率いて3年目となるニュージーランド出身のミルトン・ヘイグHC(ヘッドコーチ)は「自分たちのスタイルを貫き、初代チャンピオンになることを目指す」と言葉に力を込めた。

一方、トップリーグ最多の優勝タイの5回を誇る東芝ブレイブルーパス東京だが、ここ数シーズンはタイトル争いから外れており、昨季もリーグ戦で3勝4敗となりレッドカンファレンス5位。プレーオフトーナメントでも2回戦敗退で総合順位でも9位に終わった。

元ニュージーランド代表のLO(ロック)で、スーパーラグビーのクルセイダーズや、イングランド・バースで指揮をとったトッド・ブラックアダーHCが指揮官に就任し、3シーズン目を迎える。指揮官は「ボールが流れるように動く、エンターテイメント性に富んだラグビーを披露したい」と語気を強めた

東京サントリーサンゴリアス

それでは東京サンゴリアスのメンバーから見ていこう。FW(フォワード)の第1列はPR(プロップ)石原慎太郎、中野幹、日本代表HO(フッカー)堀越康介が務め、LO(ロック)には国際経験豊富なツイ ヘンドリック、ハリー・ホッキングスがコンビを組む。

バックローはルーキーながらチームの評価の高いFL(フランカー)下川甲嗣(早稲田大学出身)、ベテランFL小澤直輝に、そして、オーストラリア代表のNO8(ナンバーエイト)ショーン・マクマーンが入った。

BK(バックス)陣は、日本代表でも活躍するSH(スクラムハーフ)流大と、SO(スタンドオフ)田村煕がハーフ団を務める。

CTB(センター)は、日本代表でも中軸であるキャプテン中村亮土と、世界トップクラスの突破力を誇り、昨年の世界最優秀選手候補にもノミネートされたオーストラリア代表のサム・ケレビがコンビを組む。

バックスリーはWTB(ウイング)に昨秋、日本代表初キャップを獲得した2年目の中野将伍尾崎晟也、FB(フルバック)には新加入のニュージーランド代表ダミアン・マッケンジーが入り、相手にとっては脅威な布陣となった。

リザーブにも昨季の「ベスト15」で、昨秋日本代表遠征にも参加したPR垣永真之介や、日本代表SH齋藤直人、昨季の最多トライゲッターのWTBテビタ・リーが控え、ベンチからインパクトを与えてくれるはずだ。また、筑波大学出身の新人WTB仁熊秀斗もリザーブに名を連ね、開幕戦でのリーグワンデビューをうかがう。

東芝ブレイブルーパス東京

次に東芝ブレイブルーパス東京のメンバーを見ていこう。FWのフロントローは、PR藤野佑磨と新人の小鍜治悠太(天理大学出身)の若いコンビに、日本代表経験のあるHO橋本大吾という構成となった。

流通経済大学柏高校を卒業し加入したルーキーで、昨秋に日本代表初キャップも獲得したワーナー・ディアンズが東芝での公式戦デビューとなり、またコンビを組む新加入ジェイコブ・ピアスとともに2m越えの大型LOがチームのセットプレーを支える。

FLは日本代表のリーチ マイケルとニュージーランド代表で活躍したマット・トッド、NO8には共同主将の1人で日本代表の徳永祥尭が入り、経験値の高いバックローとなった。

BKには共同主将の1人、SH小川高廣、SOにはフランスでもプレー経験のあるトム・テイラーの2人が入り、ハーフ団を組む。

CTBは中尾隼太と元オールブラックスのセタ・タマニバルがコンビを組み、バックスリーはベテランWTB松延泰樹と、元7人制日本代表で昨秋の日本代表に招集されたジョネ・ナイカブラ、FBは期待の新人・松永拓朗(天理大学出身)が入りとベテランとフレッシュなメンバーのバランスが取れた構成となった。

ジャパンラグビー リーグワン開幕スペシャル

リーグワン カンファレンスB チーム紹介

控えにもSH、SOどちらでもプレーできるニュージーランド出身のジャック・ストラトン、7人制日本代表でキャプテンを務めたCTBジョニー・ファアウリ、WTB/FB桑山聖生ら能力の高い選手が揃っている。

昨季は73-5と東京サンゴリアスが大勝しているが、途中で中断した2019-20シーズンは、26-19とブレイブスーパス東京が白星を挙げている。昨季まで両者は53回対戦しており、東京サンゴリアスが27勝、ブレイブルーパス東京が25勝とほぼ互角である。

東京サンゴリアスは、アタッキングラグビーでトライを量産し、初代王者に向けて幸先の良いスタートを切りたいところだ。東芝ブレイブルーパス東京としても、チームの持ち味である激しいディフェンスとセットプレーで優位に立ち、開幕戦で昨季のファイナリストに勝利して勢いに乗りたい。

日本代表やニュージーランド代表、若手など注目選手が多く出場する、「府中ダービー」となった開幕戦は1月8日(日)15:30に東京都・味の素スタジアムでキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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