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ラグビー コラム 2021年12月14日

ピーター・ラブスカフニ、ファウルア・マキシがクボタスピアーズ船橋・東京ベイに合流。新リーグへの意気込みを語る

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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マキシ(左)とラピース

12月13日(月)、今秋のラグビー日本代表欧州遠征に参加したクボタスピアーズ船橋・東京ベイのFL(フランカー)「ラピース」こと、ピーター・ラブスカフニと、NO8(ナンバーエイト)ファウルア・マキシの2人が、隔離期間が明けてチームに合流。

千葉県・クボタ船橋グラウンドでリーグワンの開幕戦(1月7日、国立競技場)に向けてチーム練習に参加した。2時間あまりの練習後、クラブハウスで会見に応じた2人は、日本代表での経験やリーグワンに対する思いを語った。

この秋、日本代表のキャプテンに就任したラピースは「この環境に戻ってこられて、クラブハウスでみんなに会うことができたので、非常にワクワクした気持ちです。チームメイトや友人に再会できて非常に嬉しく思っています。今はそこに感謝してチームに貢献したいというマインドセットです」。

ピーター・ラブスカフニ

「すべてはチームのためなので、そのためにできることをやりますし、自分自身もその中から学び、成長したいと思います。ここは本当に素晴らしい環境なので、この一員であることを嬉しく思います。本当にまたクボタで過ごす時間を楽しみにしています」と久しぶりのチーム合流に笑顔を見せた。

ラピースは欧州遠征後、直接日本には戻らず、家族を迎えにいくため、南アフリカに一度立ち寄ったという。新型コロナウィルスのオミクロン株の影響で日本に入ってこられない外国人選手もいる中で、「家族も日本に戻ってきたいと願っていたので、タイミングが間に合って良かった」と安堵し、隔離期間中も休養やコンディションを整える期間と前向きに捉え、身体を動かしていたという。

開幕まで1ヶ月を切った新リーグ「リーグワン」については、ラピースは「新たな挑戦になると思います。どのチームもレベルが上がっていくでしょう。非常に競争が激しくなると思います。リーグワンは私たちが成長し、より良くなるチャンスを与えてくれるでしょう。たくさんの外国人選手もいますが、同じくらいたくさんの日本の才能ある選手が、またたくさん現れてくると思います。この新しいリーグがこれからどうなっていくのか楽しみです」と期待を寄せた。

最後のトップリーグでは初めてベスト4に入ったスピアーズだが、ラピースは「毎週チャレンジです。自分たちの強みを生かしたいが、このリーグでは楽な1週間、簡単な試合なんて1つもないと思います」と気を引き締めた。

ファウルア・マキシ

一方、ポルトガル代表戦ではベンチ入りしたものの、出場機会のなかったマキシは「たくさん学び、いい経験になった」と振り返った。そして「同じポジションのリーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)といったベテランの練習の取り組み姿勢がすごい。あのくらいやらないと、そこまでのレベルにならないことがわかった」と感じ、遠征中はリーチと一緒にタックルやジャッカルの練習をしたといい「チームに戻ってもやり続けよう」と誓った。

久しぶりに合流したチームの様子を見て、マキシは「練習試合も観たが、FW(フォワード)がすごく強いと感じた。ゴール前に来たら絶対トライが取れるイメージだった。本当に(今季のスピアーズのスローガンである)『ネクストレベル』になっている」と驚いたという。

マキシは昨シーズン、4試合の出場にとどまり「アピールする機会がなく、悔しかった。しっかり毎日練習をベストの姿勢で取り組んで、試合でもしっかりパフォーマンスしないとチャンスはない」と意気込んだ。

また、「リーグワン」では、どのチームも地域名をつけて地域やファンのつながりがさらに強くなることもあり、ラピースは「地域やファンにはいつも大きなサポートを受けている。私たちが貢献できることはなんでもやっていきたい」と話、マキシは「ヨーロッパのようにスタジアムにファンがいっぱい来て、試合を楽しんでほしい」と語気を強めた。

クボタスピアーズ船橋・東京ベイは12月18日(土)に2018年度のトップリーグ王者、コベルコ神戸スティーラーズと、24日(金)に昨季準優勝の東京サントリーサンゴリアスとプレシーズンマッチを行い、1月7日(金)に東京・国立競技場で昨季王者の埼玉パナソニックワイルドナイツと開幕戦を迎える。

ラピースが「日本代表の経験で学んだことをリーグワンでチームに活かしたい」と言えば、マキシは「まずはしっかり試合に出て、良いパフォーマンスして(日本代表に)アピールしたい」と腕を撫した今秋、日本代表でさらに成長を遂げた2人のバックローが、リーグワン初代王者を目指すスピアーズの大きな力となる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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