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ラグビー コラム 2021年12月25日

明治大学、「もう一度、早稲田にリベンジするチャンスが来た」。ラグビー全国大学選手権

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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スクラムの要を担う田森

ラグビー全国大学選手権、3年ぶりの優勝を狙う明治大学は4回戦で天理大学を破り、準々決勝へ進出。「もう一度、早稲田にリベンジするチャンスが来た」(HO/フッカー田森海音・政経4=長崎北陽台)。リベンジ街道の第2戦で迎える相手は、永遠のライバル・早稲田大学だ。

今季は夏の練習試合で34-38、関東大学対抗戦で7-17と早大には続けて負けている。特に対抗戦ではボールポゼッションが70%を超えている中でトライを取り切れず、アタックの単調さを痛感させられた試合となった。

天理大戦からのメンバー変更は、前回ケガでリザーブとなった左WTB(ウイング)石田吉平(文3=常翔学園)が先発復帰。リザーブには明早戦で後半ビッグゲインを見せたCTB(センター)児玉樹(政経4=秋田工)が入った。

さらに20番にはFL(フランカー)福田大晟(商1=中部大春日丘)が復帰。「春から実績を残してきた選手で、このタイミングでプレーできることはチームにとってプラス」(神鳥裕之監督)。

福田大は今季1年生ながら春シーズンからスタメンで活躍していたが、対抗戦開幕直前の練習試合でのケガにより戦線離脱してしまう。「前に倒すタックルでチームにいい流れを出したい」(福田大)。福田大の復帰で後半の守備力に死角はなくなった。重要な一戦を前に明大の駒が全てそろったと言える。

キックで期待される雲山

リベンジを狙う明大はキックとセットプレーで流れをモノにしたい。対抗戦では、早大の15人がそろったディフェンスを前に崩せなかった。FB(フルバック)雲山弘貴(政経4=報徳学園)、左CTB廣瀬雄也(商2=東福岡)のキックでバックスリーを下げさせることで、数的優位を生み出したいところだ。

また、試合を左右するであろうPG(ペナルティゴール)も廣瀬に委ねられる。「過去最高のプレーをして、もう1回、12番は廣瀬だなと思わせたい」(廣瀬)。

「セットプレーは前回も圧倒できたので、そこでいかに持ち味を出せるかが大事だと思っている」(右FL福田陸人・法4=国学院栃木)。前回はスクラムで明大が圧倒していただけに今回も譲れない。さらにセットプレーでは、ゴール前でのラインアウトの精度を高めて、モールやBK(バックス)のサインプレーから取り切れるかどうかがカギとなる。

対する早大は、対抗戦から3週間ぶりの公式戦。17日には大田尾竜彦監督の古巣である、静岡ブルーレヴズと実戦形式の練習をして準備してきた。早大のメンバーもキックやセットプレーを意識したメンバーとなっている。

前回の明早戦でトライを挙げた左WTB小泉怜史は左利きのキッカーで早稲田実業高時代はFBとして活躍していただけに、キックの蹴り合いで顔を出すことも多く予想される。また、スクラムでは左PR(プロップ)小沼宏太が初の明早戦スタメン入り、小林賢太が3年次まで務めた右PRに戻る布陣へと変更した。

しかし、相手が変わっても明大の目指すスクラムは変わらない。「自分たちにフォーカスして、自分たちのやってきたスクラムを組みたい」(右PR大賀宗志・営3=報徳学園)。相手に左右されず、自分たちのプレーにこだわり続けて勝利をつかめるか。

迎える今試合のテーマは『トラスト』。「自分たちがやってきたことと仲間を信じて戦うという意味」(SH/スクラムハーフ飯沼蓮主将・営4=日川)。勝った方のみが年を越せる大一番。天理大に続く2つ目のリベンジを果たし、明大が3年ぶりの日本一に大きく近づく。

文/写真:田中佑太(明大スポーツ新聞部)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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