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ラグビー コラム 2021年12月6日

【ハイライト動画あり】帝京大学、3年ぶりの対抗戦優勝。目指すは4年ぶりの大学王座奪回。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 帝京スポーツ新聞部
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正確なゴールキックをみせた高本(幹)

12月4日、秩父宮ラグビー場で慶應義塾大学に64-14で快勝し、帝京大学は3年ぶりのラグビー関東大学対抗戦優勝となった。計9トライを挙げ、相手と3トライ差以上で得られるボーナス点を獲得して勝ち点32。対抗戦は残り1試合を残していたが、全勝したことにより優勝が確定した。

前半開始直後から試合は動いた。前半1分、パスをもらったFB(フルバック)二村莞司(3年=京都成章)が30mを走りきって先制トライ。SO(スタンドオフ)高本幹也(3年=大阪桐蔭)もゴールキックを決めて良いスタートを切った。

しかし、その4分後、慶應大が敵陣ゴールラインアウトからモールを押し込み、そのままトライ。ゴールも成功し、試合は振り出しに戻った。そして前半17分、慶應大は、帝京大陣ゴール近くのラインアウトからモールを押し込むと、一気に抜け出しトライ。追加点を許す。

このままではいられない帝京大は前半23分、敵陣ラインアウトから左右に連続攻撃を仕掛け、パスを受けたPR(プロップ)奥野翔太(4年=常翔学園)が抜け出してトライ。さらに前半36分、帝京大は敵陣深くのラインアウトからタテをついて連続攻撃。抜け出したCTB(センター)志和池豊馬(4年=日向)が回り込んで中央へトライを決め、一気に逆転した。

21-14と接戦だが、帝京大が優勢のまま前半を折り返した。後半4分、帝京大は相手ペナルティからショットを選択し、高本(幹)がPG(ペナルティーゴール)成功。後半11分、16分、18分にLO(ロック)江里口真弘(3年=大分東明)、副将CTB押川敦治(4年=京都成章)、NO8(ナンバーエイト)奥井章仁(2年=大阪桐蔭)が3連続トライを決め、攻撃の手を休めることはない。

後半20分にはCTB高本とむ(2年=東福岡)が抜け出すとそのままひとりで走り切りトライ。その後も27分と35分に高本(幹)とPR津村大志(2年=御所実業)がトライを決めてさらに点差を広げる。

ラグビー 関東大学対抗戦2021

【ハイライト】帝京大学 vs. 慶應義塾大学

後半41分、ラストワンプレーで慶應大は敵陣ゴール前ラインアウトからモールで左展開し、トライしたように見えたが、レフェリーはタッチに出ていたという判定。ここでノーサイド。64-14で勝利、これで7戦全勝となり、対抗戦優勝が決まった。POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)は前半にトライを決めたPR奧野が選出された。

POMに選ばれた奧野

昨季は3点差で敗れた相手に雪辱を果たした帝京大。ゲームキャプテンで副将のFL(フランカー)上山黎哉(4年=大阪桐蔭)は「すべてのプレーでやりきることを意識した」と胸を張って答えた。故障のため出場メンバーから外れ、グラウンドの外から見守っていた主将のPR細木康太郎(4年=桐蔭学園)も笑顔で「一言でうれしい。ただ、僕たちの目標は大学選手権優勝。ここで全勝優勝したことが、いいモチベーションになる」と喜んだ。

細木と同じポジションで代役を任された奥野は試合前に細木から「頑張れよ」と言われたという。「その一言にいろいろな意味がこもっていて、頑張ってやり切ることができたんだと思います」と試合前の胸の内を語った。

選手権を9連覇を経験した世代が全て卒業して迎えた初めてのシーズン。完全復活へののろしを上げた帝京大が、4年ぶりの大学日本一へ突き進む。

文/写真:亀ヶ谷沙希(帝京スポーツ新聞部)

代替画像

帝京スポーツ新聞部

1996年創刊。帝京大学体育局所属の公認クラブにして唯一の学生新聞。ラグビー部をはじめ、柔道部、空手部、野球部など帝京大体育局の情報を年4回の発行で熱く伝える。現在部員13名で活動。 Twitter @teikyo_sports

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