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ラグビー コラム 2021年12月21日

【ハイライト動画あり】同志社大学、大東文化大学との激戦を制しベスト8進出。ラグビー全国大学選手権

ラグビーレポート by 同志社スポーツアトム編集局
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ベスト8進出を決めた同志社大学

12月18日、東大阪市花園ラグビー場で、ラグビー全国大学選手権の4回戦、同志社大学vs.大東文化大学が行われた。同志社は前半に20点をリードする展開を作るも、後半に大東大が意地を見せ接戦に。最終スコア31−29で退け、ベスト8入りを決めた。26日(日)に秩父宮の舞台で、関東大学対抗戦王者の帝京大学と「年越し」(準決勝進出)をかけて戦う。

チームの精神的支柱である共同主将のSH(スクラムハーフ)田村魁世が欠場する中、5000人を超えるファンが見守る花園でゲームは始まる。開始早々、WTB(ウィング)山口楓が観客を沸かせるステップワークでチャンスを演出。

7分にモールから先制のトライを奪うと、12分にもSO(スタンドオフ)嘉納一千がギャップを突き、ラインブレイク。WTB大森広太郎へとボールが渡り、インゴールへ飛び込んだ(10-0)。その後も同志社はキックを使わずボールを保持し、WTB山口楓のキックカウンターなどで試合を優位に進める。

再三のゲインで会場を沸かせたWTB山口楓

22分までに4トライを奪い20-0と大きくリードを広げた。しかし、その後に2本のトライを許して前半は20-12と同志社リードで折り返す。後半は両者譲らぬ試合となった。

後半の序盤、勢いに乗る大東大の流れに飲み込まれる。ゴール前で再三のピンチを防ぐも、8分に相手の得意とするモールからトライを許し、3点差に迫られた。引き離したい同志社は17分、ラインアウトからBK(バックス)で大きくゲインすると、相手の反則を誘い、PG(ペナルティゴール)で6点差とする。

両者一歩も譲らないブレイクダウンでの激しい攻防戦。どちらに流れが転ぶかわからない時間が続く。大東大のトライで一時逆転を許したが、「まだ時間もあったし、まだ全然取り返せる」と、再び意地を見せる。

同志社は37分、スクラムからフェーズを継続。最後は大きく左へ展開し、WTB大森広太郎がトライを挙げて31-24の7点差とする。試合時間は残りわずか、勝負は決まったかに思えた。

ラグビー 全国大学選手権 4回戦

【ハイライト】大東文化大学 vs. 同志社大学

逃げ切りたい同志社だが、激しいプレッシャーをかけられ大東大ボールとなり、会場に緊張感が漂う。試合終了のホーンが鳴った後のラストプレー。5mライン際でのラインアウトからドライビングモールでトライを許し、31-29とされた。

トライ後のコンバージョンが決まれば同点となり、規定により同志社は次戦へは進めない。相手キッカーが放ったボールは右にそれ、同志社は2点差で逃げ切った。

総力を尽くした死闘。試合後の両チームには、健闘を讃える惜しみない拍手が贈られた。試合後、「常に全力を出し切るという、今、同志社が目指しているラグビー、同志社が掲げているプレーがしっかりと出し切れている」と伊藤紀晶HC(ヘッドコーチ)は振り返った。WTB大森のキックチャージや、試合を通して整備されたディフェンスの部分で、常に全員が力を出し切ったゲームだった。

次戦の相手は関東大学対抗戦の王者、帝京大だ。日本一へは必ず倒さないといけない相手となる。伝統の紺グレのジャージを背負った戦士たちが、大きな壁を超える日は近い。

文:野村大智/写真:松村学(同志社スポーツアトム編集局)

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局は1978年に創刊された同志社大学唯一の体育会機関紙です。年6回の本紙の発行を軸に、号外の発行やHPの管理などをすべて学生の手で行っています。
公式サイト Twitter→@atom_doshisha

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